先々週、食品開発展2023があり、例年だと、その翌週に問い合わせが増える。なので、この時期は、リスティング広告の予算も増やすようにしている。

一方、今年は、その反応が薄かった。

かつ、問い合わせ内容も、展示会の内容が反映されておらず、展示会とは縁遠い人達からの問い合わせでした。

展示会によって、新規案件が創出されるケースが減ったのだと思う。
かつ、その新規案件は、既存の販売者さん向けの案件であり、新規顧客の新規案件は、ほとんど創出につながっていないことを意味しているのだろう。

まぁ、多くの大手OEM会社さんは、理解した上で出展されているのだが。
今回、それがより顕著に表れたように思えます。

新規顧客創出って、昨今、以下ののタイミングで創出されているケースが多いと思われます。

ターゲット競合の広告
メディアにおける注目成分の露出

一方、メディア(テレビ番組)で取り上げらてても、余程大きな取り上げられ方をしない限り、市場に波は立たない。
今の時代、テレビメディアよりネットメディアの時代、より一層、市場に影響しにくくなってきている。

今の時代、ターゲット競合の広告、広告は広告でもネット広告での影響の方が大きいだろう。

未だNMNサプリの案件が続くのも、ネット広告が続いているからだろう。
広告予算の垂れ流しで、費用対効果は、おそらく合ってないと思われるが。

実際、まめ鉄のヒットも、最大顧客の広告が後押ししていると考えている。

基本、今の新規案件創出のスイッチは、広告とクリエイティブのパクリがベースになっている。

まめ鉄の際も、以下のクリエイティブを勝手にパクっているケースが多く見受けられました。



まぁ、余談ですが、このパクられているクリエイティブを行うため、私は、しっかり取材の場を設けたり、顧客にも渡米してもらっている。こういったパクっても排除できるようなフッククリエイティブの創出が成功のカギになることを理解していましたから。

同じクリエイティブが利用できないことにクレームをつけてくる会社も後を絶ちませんが、勝手にクリエイティブをパクろうとしている方が悪い。

ぶっちゃけ、弊社というか、私の考え方は、
原料を供給するプレイヤー(販売者)は、市場ニーズに合わせて増やすべきだが、無尽蔵に増やし過ぎてはいけない!
というものです。

特に、パクリ系のプレイヤー(中でも消費者をだますゴミ商品しか作らないプレイヤー)は、市場のライフサイクルが成熟へと向かうだけで良いことがないため、増やすつもりはないです。
そういった理由もあり、まめ鉄は、申請書/承諾書の提出を必須にしています。

結果、まめ鉄の市場は、大きく荒れることなく、順調に成長しています。

次に、パクリ対象になるネットメディアの種類ですが、近年、純粋な広告に限定されなくなってきている。
Amazonや楽天やYahooなどモール系での出品での露出やモール内広告も、新規案件創出のきっかけになってきている。

一方、すぐに競争が激化し、費用対効果が合わなくなり、萎んでしまうのだが・・・。

今後のインターネットマーケティングは、最小のメディア露出で最大の利益を生み出すモデルを作ることが成功の必須条件だと考えています。

もちろん、不変のセオリーでもあるLTVを如何に高めるかも含まれる。

まめ鉄の各顧客を見ていても、LTVの差が、もろ売上成長率に現れている。
今回、ここまで差がでるもんだなぁと、私も、非常に勉強になりました。

ちなみに、弊社のOEM顧客にも、1. 私が担当している顧客、2. 私のブログまでチェックしている顧客、3. 弊社サイトを定期的に見ている顧客、4. 弊社サイトさえ見ない顧客に区分されます。

まぁ、ほんの数社で、もう私が担当することはないのだが、流石に1の顧客は、見事に成長してくださっている。感謝。

2の顧客は、マーケティングのノウハウに対して貪欲であり、かなり勉強されている。結果、成功する可能性も高い。
この差は、リピート受注の回数等で明確になってきている。

2と3の顧客には、このページの高LTVまでを着実に実行してもらいたい。


4の顧客は、情報収集能力が低いケースや反対に広告会社やマーケティング会社が多い。
ぶっちゃけ、広告会社やマーケティング会社で販売を手掛けようとする会社さんは、マインドが凝り固まっているケースが多い。
こういった会社さんは、自分達の販売ノウハウを活用して自社販売にチャレンジされるケースが多いのだが、自分達のノウハウしか利用するつもりがないため、新たな他分野の情報(商品開発ノウハウやCRMノウハウ)を得ようとしない。

近年、4のような顧客の割合も、ドンドン増えてきています。弊社では、その顧客の見極めを行い、対応も変えています。
健康食品サプリメント業界、市場が成熟してきた証拠だと思う。

そういった中、既存顧客の売上を伸ばすだけでなく、かつ新規も獲得し続けているのは、奇跡に近いんだろうなぁ。
この状況、下請けの会社さんの多くは、理解できず、信用してもらえない。
その仕組みを理解できるベースがないから仕方ないのだろうなぁ。