日本栄養士会の中村会長や女子栄養大学栄養科学研究の香川所長から、新型コロナウイルスと栄養摂取について、こういった情報発信がされています。





その他、様々な研究機関からも見解が示されています。

基本的に、たんぱく質摂取を心がけて、バランス良くビタミン・ミネラルを摂取する必要があるのは、間違えなさそうです。

特に、以下の栄養素は、積極的に摂取する必要がありそうです。

ビタミンA
ビタミンC
ビタミンD
亜鉛


セレン
グルタミン


こういった免疫に関係が深い栄養素の摂取は、心がけた方が良いと思います。
基本のビタミンCに限らず、ビタミンDと亜鉛などは、フランスで結果が出ているようですし、以下のような報告もあるので、特に心がけた方が良いと思います。

Evidence That Vitamin D Supplementation Could Reduce Risk of Influenza and COVID-19 Infections and Deaths. Nutrients. 2020;12(4):E988.
A Review of Micronutrients and the Immune System-Working in Harmony to Reduce the Risk of Infection. Nutrients. 2020;12(1):236.


ビタミンDについては、否定的な見解も発信されていますが、感染予防というより、血中ビタミンD濃度が低い人ほど重症化しやすいようなので、外出も自粛して血中ビタミンD濃度が高まりにくい環境(日光を浴びない生活)で過ごしているので、サプリメントでの補充は必要だと思います。

まぁ、亜鉛も、粘膜を保護するビタミンAを体内に留め、免疫システムにも関わる栄養素なので、摂っていて損はないと思います。
また、亜鉛は、味覚にも重要な役割をしており、新型コロナウイルスが味覚にも変化が出ることからも、関係性は深いように思えます。

グルタミンと、アミノ酸が1つ、ポツンと示されているが、医療の世界では、経口免疫剤と言えば、グルタミンです。
今日、グルタミンの文献を読んで、まとめていて、重要性が理解できました。



何れにしても、国民は、不安を低減するために、こういった栄養素を積極的に摂取しようとしていることは、市場動向を見ていると読み取れます。

アフターコロナの世界では、免疫強化を意識して予防を心かけた栄養摂取が重要になってくるでしょう。

コロナに負けるな!
です。栄養学からも。