今回は、短いけど、非常に本質的で、重要な話。

OEM会社って、会社の規模によって、顧客層が全く異なります。



近年、各規模のOEM会社さんの状況を見ていると、特に中小企業のOEM会社さんで、かなり勝ち負けが出ています。
断言します。

中小企業さんの大口案件が大手や中堅どころの受託加工会社さんに取られてしまうというケースも多く見られます。

そもそも、以下の記事で紹介している通り、顧客ターゲット層が異なるのですが、育ったところを取られるという、一番痛いケースが起こっているようです。


まぁ、企画会社さんが価格で案件を奪われたというケースもよく耳にします。
工場を持っていないと、コストでは、太刀打ちできないですからね・・・。

こういったケースを防ぐためには、中小企業OEM会社も、何らかの防衛策を講じていく必要があります。基本、投資が必要。

投資には、有形と無形のものがありますが、ざっと以下のようなものがあると思われます。

自社原料
・研究開発費
・SR
・特許・商標
・ロゴ(ロゴ利用可能認証制度を含む)

いろいろな方法があると思いますが、何と言っても、自社原料に投資するのがオススメです。
まぁ、大変ですし、原料選びも簡単じゃない。加えて、実は、大手受託加工会社さんの一部は、隠れ自社原料を持っていたりする。
その自社原料は、独自性が強ければ強いほど、ベターです。独自性が強いほど、価格競争にもなりにくく、他社に切り替えられにくくなる。

こういった対策が有効であることは、アメリカ市場や弊社のOEM事業が伸び続けている状況を見れば、一目瞭然です。
米国では、原料のプライオリティーを原料メーカーから買っている企画会社さんも存在する。ほぼ、原料に対する投資会社。
そもそも、業界トップのアピさんなんて、ローヤルゼリーなどの蜂原料を持っていて、その周辺のOEMが強いことは、一目瞭然です。また、東洋新薬さんも然り。

先述の独自性が強いだけでなく、弊社の一部原料のように登録申請が必要な原料を用いれば、案件が奪われにくくなります。

一方、自社原料を持っていても、安心はして入れない。コピー原料を作られて、案件を奪われたというケースも耳にします。
対策として、必ず特許戦略も同時に行っていく必要があります。加えて、市場におけるプレイヤーを厳選して制限したり、製造条件の徹底管理するなど。
まぁ、このレベルまで行える会社が少ないのが実際。

これができない中小企業OEM事業は、ビジネスがドンドン先細りするだけだし、最悪、淘汰されてしまう。
まぁ、今、日本企業に求められている賃金アップなんて、絶対に無理だと思う。特に、コスト勝負が強い西日本では。

何れにしても、今後、日本のOEM業界では、中小企業を中心に淘汰が進むだろう。
弊社は、そういった厳しい時代で生き残り、かつ給与水準の高い企業を維持し続けたい。
努力あるのみ。


P.S.
今期は、増収減益と話を度々行っていますが、今期も残すところ11・12・1・2月ですが、すでに前年売上を約80%達成しており、かつこの後、まめ鉄OEM商品納品ラッシュが続くので、前年比+10~15%の売上に落ち着くと予測している。
今期も、決算賞与だな・・・。