今月の原料受託バンクのランキングでは、数ヶ月連続でCBDとNMNがトップ2を独占しています。
一方、市場は、動きがある部分もありますが、全く変化がない部分もあります。
弊社でも、NMNのOEM商品の出荷は順調であり、問い合わせもボチボチあります。
そして、CBDの問い合わせは、かなり減りました。
この2素材について、本日は、もう少しコメントしたいと思います。
CBD
CBDに関しては、ネットワークビジネス(MLM)会社さんで数社、商品展開し始めているようです。
主に、海外で製造された商品が流通されているようです。
理由は、一部の受託加工工場を除き、多くの会社さんがCBD商品の製造を断っているからでしょう。
まだまだリスクがあるという判断なのでしょう。
また、ドリンクという剤形も現れ始めています。
この剤型だと、仮にTHC(禁止成分)が残留していても、希釈されるのでなかなか検出されにくいでしょう。
リコールのリスクは低いでしょう。
賢い商品展開。
そもそも、このCBDの問題は、日本のTHC分析精度が高いことが原因となっています。だから、海外で問題がなくても、日本国内で問題になり、回収騒動などが起こったりします。
また、THCの誘導体や化合物が経時変化によりTHCに変化するという説もある。
まぁ、原料でも日本基準を満たしていることが分析で確認されているのでしょうが、ロット内の均一性や分析機関による制度の差によって、検出されたりするのでしょう。
THCが検出する可能性があるようなCBD高配合の商品設計にすること自体、そもそも、誤りなのかもしれない。
あと、悪い設計だけど、CBDは微添加でテアニンやギャバを配合した商品なんて、市場が伸びるのであれば、増えてきそうですね。
その方が、ローリスク。
NMN
NMNは、ぶっちゃけ、中国国内や米国の価格と日本の価格で差があるので、中国案件だと、ほぼほぼ原料支給されてしまします。
かなり原料価格は落ちて来たけど、まだまだ差がある。
基本、ほとんどの案件は、中国向けですから・・・。
ホリエモンこと、堀江貴文さんがコメントしたので、一時盛り上がりましたが、日本の市場に火はついていません。
まぁ、合成法の原料も正規で通関が通ったようなので、今後、ますます価格が落ちてくるだろう。
むしろ、以前にも紹介した三菱商事ライフサイエンス(旧 興人ライフサイエンス)の特許が登録された場合、発酵法の原料の方がハイリスクになってきました。
経過を見ていると、今、一旦拒絶され、ちょうど最後の詰めを行っているのだろう。
何となく、徹底的に潰しに来るような感じがする。
また、以前から紹介していた通り、日本の独自素材と組み合わせるケースが圧倒的に増えてきました。
NMNの単味だと、どうしても価格勝負になってしまいますからね・・・。
意外に、(結局、中国原料だけど)ナットウキナーゼなんて、体内酵素と消化系酵素との違いはあれど、酵素系ということで相性がい良いと思う。
最後に、ケミカル系を代表する2素材で盛り上がる日本の状況を見ていると、確実に、日本も米国市場のようにケミカル系とナチュラル系に市場が二分されていくと予測されます。
水面下では、地味にナチュラル系(特にオーガニック系)市場が育ちつつあります。
実は、メインの顧客層の商品選択基準の特徴から、販売が広告宣伝型の戦略と相性が悪いので、露出が少なく目立たない。でも、確実に成長しつつある市場です。
私は、むしろ、こういった広告力だけで勝てない市場の方が歓迎です。真っ黒な広告で消費者が騙されにくい。
そして、米国の市場を見ていると・・・
ナチュラル系は比較的長命なのに対して、ケミカル系は短命です。
このCBDとNMNも、短命なのかな?
だから、スピード勝負なんだろうなぁ。
と思っちゃいます。
まぁ、こういった市場は、リスクがあるからと言って手をこまねいていても、儲けるチャンスや成長できるチャンスを逃すだけです。
2014年の酵素商品による中国バブルが良い例です。
手を出さなかった古い会社さんの多くは衰退しました。ちなみに、弊社は、お陰で、OEM事業と原料事業の売上が逆転するまでにOEM事業が成長しました。
ビジネスにおいて、何れにしても、
重要なのは、リスクマネージメントと顧客セグメント。
良い顧客を選別して獲得し、チャンスを逃さないようにしなければなりません。
そんな時代になってきたと思います。
【追記】
今日、堀江さんがNMNの紹介を行ったようですね。
市場、動くかなぁ?
非常に楽しみです。
一方、市場は、動きがある部分もありますが、全く変化がない部分もあります。
弊社でも、NMNのOEM商品の出荷は順調であり、問い合わせもボチボチあります。
そして、CBDの問い合わせは、かなり減りました。
この2素材について、本日は、もう少しコメントしたいと思います。
CBD
CBDに関しては、ネットワークビジネス(MLM)会社さんで数社、商品展開し始めているようです。
主に、海外で製造された商品が流通されているようです。
理由は、一部の受託加工工場を除き、多くの会社さんがCBD商品の製造を断っているからでしょう。
まだまだリスクがあるという判断なのでしょう。
また、ドリンクという剤形も現れ始めています。
この剤型だと、仮にTHC(禁止成分)が残留していても、希釈されるのでなかなか検出されにくいでしょう。
リコールのリスクは低いでしょう。
賢い商品展開。
そもそも、このCBDの問題は、日本のTHC分析精度が高いことが原因となっています。だから、海外で問題がなくても、日本国内で問題になり、回収騒動などが起こったりします。
また、THCの誘導体や化合物が経時変化によりTHCに変化するという説もある。
まぁ、原料でも日本基準を満たしていることが分析で確認されているのでしょうが、ロット内の均一性や分析機関による制度の差によって、検出されたりするのでしょう。
THCが検出する可能性があるようなCBD高配合の商品設計にすること自体、そもそも、誤りなのかもしれない。
あと、悪い設計だけど、CBDは微添加でテアニンやギャバを配合した商品なんて、市場が伸びるのであれば、増えてきそうですね。
その方が、ローリスク。
NMN
NMNは、ぶっちゃけ、中国国内や米国の価格と日本の価格で差があるので、中国案件だと、ほぼほぼ原料支給されてしまします。
かなり原料価格は落ちて来たけど、まだまだ差がある。
基本、ほとんどの案件は、中国向けですから・・・。
ホリエモンこと、堀江貴文さんがコメントしたので、一時盛り上がりましたが、日本の市場に火はついていません。
まぁ、合成法の原料も正規で通関が通ったようなので、今後、ますます価格が落ちてくるだろう。
むしろ、以前にも紹介した三菱商事ライフサイエンス(旧 興人ライフサイエンス)の特許が登録された場合、発酵法の原料の方がハイリスクになってきました。
経過を見ていると、今、一旦拒絶され、ちょうど最後の詰めを行っているのだろう。
何となく、徹底的に潰しに来るような感じがする。
また、以前から紹介していた通り、日本の独自素材と組み合わせるケースが圧倒的に増えてきました。
NMNの単味だと、どうしても価格勝負になってしまいますからね・・・。
意外に、(結局、中国原料だけど)ナットウキナーゼなんて、体内酵素と消化系酵素との違いはあれど、酵素系ということで相性がい良いと思う。
最後に、ケミカル系を代表する2素材で盛り上がる日本の状況を見ていると、確実に、日本も米国市場のようにケミカル系とナチュラル系に市場が二分されていくと予測されます。
水面下では、地味にナチュラル系(特にオーガニック系)市場が育ちつつあります。
実は、メインの顧客層の商品選択基準の特徴から、販売が広告宣伝型の戦略と相性が悪いので、露出が少なく目立たない。でも、確実に成長しつつある市場です。
私は、むしろ、こういった広告力だけで勝てない市場の方が歓迎です。真っ黒な広告で消費者が騙されにくい。
そして、米国の市場を見ていると・・・
ナチュラル系は比較的長命なのに対して、ケミカル系は短命です。
このCBDとNMNも、短命なのかな?
だから、スピード勝負なんだろうなぁ。
と思っちゃいます。
まぁ、こういった市場は、リスクがあるからと言って手をこまねいていても、儲けるチャンスや成長できるチャンスを逃すだけです。
2014年の酵素商品による中国バブルが良い例です。
手を出さなかった古い会社さんの多くは衰退しました。ちなみに、弊社は、お陰で、OEM事業と原料事業の売上が逆転するまでにOEM事業が成長しました。
ビジネスにおいて、何れにしても、
重要なのは、リスクマネージメントと顧客セグメント。
良い顧客を選別して獲得し、チャンスを逃さないようにしなければなりません。
そんな時代になってきたと思います。
【追記】
今日、堀江さんがNMNの紹介を行ったようですね。
市場、動くかなぁ?
非常に楽しみです。