今、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。特に、重症化患者の増加が止まらない。
おそらく、マスク・手洗いうがいは徹底されつつけ、高齢者は、行動を自粛しているだろう。

また、よくよくデータを見て見ると、院内感染の比率が非常に高い。医療機関従事者への配慮として、あえてピックアップしていないのだろう。

要するに、感染対策を行っていても、感染が止めれていない実情があると思う。
止めれていない理由は、

冬期のビタミンDの血中濃度の低下 だろう。

ビタミンDの血中濃度と新型コロナウイルス重症化の関係性は、10月に報告されていた。



その関係性について、この記事が更に詳しく優しく解説しています。



そして、冬期のビタミンDの血中濃度の低下については、すでに公知になっており、今年も、血中濃度から低下を示すような報告がなされています。
まぁ、そういったエビデンスもあり、ファンケルさんは、社員にビタミンDを配布したんだと思う。





このデータ(ビタミンD - 厚生労働の「統合医療」情報発信サイト)を見ると、冬期に関わらず、ビタミンDが不足する人達についても示されています。



母乳で育てられた(ている)幼児。母乳はビタミンDを豊富に含んでいません。母乳で育てられた(ている)幼児には、毎日400 IUのビタミンDサプリメントを与えましょう。
高齢者。高齢者の皮膚は若い時と比べて日光からのビタミンD生成効率が悪く、また、ビタミンDを活性型に変換する腎機能も低下しています。
皮膚の色の濃い人。濃い色の皮膚は、日光からビタミンDを生成する能力が低下しています。
クローン病やセリアック病など脂質処理機能に障害のある人。ビタミンDの吸収には脂肪が必要です。
肥満の人。体脂肪がビタミンDに結合し、ビタミンDが血中に入るのを阻害します。

見事に!
重症化リスクが高い人達の条件と一致しないだろうか?


この点からも、ビタミンDの血中濃度と重症化リスクの関係性が示されています。

ウイルスに接触しても感染する比率などを検証することはできないと思うが、実際、ビタミンDの血中濃度も大きく影響しているのではないだろうか?

院内でクラスターが起こりやすい理由は、もしかすると、日光に当たりにくくビタミンDの血中濃度を高めれない環境に理由があるのではないだろうか?

医療従事者にビタミンDを国が供給することも検討した方が良いのでは?とも思ってしまう。
仮に感染したとしても、重症化リスクを低減するようなサポートが必要だと思う。

できることは、できる限り行った方が良いのになぁと思う次第です。
結局、そんな支援は期待できないから、今は、医療機関も、機関単位・個人単位で自己防衛せざる終えない現状があるんだろう。
大変だと思う。

私も、冬期、家族で1000~2000IUのビタミンDを摂取するようにしています。
家族単位でも、自己防衛するしかないのだろう。