今日、2017年に出していた特許申請の拒絶査定が届いた。

中国で2015年に類似特許が出ていた点が最も大きな理由でした。
まぁ、仕方ないかなぁと思いつつ、この特許は、新原料の開発によって陳腐化していたので、放置することにしました。

同時に、今回、特許申請の役割を改めて学ぶことができました。ある程度の効果は理解できていたが、意外に有効に働きそうなことを再認識しました。
過去に、このような記事を書いていましたが、1つ役割追加です。



今回のケースで言えば・・・
うちの特許があれば、ジオスゲニンとポリフェノール類での組み合わせでは、他社の類似した特許が通りにくくなるだろう。通ったとしても、かなり限定的な内容になるだろう。

今回の特許は、特許戦略の基本として、かなり広い条件で出願されています。
そうすると、先行事例ができてしまうので、その広い条件で他社の類似した後発特許が通りにくくなる!

要するに、特許申請には、

類似特許対策 <防衛・抑制>

という役割もあるのです。
同じ防衛の中でも、排除ではなく、抑制の役割。

特許は、新規性・進捗性というものが問われるので、取得されなくても、申請するだけで他社からの類似特許対策が可能なのです。

原料メーカーの立場からすると、競合会社に限らず、最終顧客の販売者さんも特許を取りにくくなるだろう。
一方、富士フィルムさんのメタバリア(サラシア)周辺の特許のように、販売者さんで特許が抑えられ、原料メーカーとしての営業活動が制限される可能性も回避しやすくなるだろう。

原料メーカーには、メリットが大きそうな特許の役割だと思います。