さぁ、皆さんは、どちらの会社を選びますか?

暇だけど低賃金
忙しいけど高賃金

完全週休二日制だけど残業が多い
ノー残業だけど完全週休二日制ではない

ノー残業・完全週休二日制で、かつ忙しいけど高賃金
というのが私の選択であり、弊社が求めるもの。

私は、日本に限らず、いろいろな会社、いろいろな経営者を見てきました。

米国では、上流層ほど、アホみたいに働いています。日本は、必ずしもアホみたいに働いていても高賃金という訳ではない。ドライな欧米人は、絶対にやらないような働き方をしている。

中国も同様だが、欧米は、安く働くなら働かないという考え方が広く定着している。

日本人は、安く長時間働かされている人達が多かったと思う。
今まで雇用者側が強かったから。
まぁ、今でも会社と(元)従業員が裁判すると、絶対に従業員側が損する。

一方、人手不足が深刻化していくと、そういった会社は淘汰されていくだろう。

個人的見解だが、業務効率化を徹底して、忙しくさせて、高賃金を取れるようにさせていくのが経営者の責任だと思う。
本当にダメな経営者は、自分の収入のことしか考えていない。

今後、ダメな会社は必然的に倒産していく。

ワークシェアなどの考え方も大事だし、自分のペースで緩い働き方で稼いでいくことも否定しないが、世界は、どこまで行っても競争社会。会社も個人も、必ず勝ち組と負け組に分かれてしまう。

個々人も、仕事に対する価値観で、勝ち組と負け組に分かれてくるだろう。
しっかり会社を見抜く力も必要になってくる。

変革の時だなぁ。

なお、今の若者は、我々世代と異なり、賃金も働く環境も全く異なる。



少子化で若い働き手の確保が必須になる中、大手企業は、力ずくで人材確保に走っている。
一部は、初任給が高くても、使い捨てなのに・・・。
えぐいなぁと思う。

さて、そんな環境下、我々就職氷河期世代、多くの人は、次の選択が迫られている。

1.定年でリタイヤし年金暮らしを模索する
2.60歳 or 65歳の定年を迎えて嘱託社員に半強制的にされて安く働いていく
3.50代の8割程度で長く働き続けれる会社を探す
4.60代以降も高賃金で働き続けれる会社を探す
5.50代もしくは定年以降に独立し自分のペースで稼いでいく

1は、今の世界情勢を見ていると、非常にリスキー。途上国に逃げるにしても、途上国も物価が上がってきている。
何れにしても、ベストな選択が求められる。

私は、今までがむしゃらに働いた貯金があるので、会社を現状維持できれば、60代以降も、ある程度の収入を維持しながら、好きなことを行うことができるだろう。

というか、特に中小企業は、シニア人材を如何に活用していくかも重要になってくる。
弊社のように、12年後には、半数以上の社員が還暦を超えてしまう場合、それぞれの社員の価値観を尊重しながら柔軟に対応していく必要があるだろう。

我々世代も、分岐点に立たされている。