どういった市場どういった業態でも、価格だけで勝負する会社が複数存在する場合、その市場は、崩壊してしまいます。

健康食品サプリメント業界の販売でも製造でも同様であり、そういった価格だけで勝負されている素材が複数存在します。

主に、食品添加物系の素材です。
原産国表示が不要のため、中国製造原料が数多く流通し、価格だけの市場になりやすいです。

営業マンも、大変だろう・・・

弊社の原料事業は、そういった市場で争うことはないので関係ないのですが・・・
OEM事業では、どうしても間接的に関連してきます。

ここ最近、市場が崩壊し始めたなぁと感じるのは、アスタキサンチン市場。
アホみたいに安い商品がモール系中心に表れてきた。



これだけ安いと、原料価格もかなり安くならないと、赤字になってしまう。
おそらく、今までの価格の半分近くの原料価格で流通するようになってきているんだと思う。

こういった価格破壊ができる商品は、基本、ライフサイクルが成熟期の素材である必要がある。

迷惑なのは、今まで販売していた会社。
せっかく手間と時間をかけて市場育成したのに、全部かっさらわれてしまう。

誰が儲かるんだろうか?
最悪、市場が崩壊して儲からない市場を生み出すだけ。

まぁ、会社は成長しても、どんなに苦労しても営業マンの給与も上がらんだろうから、営業マンが可哀そう。私が嫌いな売上主義の経営。

この健康食品サプリメント市場の怖いところ。

結局、中国系企業のみ残るのです。

米国でも、過去、コエンザイムQ10やナットウキナーゼで、同様な価格破壊が起こっている。
協和発酵は、市場から撤退し、中国メーカーのみ残った。
VKも、同じような状況。

だから、私は、こういった市場崩壊を起さず、LTVを最大化できそうな原料にしか投資しない。

なお、基本、こういった価格破壊などは、特許戦略等で防衛するのですが、特許が切れた途端、一気に市場が崩れる。
今後、末端商品で価格が崩れると予測されるのは、グリシンの機能性表示食品(睡眠系)です。

特許第4913410号は2024年12月24日に消滅しているからである。
すでに、味の素さん以外の商品で、弊社が代理店を務める提携原料メーカー(顧問先)が機能性表示食品として受理させている。



弊社でも提案し行きたいと思う一方、厳しい市場だなぁと痛感する。

なお、このグリシンの機能性表示食品に関しては、おそらく、SRが付加価値戦略を担うので、末端市場は崩れても、原料市場はすぐに崩れないだろう。
こっそり最初にやったもん勝ち。

何れにしても、付加価値戦略なく、価格だけの戦略は、薄利多売にしかならないので、自分の首を絞めることもある。

また、どんなに頑張っても20年で特許が切れるので、市場が成熟してくると、どうしても価格競争が激化する。

そういった局面、先日(夏季休業中)の記事のように、品質に特化し過ぎ、コスト競争を忘れてしまうと、あっという間に売上が落ちてしまう。



新しいもの生み出し続けて、常に市場をけん引し続けるって、とても大変なことだ。

弊社も、どのように成長し続いていくべきか? 悩ましい・・・。
大変な市場になってきたなぁと思います。