まめ鉄を販売していると、熱で壊れやすいフェリチン鉄を多く含む食品素材について、質問を受けることがあります。

まぁ、フェリチン鉄の含有量は、カリフォルニア大学でしか定量分析できないので、予想でしかないのですが、一般食品素材では、唯一、きな粉が含まれていると思います。

理由は、焙煎処理だけなので、加水分解していないため。

きな粉は、大豆を焙煎(ばいせん)して砕(くだ)いたものです。

焙煎の加減(かげん)によって黄色から褐色(かっしょく)のものがあり、
青大豆からは青きな粉、うぐいすきな粉がつくられます。

きな粉は大豆を回転式焙煎機(かいてんしきばいせんき)で220℃前後で
約30秒間、焙煎した後に砕いて、ふるいにかけてつくります。

香ばしく色がきれいなため、和菓子の材料にもよく利用されます。

フェリチン鉄は、加水分解する成分であり、熱や酸と水分の両方がある環境において、加水分解を起こします。

豆腐や豆乳では、僅かにフェリチン鉄が残っていることが報告されていますが、かなり加水分解してしまっています。
納豆も、同じだろうし、更に微生物発酵しているからアポフェリチンを分解している可能性もある。

基本、大豆は、生のまま食べるものではないですしね・・・。

非加熱の大豆食材や非ボイルの大豆食材って、ほとんどないんですよね・・・。

一方、きな粉って、フェリチン鉄だけでなく遊離鉄も含まれているため、まめ鉄商品の基材には、大豆のアレルゲンリスクも高まるから、できれは、基材はアレルゲンのない食物繊維の方が好ましいと思う。
水溶けも悪くなるし・・・。
というか、溶けない!

過去、不溶性の食物繊維をベースとした顆粒商品で、水溶けの悪さがクレームになり、苦労した経験があるからかなぁ・・・。

また、まめ鉄の場合、有機きな粉なら良いけど、国産大豆は、収穫前除草剤(グリホサート)の使用が認められたりして問題視する人達もいるから、なるべく、農薬は遠ざけたい。
中国に限らず、日本って、意外に農薬大国ですから・・・。
まぁ、残留農薬試験をマメに実施している原料なら良いですが。

あと、どうしても、業界人は、過去に起こった白いんげん豆事件を連想してしまうだろう。

ちなみに、顆粒の商品って、飽きられやすい傾向も示されている。特に通販で。
長く売り続けるのが難しい商材。
きちんと、対策できる会社じゃないと、勝ち残れないだろう。

実際、今、そういった対策にも携わっているが、実は、消費者は年齢の変化によっても嗜好性が変化するから、消費者の年齢の変化と共にアプローチも変えていく必要がある。

特に、子供向け商品は、必ず終わりがあるものが多いから、結構、ビジネスのLTVを高めることが難しい。
模倣品も、すぐに出るし。

ぶっちゃけ、まめ鉄に関しては、弊社OEMと原料供給の商品を比較すると、明らかに売れ方に違いが表れ始めた。

弊社のOEM商品に比べて、明らかにリピート発注スパンが長く、すでに終売する商品も現れ始めた。
終売する商品は、インチキ商品が多い。
申請書/承諾書で原料管理を徹底すると、そういったマーケティング情報も得られる。
まぁ、そういった情報から市場動向や販売セオリーを分析している会社は、弊社くらいだろうが。

今後、まめ鉄に関しては、どんな商品設計が勝ち残っていくのか?をしっかりウォッチしていきたい。