先ほど、坂口志文氏らのノーベル生理学・医学賞受賞の速報が入りました。





制御性T細胞(Treg)の研究であり、一部のサプリメントとも関係性が深い研究。
制御性T細胞の目印となる分子を見つけて、免疫システムが自己の細胞を攻撃するのを防ぐ仕組みの一端を解明されたようです。

制御性T細胞とは、免疫応答の過剰な活動を抑え、アレルギーや自己免疫疾患の発症を防ぐ役割を持つ免疫細胞です。
実は、変形性膝関節症やリュウマチなども、自己免疫疾患。

そして、昨日紹介した非変性コラーゲンやプロテオグリカンも、制御性T細胞へのアプローチが作用機序です。

例えば、プロテオグリカンは、免疫応答を抑制する制御性T細胞の活性化・増殖やそのマスター遺伝子であるFoxp3の発現を誘導すると報告されています。



まぁ、アレルギーや自己免疫疾患も重要だが、がん免疫療法のベースを作った貢献の方が評価されたんだと思う。



ちなみに、がん免疫療法に関しては、九州大学の報告がわかりやすいかな・・・それでも難しい内容だけど。

将来、どんどん実用化が進めば、がんの死亡率も下がるだろう。

一方で、健康寿命を延ばすための研究や取り組みも必要。
私は、むしろ、その方向の研究や活動を行っていければと考えております。

がんで死ぬ人が減っても、介護者が増えるようなら、社会は良くなりませんからね・・・。
基本、がんで若い人が死ぬのを減らせればよいんじゃないかと思う。