今、まめ鉄は、2021年以降、どんどん成長し続けて、ついに、今期、北米の流通量を超えてしまいました。

まぁ、北米の流通量が伸び悩んだ理由は、独占契約の弊害だろう。
市場は、適度な競争が不可欠。

このような状況から、どうして、まめ鉄を選んだのか?という質問をされることがある。
本当の理由は、適当に濁していることが多い。

一方、しっかり勝算があって選び、投資している。

1.ベースサプリ素材の特性
2.機能性表示食品制度への不安定さ
3.鉄市場の潜在性

そもそも、ベースサプリの素材って、リピート率やLTVが高い。
それは、ミネラル酵母のような素材供給を行っていれば、必然的に理解できる。ぶっちゃけ、某問屋さんがトップ問屋の座を掴んだ最大の理由は、ビタミンの総代理店の権利を得たことだろう。
ただし、ベースサプリ素材は、競争力も激しく、利益も薄い。

そして、まめ鉄に投資する際、私は、まめ鉄のベースサプリ素材の欠点が極めて少ない素材だと考えていた。

まず、付加価値戦略で展開できるクリエイティブが作りやすい素材であったと判断していた。

また、サプリに限らず医薬品を含めた鉄という市場がとてつもなく大きいことを理解していた。

一方、上市当時は、OEMでないと合わないくらいコストも高く、鉄の含有量も安定していなかった。
コストも下がり、鉄の含有量が安定したのは、新製法が確立できた2021年春。
そこまでは、我慢し続けた。

そこからは、倍々で市場が拡大した。
しかし、円安が続き、実は、苦しい局面が続いていた。
値上げのタイミング寸前で、円高に転じた。まぁ、まだまだ安心できんが。

次に、ベースサプリ素材って、栄養摂取基準などの栄養素領域であり、ある意味、健康食品サプリメントの領域であることは間違えない。
機能性表示食品と異なり、医薬品との住み分けがしっかりできている領域です。

一方、機能性表示食品は、医薬品領域を侵す可能性が高く、そのうち必ず、規制強化が進む領域だと考えていました。
未だ不安定な市場だと思う。
そのため、完全に機能性表示食品に全力投球しなかった。

昨今の市場動向を見ていると、ほんと、機能性表示食品って、不安定だと思う。

3の鉄の市場性については、言うまでもない。
以下の記事でも紹介していますが、女性なら、必ず重要性を認識している。



まめ鉄を選んだのか?という質問をしてくる人は、ほぼ男性であり、鉄市場の大きさや重要さが理解できないのであろう。
ほんと、この質問は、女性から受けたことが無い。

余談だが、まめ鉄を使用して優良誤認商品を作ろうとする人達の特徴は、男性であること。女性は、10mg/日配合したがる。
面白い傾向であり、女性は女性の味方なんだなぁと思う。

最後に、弊社において、新規原料の取り扱い最低条件として、独自性が謳え、消費者が安心して利用してもらえる由来(食経験がない由来)であることとしています。

次、どんな新規素材を取り扱うかわかりませんが、そうそう、まめ鉄クラスの素材は出てこないと思います。

無理に新規素材を導入するのであれば、社会貢献性の強いジオスゲニンをもう少し深ぼって研究費を投じるだろう。
現在、ヒトで、パイロットテストを兼ねた安全性試験を実施中。その結果次第かな・・・。

ちなみに、私の場合、1つの素材に対して盲目的になることはないです。
エビデンスを踏まえ、マーケティング目線で本当に売れるか?をジャッチして素材を選びます。
もちろん、コストや社会貢献性も重要な判断材料。

良い素材が見つかるとええなぁ・・・。

まぁ、最近は、架空の自社原料という取り組みも始めており、必ずしも研究開発費まで投じない原料開発というものも行っている。
科学力とマーケティング力だけで勝負するやり方。
私らしいと言えば、私らしいんだろうなぁ。