今、テレビは、アメリカの大統領選挙一色ですね。

この後、「バイデンさんの票は伸びず、トランプ大統領の再選!」という流れが色濃くなってきました。
この一時間で、その流れが強くなってきました。

私自身、メリットデメリットの両方があるので、嬉しくも悲しくもないのですが、まぁ、予想通りという感じです。

今のアメリカという国を象徴していると思います。

結局、トランプ大統領の政治は、アメリカファーストの政治であり、ジリ貧の部分が多々あるアメリカが栄光を保っていくには、この道しか残されていないのでしょう。

ラストベルトと呼ばれる州の状況を見ると一目瞭然です。
荒廃しきって半分スラムのような地域も存在します。

再選後のトランプ大統領の政策として、おそらく、新型コロナウイルスに対する中国への報復は強烈なものになると予測されます。
日本は、微妙なポジションになるでしょう。
まぁ、良いこともあれば、悪いこともある。

私が所属している健康食品サプリメントの業界も、少なからず影響が生じるでしょう。
以下の点が影響の予想。

中国原料がアメリカで流通しにくくなる
→関税が上がったり、何らかの輸入制限がかかることによって。

アメリカの健康食品サプリメント業界の原料シャアの多くを占める中国原料は、かなり流通しにくくなるだろう。
楽観的に考えると、その分、日本の機能性食品原料は、流通しやすくなるだろう。
総合的に考えると、弊社にとっては、メリットの方が大きいかもしれない。

でも、中国輸出管理法という法律の関係上、ビタミンCや果実酸などが中国に完全掌握されている状況下、露骨な制限もできないだろうが、トランプ大統領だったら、露骨に行うかも。
軍事でなく、経済での戦争が確実に起こるだろう。

また、アメリカが負ったコロナによるダメージを何らかの形で回収しなければならないため、軍事の傘に入っている国々からの徴収があるだろう。
日本は、最も徴収額が大きいかもしれない。

いろいろな形で徴収されるだろが、おそらく、関税引き上げという形でも徴収が行われるだろう。
特に、車産業に対して。
健康食品サプリメントのように食品分野の輸出という日本が弱い部分は、関税も上がらず影響が少ないかもしれないが、多少上がることは覚悟しておいた方が良いかもしれない。

一方、反対に、アメリカから日本に対しての関税は、引き下げられる可能性がある。
兵器だけでなく、多くの食糧なども購入してもらいたいから。

こういったアメリカの態度に対して、中国は、内需を重要視し、さらに海外からの輸入を減らす可能性も予測できる。
最たる例は、自動車です。
今後、かなり高い確率で外国車は流通しにくくなり、中国製の電気自動車が中心になっていくだろう。



自動車産業に頼り過ぎな日本は、かなりしんどい状況になっていくと予測されます。
中国もダメ、加えて、トランプ大統領再選でアメリカも苦しくなってくるだろう。

日本全体の経済が圧迫されるので、どちらかというと贅沢産業とも言える
健康食品サプリメントに費やされる金額は下がるだろう。

すでにコロナの影響で生じているのだが、高い商品が売れなくなり、大手さんの手頃な価格の商品へと売れ筋がシフトするだろう。

この選挙により、市場の流れは大きく変化します。
その流れの先を読み、的確に戦略を講じていく必要があります。
変化が速い社会は、生きていくのも大変だなぁ・・・。