弊社は、まめ鉄を始めとした弊社原料のクリエイティブ管理を行っている。あまりにも酷い販売者に対しては、供給を止める措置を行うこともある。
厳しいと言えば、厳しい。

その理由は、

原料市場を荒廃させないため

です。
原料売上のLTVを最大化するには、不可欠な対策だと考えています。

まめ鉄に関して、最も厳しく管理しているのは、優良誤認を意図的にさせるクリエイティブです。



結局、優良誤認クリエイティブだけで顧客を騙す販売者が勝ってしまうと、真面目に商品開発して顧客を騙さない販売者がバカを見てしまう。

最悪、悪質な優良誤認クリエイティブで展開する販売者が成長すれば、今まで真面目に販売していた販売者が潰されます。最終的に、ゴミ商品だけが市場に残ります。

こういった形で、原料市場は死んでしまう。

弊社原料の市場において、そういった構図は望まない。
すべての原料メーカーが同意することであろう。

また、原料メーカーは、しっかり対策して、真面目な顧客(販売者)を守っていく必要があると思う。それは、間接的に、消費者を守っていくことにもなる。

そして、こういった悪質な販売者を野放しにし続けると、必ず市場は荒廃する。
必ず、悪質な優良誤認クリエイティブを真似る販売者が出てくるから。

同時に、悪質な優良誤認クリエイティブで騙される消費者もドンドン増えてしまう。

実際問題、悪質な優良誤認クリエイティブが野放しになるケースは、工場の間に更に商社や問屋などが入り、原料メーカーと販売者の関係性が乏しいケースで起こりやすい。
意図的に、その構図を作られるケースもある。

原料メーカーも、顧客を選ぶ時代 になってきている。もちろん、直接的に選ぶわけではない。特に、添加物素材と異なり、オンリーワンの独自性が強い素材程、顧客を選ぶ必要がある。



原料を使用できる、もしくは商標や特許を利用できる条件などを設けておくことも重要になってくる。

実際問題、以下の2原料は、多くの商品に配合される一方で、ほとんどが有効量以下の微量配合で利用されてしまっている。

バイオペリン
ナノ型乳酸菌


バイオペリンは、0.0001mg配合しても、広告クリエイティブで特許を謳う販売者は少なくない。
ナノ型乳酸菌は、極少量で量のクリエイティブが容易に謳えるので、100億個くらいで使用されることが多い。そもそも、乳酸菌素材は、全ての種で有効性を示す個数が異なり、それを消費者に理解させる難しさも存在する。
結果、両素材は、優良誤認のクリエイティブに利用されることが多くなってしまう。

どちらも、制約なく、自由に利用できる原料。

最悪なのは、数のクリエイティブ用のミックス原料に配合されることである。
その存在も知っていたので、弊社は、まめ鉄を最低配合量を設けて申請書/承諾書の提出を必須とした背景もある。

まぁ、こういった優良誤認を意図的に演出するOEM会社も存在するので、そういったOEM会社はブラックリストに入れてマークしておく必要がある。



結局、優良誤認クリエイティブだけで販売される商品って、短命であり、長続きしない。
市場だけ荒らして消える存在であり、非常に迷惑な存在でもあります。

極論、時には、消費者庁に通報するなど、優良誤認クリエイティブを潰すことも必要だと思う。
実際に潰した経験もある。

最後に、質問です。

こういった悪質販売者対策された原料は、使いやすいだろうか? それとも使いにくだろうか?

この答えは、弊社の今後の成長度として、示されるんだろう。
成長し続ければ、使いやすいとことだろうし、成長が止まって落ちていくようであれば使いにくいということだろう。
また、民意というか、消費者の意や監視側(消費者庁)の意も反映されるだろう。


P.S.
大手原料メーカーの原料の中には、中小企業には供給しないという営業方針で使用条件が設定されていることがある。
実は、それも間違い。

販売者の大手企業って、流通実績や市場性を吟味してからしか原料採用しないので、市場に中小企業の商品がある程度存在してないと、検討もされない。
まぁ、特に新規原料で展開する場合、中小企業で市場を温めておく必要があるんだと思う。

反対に、いきなり複数の大手企業が採用すると、中小企業が採用しようとしないケースもある。
そこんとこ、難しい。