今期に入って、まめ鉄や山芋ジオスゲニンへの問い合わせならびに採用がアホみたいに増えている。
まぁ、山芋ジオスゲニンは、仕入れている2.5トンの内2トンが数年前から供給が始まっている大手さんに供給されており、その供給量が年々増加している、新規採用も続いている・・・供給が冷や冷やな状態が続いています。
弊社の原料事業は、複数の自社製品ならびに一次代理店を担う会社製品で成り立っている。
どの原料も、独自性が強く、地道に育てた原料製品が多いです。
業界で流通する原料製品は、いくつかに区分されると思います。
-----------------------------
1. 小ロットから大ロットまで幅広く供給されている原料
弊社の原料の多くは、このタイプの原料です。
弊社原料の中でも、赤ワインエキス末が最たる例です。
1kg体で細かく出荷されるような発注もあれば、ドドンと数百kg単位で出荷されることもあります。
売れ筋の植物抽出物などは、この区分の原料が多いはずです。
この区分の原料の多くは、研究開発費も投じられており、常時在庫もされている。なので、中小企業だけでなく、大手さんも採用している。大手受託加工メーカーの中には、このカテゴリーの原料しか選ばない会社もあるくらいです。
2. 小ロットで供給されているニッチ原料
ライフサイクルが導入期の素材は、すべてここから始まります。
山芋ジオスゲニンも、まめ鉄も、最初は、ここから始まっています。スタート時は、仕入れの最小ロットを売り切れず、捨てる可能性も生じていました。
研究費などを投じ、少しづつ売れ、一部の原料は、1の区分にランクアップします。
現時点、弊社の原料だと、葛花抽出物です。
一方、この原料は、中国向け製品で、数十kg単位で出荷されるケースも増えてきました。
3. 大ロットのみで供給されている原料
基本、果実酸(クエン酸やリンゴ酸など)やアミノ酸などの添加物系原料が代表例です。
価格も安価なので、基本、トン単位で流通する原料です。
3は、通常は、流通量が大きく、常に回っている原料。もしくは、反対に売れておらず、常時在庫されていない原料っていうケースもある。
中国系の植物抽出物に多いケースです。
常時在庫して、地道に売っていく気がないから、データもなく、供給も受注発注の25kg体のみで、試作用原料も出ないケースがあります。
原則、こういった原料は、弊社で検討されることはありません。弊社に限らず、ほとんどのOEM会社は、安定供給の心配から、検討しようとしないだろう。
原産国表示が必須になってから、ますますニーズが減った原料カテゴリーです。
ちなみに、成熟期の原料は、1もしくは3の区分。
4. グレーに流通している原料
極稀に、食薬区分リストに載っておらず、グレーに流通している原料も存在する。
5-デアザフラビンや有機ゲルマニウムなどが良い例。
まぁ、CBDも、当てはまるだろう。
近年、こういった原料が増えたようにも感じる・・・。
当然ながら、4の原料は、食薬区分に入らない限り、大きくブレイクすることはないです。
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使う方も、売る方も、こういった原料区分をしっかり理解しておく必要がある。
例えば、原料受託バンクなどで見つけた常時在庫の無い原料を採用してしまい、酷い目に合う新人OEM営業マンも少なくない。
まぁ、上記の内容を理解していない原料メーカーは、常に「ジリ貧」もしくは「貧乏暇なし」だろう。ビジネス、そんなに甘くない。
さらに、厳しいことを言えば、ターゲット顧客毎の販売戦略を講じる必要がある。
例えば、大手をターゲットとした導入期の素材で勝負する場合、とんでもない額の研究開発費を売れる前から投じる必要があります。
5-ALAやアスタキサンチンが代表例。
まぁ、だからと言って、必ずしも大手をターゲットにすることが正解ではない。
中小企業向けの流通であっても、幅広く流通させることで、十分に利益を出すことが可能です。
顧客が成長するようなクリエイティブ開発やデータ取りを行ったり、余裕があれば、ヒト臨床試験にチャレンジするのも一手です。
ただし、添加物系の素材は、コストだけの市場なので、研究開発費を投じる必要性があまりない。主に、植物抽出物での戦略セオリーです。
最後に、市場が成熟し、機能性表示食品制度が始まってから、売れる原料の条件も厳しくなってきている。
今後は、適応できない原料会社は、ドンドン淘汰されていくだろう。
弊社も、淘汰されないよう、必死に頑張っていかないと!
まぁ、山芋ジオスゲニンは、仕入れている2.5トンの内2トンが数年前から供給が始まっている大手さんに供給されており、その供給量が年々増加している、新規採用も続いている・・・供給が冷や冷やな状態が続いています。
弊社の原料事業は、複数の自社製品ならびに一次代理店を担う会社製品で成り立っている。
どの原料も、独自性が強く、地道に育てた原料製品が多いです。
業界で流通する原料製品は、いくつかに区分されると思います。
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1. 小ロットから大ロットまで幅広く供給されている原料
弊社の原料の多くは、このタイプの原料です。
弊社原料の中でも、赤ワインエキス末が最たる例です。
1kg体で細かく出荷されるような発注もあれば、ドドンと数百kg単位で出荷されることもあります。
売れ筋の植物抽出物などは、この区分の原料が多いはずです。
この区分の原料の多くは、研究開発費も投じられており、常時在庫もされている。なので、中小企業だけでなく、大手さんも採用している。大手受託加工メーカーの中には、このカテゴリーの原料しか選ばない会社もあるくらいです。
2. 小ロットで供給されているニッチ原料
ライフサイクルが導入期の素材は、すべてここから始まります。
山芋ジオスゲニンも、まめ鉄も、最初は、ここから始まっています。スタート時は、仕入れの最小ロットを売り切れず、捨てる可能性も生じていました。
研究費などを投じ、少しづつ売れ、一部の原料は、1の区分にランクアップします。
現時点、弊社の原料だと、葛花抽出物です。
一方、この原料は、中国向け製品で、数十kg単位で出荷されるケースも増えてきました。
3. 大ロットのみで供給されている原料
基本、果実酸(クエン酸やリンゴ酸など)やアミノ酸などの添加物系原料が代表例です。
価格も安価なので、基本、トン単位で流通する原料です。
3は、通常は、流通量が大きく、常に回っている原料。もしくは、反対に売れておらず、常時在庫されていない原料っていうケースもある。
中国系の植物抽出物に多いケースです。
常時在庫して、地道に売っていく気がないから、データもなく、供給も受注発注の25kg体のみで、試作用原料も出ないケースがあります。
原則、こういった原料は、弊社で検討されることはありません。弊社に限らず、ほとんどのOEM会社は、安定供給の心配から、検討しようとしないだろう。
原産国表示が必須になってから、ますますニーズが減った原料カテゴリーです。
ちなみに、成熟期の原料は、1もしくは3の区分。
4. グレーに流通している原料
極稀に、食薬区分リストに載っておらず、グレーに流通している原料も存在する。
5-デアザフラビンや有機ゲルマニウムなどが良い例。
まぁ、CBDも、当てはまるだろう。
近年、こういった原料が増えたようにも感じる・・・。
当然ながら、4の原料は、食薬区分に入らない限り、大きくブレイクすることはないです。
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使う方も、売る方も、こういった原料区分をしっかり理解しておく必要がある。
例えば、原料受託バンクなどで見つけた常時在庫の無い原料を採用してしまい、酷い目に合う新人OEM営業マンも少なくない。
まぁ、上記の内容を理解していない原料メーカーは、常に「ジリ貧」もしくは「貧乏暇なし」だろう。ビジネス、そんなに甘くない。
さらに、厳しいことを言えば、ターゲット顧客毎の販売戦略を講じる必要がある。
例えば、大手をターゲットとした導入期の素材で勝負する場合、とんでもない額の研究開発費を売れる前から投じる必要があります。
5-ALAやアスタキサンチンが代表例。
まぁ、だからと言って、必ずしも大手をターゲットにすることが正解ではない。
中小企業向けの流通であっても、幅広く流通させることで、十分に利益を出すことが可能です。
顧客が成長するようなクリエイティブ開発やデータ取りを行ったり、余裕があれば、ヒト臨床試験にチャレンジするのも一手です。
ただし、添加物系の素材は、コストだけの市場なので、研究開発費を投じる必要性があまりない。主に、植物抽出物での戦略セオリーです。
最後に、市場が成熟し、機能性表示食品制度が始まってから、売れる原料の条件も厳しくなってきている。
今後は、適応できない原料会社は、ドンドン淘汰されていくだろう。
弊社も、淘汰されないよう、必死に頑張っていかないと!