健康食品サプリメント原料OEM製造業界 生き残り術

健康食品サプリメントの受託製造加工;OEMや原料供給を行う栗山雄司(広告代理店経験のある博士マーケッター)のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法、中国を始めとした海外展開の話など

機能性食品素材で介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、素材の研究開発とマーケット創造の両方が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、その実践で得られた市場での生き残り術を紹介していきます。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

ホリエモン

NMNのマーケットサイズと顧客像

NMN商品のプレスリリース発行状況を見ていると、日に日に、商品が増えていっていることがよく分かる。
来月頭に発表される原料受託バンクでのランキングもNMNが1位になるだろう。
このブログでも、NMN関係の記事のアクセスが伸びている。

一方、いくつか疑問が残る。

まず、盛り上がるほどの潜在的なマーケットサイズは存在するのだろうか?

マーケットサイズを推測するため、重要になって来るのは、顧客像です。
現段階では、この2者層だろう。

富裕者層(日本・中国)
健康オタク

どちらも、健康のためにお金に糸目をつけない顧客層です。

一方、この顧客層は、どれくらい存在するのだろうか? 特に、世の中は、不景気です。
現在、3万円台の商品が多く、この価格の商品を購入し続けることができる人は、どれくらいいるだろか?

当然、現在のマーケットサイズは、大きくない。特に、日本では。
マーケットサイズが10倍の中国市場向けが加わるから、大きく見えているだけだろう。

潜在的マーケットサイズは、市場価格次第で変化するだろう。
価格の下落によって、顧客像の幅が広がるからです。

実際、すでに、市場価格の下落は起こり始めている!

また、市場価格(商品価格・原料価格)が下落したことにより、商品開発の現場では、あることが起こっています。


下落の主な原因は、帝人さんの15万円の商品が半値以下に引き下げられたため。

それは、
NMN配合量合戦!

1日あたり300mgで30日分で9000mgが標準になりつつあり、さらに高配合の商品が作られる傾向が強くなりつつあります。
販売価格は、あまり変わっていないので、実質、商品価格の下落が起こっています。

明確な摂取目安量も定まっていないのに・・・。

まぁ、こういった臨床試験の登録情報から推測すると・・・




1案として、1日あたり250mgで検討されていることがわかる。帝人さんの商品の倍量。
こういった明確な人試験データが示されると、配合量合戦も落ち着くだろう。

一方、この量を配合すると、結構な原価の商品となってしまうだろう。

仮に30万円で原料をしいれたとしても、1商品あたりのNMN原料コストは、2250円となってしまう。
半額で仕入れれるくらい価格が下がったとしても、商品原価は1000円を超えるだろう。

それを2980円で販売するような販売会社さんが表れてくると、ようやく、一般市民にも手が届く商品になるだろう。だだし、富裕層市場は、弾け飛ぶだろう。
当然、NMN単味の商品は、複合処方の商品よりダメージが大きくなるだろう。
実際、米国の安売り商品は、150mg/日の商品だが、この価格より安く販売されていたので、不可能とは言い切れないだろう。

現在、NMNは、市場が形成される前に価格破壊 が起ころうとしています。
誰も儲からない市場になってしまいかねない。

こういった現象は、情報化によるライフサイクル(商品寿命)の短命化によって引き起こされます。
過去、日本市場では、コエンザイム10で起こっています。

やっぱり、添加物系の原料は、短命化を起こしやすい。

レスベラトロールブームでは、日本市場においてブドウなどの植物抽出物しか流通できなかったことが功を奏し、コエンザイムQ10ほど商品寿命は短くならなかった。
加えて、低用量でないと、サーチュインを直接的に活性化しない学説が発表され、さらに、配合量合戦へとつながらなかった。



ある意味、ラッキーな素材だったのだろう。

何れにしても、マネーゲームで、一時的な利益を得ようとする会社が多い時代です。
研究開発などに予算を投じながら、中長期戦略で販売していかないと、大きな収益を生まない時代になってきています。

NMNは、今後、吸収率や利用能にアプローチした商品設計も行われていくだろう。
NMNだけで単味で摂取するより、複合的に摂取することで吸収や利用能が高まる成分も見つかってくるだろう。
様々なアンチエイジング効果も、ヒト臨床試験で示されるだろう。近年の流れから予測すると、近い将来、機能性表示食品としても受理されるだろう。
加えて、様々な特許も出願されるだろう。

一方、こういった研究が行われるためには、中長期的に収益が得られる見込みが必要になる。
価格合戦に突入してしまうと、研究開発に回る予算も減るだろう。

悪い素材ではなく良い素材なので、そういった研究が盛んにおこなわれ、少しでも長く売れ続ける市場へと向かうことを望みます。

弊社も、先を読みながら、商品供給を行っていければと思っております。

頻繁に変化するGoogleアルゴリズム

弊社は、4つの方法で集客しており、今は、主に3つの方法で集客しています。

純粋なSEOによる集客
リスティング広告による集客
原料受託バンクによる集客

ブログ・SNSによる集客

それぞれの集客には、それぞれの特徴があります。原料とOEM、両方の集客を行っていますが、両特性によって集客媒体を使い分けています。

<弊社の顧客特性>
OEM:一元顧客
原料:既存顧客
(主に工場、商社・問屋)

例えば、原料受託バンクは、主に原料です。
この媒体のユーザーは、主に業界人の方ですからね。

多くの原料メーカーさんは、原料受託バンク内で原料を探してアクセスされると勘違いされています。

実は、Googleを介してアクセスされるケースの方が高いです。

なので、ニュース配信を行っても一時的なアクセス獲得しかできず、実は、原料受託バンク内SEOをきちんと行わないと、アクセスや問い合わせにはつながりにくいです。
まぁ、原料受託バンクのSEO力に乗っかた集客とも言えるでしょう。

なので、こういった原料受託バンク内にコンテンツ作成も行っています。

それなりに結果が出ています。

先日の記事で紹介した赤ワインエキスの問い合わせも、原料受託バンク経由が多かったです。
原料受託バンク内のサイトを見て、会社に登録されている弊社の連絡先;私のメールに連絡されてきていました。

次に、純粋なSEOによる集客は、良いコンテンツを作って、地道に淡々と行っていく必要があります。

一方、ここ数ヶ月、コロナ禍の収益の刈り取りと言わんばかりに、リスティングの割合が高くなってきているので、SEOから集客につながりにくくなっています。
だから、適度にリスティング広告を行う必要があります。

こんな感じに、キーワードは絞り込んだ方が良いです。


まぁ、今だったらNMNなどを、上手くリスティング広告の文面やキーワードに組み込んで、集客しても良いでしょう。
しかし、NMNは、単価が上がっているので、ちょっと費用対効果が合わなくなってしまう可能性もあります。


こんな理由もあるのでしょう・・・。

今の状況だと、弊社は、成約率なども加味すると、トントンもしく若干赤字かな・・・。徐々に単価も上がってきているし・・・。
でも、めっちゃ美味しい案件も紛れ込む可能性もあるし、獲得チャンスが多くあった方が営業モチベーションも上がるので、多少赤字でも続けると思います。
通販事業と同じで、OEM事業は、リピート製造してもらえるほど黒字が出る事業なので、イニシャルで赤字でも取り返すことができますから。

ちなみに、今、ブログ・SNSによる集客は、注力しなくなりました。SEO効果の薄れが速く、フラッシュでしか集客効果が見込めない傾向があるからです。
でも、フラッシュでは、効果を示しやすいです。
今、WordPressで作成したホームページは、似たような効果を示す機能が備わっているので、私は、そちらを活用するようにしています。

現在、それぞれの集客が組み合わさって、そこそこ集客ができています。
原料もOEMも、毎週各2~4件で問い合わせがあるので、私として、ギリギリ合格点という評価です。OEMに関しては、問い合わせの質も良くないので、+2,3件の問い合わせが欲しい。
頑張るしかない!

Googleのアルゴリズムは、定期的に変化します。基本的なものは一気に変わらないのですが、頻繁に少しづつ変化していきます。

例えば、今、感じている変化は、ドメインによって検索のされやすさが変化しており、co.jpドメインは、上位検索されやすくなりつつあると思います。comドメインなども、古いドメイン程、上位検索されやすかったのですが、その傾向は強まっていると思います。
サイトの信用度の評価が厳しくなりつつあるんだと考えています。

その変化を読みながら、的確に対応していく必要があると思います。

まさに、終わりなき戦いです。
戦い続けたいと思います!

P.S.
一緒に戦い続けてくれる人を募集中!

集客の専任でなくても、OEM営業と兼任していただいても良いと思っています。

CBDとNMNの最新市場動向

今月の原料受託バンクのランキングでは、数ヶ月連続でCBDとNMNがトップ2を独占しています。
一方、市場は、動きがある部分もありますが、全く変化がない部分もあります。

弊社でも、NMNのOEM商品の出荷は順調であり、問い合わせもボチボチあります。
そして、CBDの問い合わせは、かなり減りました。

この2素材について、本日は、もう少しコメントしたいと思います。

 CBD 

CBDに関しては、ネットワークビジネス(MLM)会社さんで数社、商品展開し始めているようです。
主に、海外で製造された商品が流通されているようです。

理由は、一部の受託加工工場を除き、多くの会社さんがCBD商品の製造を断っているからでしょう。
まだまだリスクがあるという判断なのでしょう。

また、ドリンクという剤形も現れ始めています。
この剤型だと、仮にTHC(禁止成分)が残留していても、希釈されるのでなかなか検出されにくいでしょう。
リコールのリスクは低いでしょう。
賢い商品展開。

そもそも、このCBDの問題は、日本のTHC分析精度が高いことが原因となっています。だから、海外で問題がなくても、日本国内で問題になり、回収騒動などが起こったりします。
また、THCの誘導体や化合物が経時変化によりTHCに変化するという説もある。

まぁ、原料でも日本基準を満たしていることが分析で確認されているのでしょうが、ロット内の均一性や分析機関による制度の差によって、検出されたりするのでしょう。

THCが検出する可能性があるようなCBD高配合の商品設計にすること自体、そもそも、誤りなのかもしれない。

あと、悪い設計だけど、CBDは微添加でテアニンやギャバを配合した商品なんて、市場が伸びるのであれば、増えてきそうですね。
その方が、ローリスク。

 NMN 

NMNは、ぶっちゃけ、中国国内や米国の価格と日本の価格で差があるので、中国案件だと、ほぼほぼ原料支給されてしまします。
かなり原料価格は落ちて来たけど、まだまだ差がある。

基本、ほとんどの案件は、中国向けですから・・・。
ホリエモンこと、堀江貴文さんがコメントしたので、一時盛り上がりましたが、日本の市場に火はついていません。

まぁ、合成法の原料も正規で通関が通ったようなので、今後、ますます価格が落ちてくるだろう。
むしろ、以前にも紹介した三菱商事ライフサイエンス(旧 興人ライフサイエンス)の特許が登録された場合、発酵法の原料の方がハイリスクになってきました。



経過を見ていると、今、一旦拒絶され、ちょうど最後の詰めを行っているのだろう。
何となく、徹底的に潰しに来るような感じがする。

また、以前から紹介していた通り、日本の独自素材と組み合わせるケースが圧倒的に増えてきました。
NMNの単味だと、どうしても価格勝負になってしまいますからね・・・。

意外に、(結局、中国原料だけど)ナットウキナーゼなんて、体内酵素と消化系酵素との違いはあれど、酵素系ということで相性がい良いと思う。

最後に、ケミカル系を代表する2素材で盛り上がる日本の状況を見ていると、確実に、日本も米国市場のようにケミカル系とナチュラル系に市場が二分されていくと予測されます。

水面下では、地味にナチュラル系(特にオーガニック系)市場が育ちつつあります。



実は、メインの顧客層の商品選択基準の特徴から、販売が広告宣伝型の戦略と相性が悪いので、露出が少なく目立たない。でも、確実に成長しつつある市場です。
私は、むしろ、こういった広告力だけで勝てない市場の方が歓迎です。真っ黒な広告で消費者が騙されにくい。

そして、米国の市場を見ていると・・・

ナチュラル系は比較的長命なのに対して、ケミカル系は短命です。

このCBDとNMNも、短命なのかな?

だから、スピード勝負なんだろうなぁ。
と思っちゃいます。

まぁ、こういった市場は、リスクがあるからと言って手をこまねいていても、儲けるチャンスや成長できるチャンスを逃すだけです。
2014年の酵素商品による中国バブルが良い例です。

手を出さなかった古い会社さんの多くは衰退しました。ちなみに、弊社は、お陰で、OEM事業と原料事業の売上が逆転するまでにOEM事業が成長しました。

ビジネスにおいて、何れにしても、
重要なのは、リスクマネージメントと顧客セグメント。

良い顧客を選別して獲得し、チャンスを逃さないようにしなければなりません。
そんな時代になってきたと思います。

【追記】
今日、堀江さんがNMNの紹介を行ったようですね。




市場、動くかなぁ?
非常に楽しみです。
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成熟する健康食品サプリメント業界、勝てるセオリーで商品を作り、業務は効率化する!が非常に重要になってきております。是非、参考にしていただければと思います。
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Y'sサイエンスクリニック
顧問先Y'sサイエンスクリニック
ギャラリー
  • ライフサイクルを考慮した独自原料の販売論
  • NMNの反応性と理想的な商品設計
  • テレワーク体制と情報管理
  • コロナ禍で需要増の納豆や豆腐
  • コロナ禍の挨拶回りは!?
  • 朝から売上データ解析
プロフィール

博士(水産学) 46歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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