女性アスリートは、極めて鉄の摂取が不可欠な人達です。月経での排出だけでなく、汗での排出も多いからです。特に、ウェイトコントロールを行っている種目の女性アスリートや成長期の女性アスリートは、摂取が不可欠だと思われます。



また、長距離ランナーなど、持久力を求められるスポーツでは、鉄の充足度によってパフォーマンス面で差が出ることがわかっており、数年前に問題になりましたが、意図的に鉄注射が利用されるケースまで生じています。



鉄のラジカルの影響で、体がボロボロになったと主張する女性アスリートも現れました。
そのため、その鉄注射が問題視され、日本陸上競技連盟や日本医師会からも注意喚起が出ていたりします。

市場では、快適なスポーツライフのためにも、安全かつ有効な鉄が求められているのです。

そして、より安全かつ有効な鉄というのは、当初からのフェリチン鉄の開発テーマであり、近年、評価されつつある。
私の体を用いた実験では、鉄として40mg/日で数日間摂取しても、鉄特有な胸焼けや便秘を生じませんでした。

厳密にいえば、女子アスリートは、インフォームドチョイスなどの取得が理想。
ヘム鉄は、以下のような理由から難しいので・・・

大豆由来フェリチン鉄には、チャンスがあったりします。一応、指定分析機関で原料を検査してもOK(不検出)でした。

まぁ、空手も、女子選手が多いので、鉄を十分に補ってパフォーマンスを発揮してもらいたい。

その他に、フィギュアスケート、新体操、クラッシックバレー、弓道、ソフトボール、シンクロナイズドスイミングなど、女性が活躍するスポーツはたくさんある。
特に、フィギュアスケート、新体操、クラッシックバレーは、ウェイト管理も求められるだろうから、鉄不足を招きやすいだろう。

鉄と女性アスリートは、どうしても切り離せない関係。

鉄に限らず、亜鉛も大事。

フェリチン鉄だと、吸収経路であるDMT1で亜鉛と拮抗しにくいので、同時に摂取しても問題ない。

この女性アスリートニーズは、フェムテック/フェムケアニーズでもあり、私の大きな研究テーマの1つでもあります。
こういった悩みを多く解消することで、社会貢献できればと考えています。

何れにしても、夏は、汗での排出量が増えるため、鉄補充のニーズが高まる時期です。
鉄不足にならないよう注意いただければと思います。