本日、某化粧品工場の倒産の連絡が入った。寝耳に水だった。
常に忙しく、ラインも埋まっていて、景気も悪そうに見えなかった工場だったので。

一方、内情を聞いていると、以下のような問題点が倒産の原因となっていた。

1.売上主義で粗利評価がなされない経営
  →低粗利の案件だけが製造ラインの大部分を占める
2.いい加減な原価管理・財務管理
  (粗利は黒字でも営業利益は赤字)
3.付加価値戦略なく価格だけの営業戦略
4.中国系顧客への無理な対応

ずさんな経営が原因であり、全て経営側の責任です。

これらは、泥船企業の条件として、本ブログでも指摘した条件に当てはまる。



化粧品製造業界も、健康食品サプリメント製造業界と同様、忙しい会社は忙しく、人手不足が大変な状態です。
先述の通り、この工場も、製造ラインは、ほぼ埋まっていたそうです。

そんな状態で倒産してしまうのは、繰り返しますが、経営が悪いとしか言えない。

業界が急成長していて、それが成熟し始めたら、淘汰が始まる。自然の摂理。化粧品業界は、健康食品サプリメント業界より一足早く成熟したので、淘汰も一足早いようである。

また、赤字になっていても、値上げもさせてもらえず、営業利益が赤字の案件ばかり請け負っていたようだが、そこは、しっかり値上げしなければならないし、最悪、切り捨てる必要もある。



その経営的な決断ができなければならない。決断できずに、儲からない案件ばかり請け負っている会社が存在する。

こういった企業が淘汰されていくんだと痛感した。我々も、他人ごとではない。

常に付加価値戦略で勝負し続け、チャレンジして攻め続けなければいけないのだろう。

なお、化粧品は、健康食品サプリメントと異なり、簡単に工場を変えることができない。もっと地獄なのは、この倒産した企業を使っていた会社である。

ドラック・コンビニなどに卸していて、ペナルティーを食らって連鎖倒産する会社も出てくるだろう。定期コースへの供給が止まって定期離脱を大量に出して大打撃を受けてしまう通販会社も出てくるだろう。

今、BGも供給制限されているので、工場スイッチでも新規供給が行いにくく、まさに泣きっ面に蜂である。

下請け・孫請けにもしっかり設けてもらわないと、何れ、自分達に返ってくる。

自社だけが儲かるモデルでは、ダメなのです。パートナー企業でもある下請け・孫請け企業とフェアなビジネスを行う必要があるのです。

世の中、下請けの値上げは決して認めないのに、最高益を出しているドラックストアーは複数存在する。
そういった大企業は、下請け法も関係なく、下請けいじめを行い続けている。

淘汰されたくなかったら、勇気を絞って、こういった会社を切らなければならない。

まぁ、弊社は、価格だけのドラックなどの量販店などと付き合わない理由でもある。原料販売でも、絶対に特価を出さないし、OEMだと辞退する。

それは、淘汰されないため、社員達が幸せになるための選択でしかない。
経営者の責任は重い。