4月は、赤ワインエキスに加え、まめ鉄も大好調で、品薄状態の時に準備されていた原料案件で初回製造の発注が続いている。多くが100万円超えの注文ばかりなので、鉄というベースサプリ素材の強さをヒシヒシと感じている。
鉄という素材は、上記のような要素を予見していたので、ぶっちゃけ、他の機能性食品素材より、利益率が薄めに設定されている。
まぁ、それが正解だったということでしょう。
さて、タイトルにもある、原料ビジネスの仕組みについてですが、私は、新入社員研修の際、自社に限らず各顧問先でも細かく説明している。同時に、いくつかのモデル販売会社の製造フローを紹介し、原料ビジネスの仕組みをわかりやすく説明している。
理由は、意外に複雑だから。
寵愛とも呼ばれる商社・問屋という存在自身、特別な存在だと思う。米国など、欧米諸国では存在しない。
商社という表現は必ずしも正しくなく、原料販売代理店であり、営業代行会社であったりします。ほとんどの会社さんは、輸入事業などは行っておらず輸入商社ではない。
この記事を読めば、もう少し詳しく理解できるだろう。来年は、この記事をベースとした研修資料も作ろうと考えている。
そして、コロナ後、この流通のバランスに変化が生じ始めています。
さらに、物価高騰は、この流通バランスに大きな変化をもたらしました。
まず、コロナによって、インターネットによって原料が探されることが増えた変化は、言うまでもないでしょう。
実際、販売者さんから直接コンタクトが増えた。
次に、物価高騰により、受託加工会社さんの原料コスト管理が一段階高まるという事象が起こりました。どこも厳しく行うようになりました。
そして、仕入れルートの見直しも盛んに行われるようになりました。少しでも、原価アップによる利益目減りを抑制するため。
まぁ、大得意先でもあるので、どことは言いませんが、商社・問屋からの価格と同じだった場合、商社・問屋向けの価格に近付けるような要求を行う大手受託加工会社さんがいらっしゃいます。
社内(調達・購買の部署)で、コストダウンのスキーム化が行われているのだろう。
嫌らしいが、賢いと言えば賢い。
こういった諸事情もあり、弊社では、過去にも紹介しましたが、商社・問屋の顧客をランク分けし、ABランクには今まで通りの優遇価格を出し、Cランクには受託加工会社さんとさほど変わらない価格を出している。
まぁ、直取引でない商社・問屋さんも、Cランクと同じ価格になっているだろう。
上記の記事でもわかる通り、弊社は、どうしても一部の受託加工会社さんとの関係性も強いので、こういった管理を行わざる負えなくなってきている。
まぁ、競合のスパイ活動は、Cランクの商社・問屋からしか価格調査を行わないので、間違った認識でプライシングし始め、こういった管理のお陰で、うちの原料シェアが高まるというラッキーな事象も起こっていたりもする。
そして、うちの原料は、一度決まると独自クリエイティブをどうしても使用されるので、価格でふったびひっくり返らなくなる。
実際、赤ワインエキスのW特許などは、最終顧客(販売者)の売上にも貢献している。こんな使い古された素材ですが、一部の既存顧客の売上は地味に伸びています。2023年、すでに1000kg以上受注しています。
原料ビジネスの市場も、変化してきています。
まぁ、健康食品サプリメント原料ビジネス特有の商習慣もあるため、そことのバランスを取りながら、上手くビジネス展開していかなければならないです。
弊社にとって、原料ビジネスって、他の原料メーカーさんとは、ちょっとポジションが異なります。
弊社は、原料ビジネスだけで成り立っている訳ではないから。
近年は、こんな位置付けになってきている。
だから、こういった記事を書いて、原料メーカーのOEM事業をオススメしたりもするのです。
実際、OEM事業が活発化すると、商社・問屋さんから原料を仕入れる機会も増えます。そういった関係性ができてくると、自社原料の営業も活発に行ってくれるようになってきます。
というか、そういった関係性が期待できる商社・問屋さんを選択して、原料を仕入れるようにすると良いでしょう。
時代の流れで、流通も変化してきています。
なかなか厳しい時代になっているので、原料メーカーも、市場の変化にマッチした動きを行っていく必要があるのでしょう。
いろいろ工夫して、収益を上げていきたいと思います!
鉄という素材は、上記のような要素を予見していたので、ぶっちゃけ、他の機能性食品素材より、利益率が薄めに設定されている。
まぁ、それが正解だったということでしょう。
さて、タイトルにもある、原料ビジネスの仕組みについてですが、私は、新入社員研修の際、自社に限らず各顧問先でも細かく説明している。同時に、いくつかのモデル販売会社の製造フローを紹介し、原料ビジネスの仕組みをわかりやすく説明している。
理由は、意外に複雑だから。
寵愛とも呼ばれる商社・問屋という存在自身、特別な存在だと思う。米国など、欧米諸国では存在しない。
商社という表現は必ずしも正しくなく、原料販売代理店であり、営業代行会社であったりします。ほとんどの会社さんは、輸入事業などは行っておらず輸入商社ではない。
この記事を読めば、もう少し詳しく理解できるだろう。来年は、この記事をベースとした研修資料も作ろうと考えている。
そして、コロナ後、この流通のバランスに変化が生じ始めています。
さらに、物価高騰は、この流通バランスに大きな変化をもたらしました。
まず、コロナによって、インターネットによって原料が探されることが増えた変化は、言うまでもないでしょう。
実際、販売者さんから直接コンタクトが増えた。
次に、物価高騰により、受託加工会社さんの原料コスト管理が一段階高まるという事象が起こりました。どこも厳しく行うようになりました。
そして、仕入れルートの見直しも盛んに行われるようになりました。少しでも、原価アップによる利益目減りを抑制するため。
まぁ、大得意先でもあるので、どことは言いませんが、商社・問屋からの価格と同じだった場合、商社・問屋向けの価格に近付けるような要求を行う大手受託加工会社さんがいらっしゃいます。
社内(調達・購買の部署)で、コストダウンのスキーム化が行われているのだろう。
嫌らしいが、賢いと言えば賢い。
こういった諸事情もあり、弊社では、過去にも紹介しましたが、商社・問屋の顧客をランク分けし、ABランクには今まで通りの優遇価格を出し、Cランクには受託加工会社さんとさほど変わらない価格を出している。
まぁ、直取引でない商社・問屋さんも、Cランクと同じ価格になっているだろう。
上記の記事でもわかる通り、弊社は、どうしても一部の受託加工会社さんとの関係性も強いので、こういった管理を行わざる負えなくなってきている。
まぁ、競合のスパイ活動は、Cランクの商社・問屋からしか価格調査を行わないので、間違った認識でプライシングし始め、こういった管理のお陰で、うちの原料シェアが高まるというラッキーな事象も起こっていたりもする。
そして、うちの原料は、一度決まると独自クリエイティブをどうしても使用されるので、価格でふったびひっくり返らなくなる。
実際、赤ワインエキスのW特許などは、最終顧客(販売者)の売上にも貢献している。こんな使い古された素材ですが、一部の既存顧客の売上は地味に伸びています。2023年、すでに1000kg以上受注しています。
原料ビジネスの市場も、変化してきています。
まぁ、健康食品サプリメント原料ビジネス特有の商習慣もあるため、そことのバランスを取りながら、上手くビジネス展開していかなければならないです。
弊社にとって、原料ビジネスって、他の原料メーカーさんとは、ちょっとポジションが異なります。
弊社は、原料ビジネスだけで成り立っている訳ではないから。
近年は、こんな位置付けになってきている。
だから、こういった記事を書いて、原料メーカーのOEM事業をオススメしたりもするのです。
実際、OEM事業が活発化すると、商社・問屋さんから原料を仕入れる機会も増えます。そういった関係性ができてくると、自社原料の営業も活発に行ってくれるようになってきます。
というか、そういった関係性が期待できる商社・問屋さんを選択して、原料を仕入れるようにすると良いでしょう。
時代の流れで、流通も変化してきています。
なかなか厳しい時代になっているので、原料メーカーも、市場の変化にマッチした動きを行っていく必要があるのでしょう。
いろいろ工夫して、収益を上げていきたいと思います!