市場は、目まぐるしく変化しています。その変化と共に、コンテンツも調整していかないと、リアルに市場を追っかけている感が無くなってしまいます。

一方、健康食品サプリメント製造業界の95%以上の企業では、Webサイトの動きがなく、最悪、数年間も変更していないというケースも多々あります。

また、ノルマ的に情報発信し、同じ情報を何度も繰り返し発信している会社も存在しますが、ネタ(情報)の無さがもろバレで、反対に良い顧客を遠ざけてしまうでしょう。

なかなか理解できる人は少ないと思いますが、コンテンツ型マーケティングのWebページの構成には、強調するトーンというものがあり、そのトーンで目的の顧客を誘導する必要があります。

今週も、そのトーン調整を行いました。以下のような感じで。

トーンを上げているコンテンツ:
・ベースサプリ
・クリニックサプリ販売


トーンを下げているコンテンツ:
・機能性表示食品
・NMN

今日の朝、少し厳し目の市場動向の情報を追記しましたが、ぶっちゃけ、市場全体で言えば、前年比で20~30%まで落ち込んでいると予測される。
もちろん、小林製薬の紅麹問題の影響。

落ちている企業では、前年比で30%前後も落ちている。

もちろん、商品カテゴリー毎に落ちているカテゴリーが異なります。

小林製薬の紅麹問題で落ちているのは、機能性表示食品だろう。
特に、ダイエット系。

そして、中国での通関がばしゃりと絞められたNMNの落ち方も大きい。
NMN市場が、どれほど中国に依存していたかがわかる。

一方、ほとんど目減りがないのは、ビタミン・ミネラルなどのベースサプリ。もちろん、鉄を含む。
あと、実は、コラーゲンとプロテイン。

ただし、コラーゲンとプロテインは、原料調達でノウハウを持っている大手企業の独占状態。中小企業は、完全に弾かれ始めている。
だから、弊社は、案件の依頼が来ても、商材を変えない限り、まともに対応しない。負け戦が決まっているから。

また、医療業界では、非常に大きな変化も起こっている。これは、健康食品サプリメント市場にも大きく影響が出る。
2024年4月に行われた診療報酬の改定です。



これによって、経営が苦しくなる保険診療のクリニックも増えてくるだろうと予測されています。
実際、苦しいという声も数多く聞こえてくるようになった。

実際、ここ半年で、例年に比べて少ない問い合わせ数の中でも、比較的多かったのがクリニック案件。成約率も高い。
なので、人気が高かった以下のページを強化したりもしている。



クリニックサプリ案件の特徴は、1~2年間隔でも、地味に長く続くこと。
そのため、数を稼ぐ必要がある。

完全に、大手受託加工会社ではなく、中小に特化した弊社のテリトリーであり、得意分野。

私は、今後、地味にクリニック案件が増えてくると予測している。

私の持論ですが、クリニックは、高額商品(10000円以上)を売ろうとするけど、実は、本業から顧客を遠ざけてしまう可能性がある。
量販店のように2000円未満の商品も好ましくなく、ベースサプリの要素を兼ね備えた3800~5500円のオールインワンサプリがオススメ。

前者の高額商品は、1回くらい買ってもらえるかもしれないが、長く買い続けてもらえない。一方、後者は、長く購入し続けてもらえる。通販サイト(Amazonなどのモールも可)を設けておけば、クリニックに来なくなっても購入し続けてもらえるケースも少なくない。

まぁ、私は、こういったコンテンツ調整を日々行っています。
新しく作成されるコンテンツもあれば、当然、死んで埋もれるコンテンツもある。
だから、弊社のページ数は、250を超えてきている。

本ブログも同じなのだが、想定外でアクセスを集めるページもある。
市場って面白いもので、求められる情報だけでなく、情報が少なくニーズが高い情報にも人が集まる。

最後に、こういった市場動向を読み解きながら、会社の方針や社員達の営業方針に反映させていかなければ、なかかな成長し続けれない時代。
ぼやぼやしておれない。