今週、ようやく第1回全日本空手道体重別選手権大会の決勝の動画を見ることができた。
特に、以下の動画の7時間50分から始まる-75kg決勝の西村vs片岡のカードを見たかった。



決勝の勝者は、青梅の星☆片岡大樹くん。
やっぱり、彼が小学生高学年の頃から審判しながら試合を見ていたので、浪速高校→帝京大学と進学し、改めて、強くなったなぁ思う。

まずは、試合に対する感想。
3-0になった時点で、西村選手の上段逆突きがカウンター気味に当たって、西村選手の反則負け。
数字だけ見ると、片岡選手が楽勝だったかのように見えるが、かなり競っています。
お互いにC1C2もめいいっぱいだし、緊迫した接戦が続いていました。
そういった中で、西村選手の突きが当たってしまったのは、仕方がない・・・。
ええ試合だったと思います。

次に、タイトルの新ルールの影響。
離れ際の攻防は、新ルールで影響が大きく変わった。
ゼロ間合いで攻防が無くなった。
ゼロ間合いになったら、すぐに「わかれて」が入る。「つづけて」が入るまで攻撃できない（攻撃したらC2取られる）から離れ際も攻撃できない。

離れ際に攻撃できないから、離れ際の攻防もなくなった。
離れ際にポイント力が高かった選手は、かなり影響が出ているだろう。

西村vs片岡の試合でも、ゼロ間合いからの攻撃しようとしている時に「わかれて」が入ったかのような場面が見られた。

大人はゼロ間合いになっても試合をある程度続けさせるが、小学生などは、ゼロ間合いになったら、安全面を配慮してすぐに「やめ」がかかった。
でも、「わかれて」「づづけて」だと、「やめ」の中断より短くて済むから、試合進行もスムーズになるだろう。
でも、選手は、試合中段による休憩が減るので、今まで以上にスタミナが求められるようになったと思う。実際、審判講習会で試合していた大学生は、後半、バテている選手が目についた。
JKFanの2022年 5月号の特集で伝えたい内容だったのかな？


【特集】空手競技に活きる走り方
400mを55秒で走ると世界が見えてくる!

今の競技空手は、間合いに入れない技術が発展しているので、間合いの出入りが多くなる。
かなり体力を使うようになってきているんだろう。
特に、プレミアリーグのような体格差のない体重別の試合の場合。

何れにても、ルール変更の影響って、大きいなぁ。
私の大学時代とは、全くルールが違う。そもそも、接触に対する判定が全く異なります。当たってポイント判定になっても、浅い（特に中段）という判定があったくらいです・・・。
中段カウンターで肋骨が折れるケースもありましたからね・・・。
この動画でも、背刀、当たってるやん・・・。
タグ ：
空手
競技空手
組手
第1回全日本空手道体重別選手権大会
片岡大樹
青梅