アミノ酸の１つであるアルギニンは、弊社のOEM案件でも人気原料の１つです。
HGHのアミノ酸ドリンクの１素材やシトルリンとの組み合わせなどで、数多く利用されています。
今回、紹介する論文は、血管性勃起不全の男性患者にアルギニン6g/日を3ヶ月摂取させて、勃起機能に対する有効性を評価した論文です。
要するに、本試験の結果、アルギニン6g/日摂取した軽度から中等度の患者では、勃起機能の有意な改善（国際勃起機能スコア：IIEF-6）が認められています。
おそらく、ＮＯ（一酸化窒素）の産生がもたらされた結果でしょう。
シトルリン（800mg/日くらい）や抗酸化物質（ビタミンＣ・Ｅやポリフェノールなど）も併せて摂取すると、もっと良い効果が期待できるでしょう。
何れにしても、アルギニン単体の効果として、こういったエビデンスは、非常にありがたいデータです。
既存のOEM商品でも、6g/日以上のアルギニンを配合している商品があるので、その効果（有効性）を裏付けるデータになります。使い方にもよりますが、販促データにもなるでしょう。
今後は、アルギニンを主とした商品設計を組む時に、6g/日以上配合しようかなぁと思います。
HGHのアミノ酸ドリンクの１素材やシトルリンとの組み合わせなどで、数多く利用されています。
今回、紹介する論文は、血管性勃起不全の男性患者にアルギニン6g/日を3ヶ月摂取させて、勃起機能に対する有効性を評価した論文です。
Long-term high-dose L-arginine supplementation in patients with vasculogenic erectile dysfunction: a multicentre, double-blind, randomized, placebo-controlled clinical trial
Abstract
Purpose The current randomized, double-blind, placebo-controlled clinical trial addressed the effects on penile erectile function of relatively high daily oral doses (6 g/day) of L-ARG for 3 months (N = 51) compared to placebo (N = 47), in patients with vasculogenic ED, with comparison between mild–moderate and severe vasculogenic ED.
Methods The outcome measures included IIEF-6 score and cavernous arteries peak systolic flow velocity (PSV) at dynamic penile duplex ultrasonography (PDU).
Results L-ARG supplementation for 3 months significantly increased IIEF-6 score in the overall cohort (p < 0.0001) and in subgroups of patients with mild–moderate (p < 0.0001) and severe (p = 0.007) vasculogenic ED; PSV was significantly increased in the overall cohort (p < 0.0001) and in patients with mild–moderate (p < 0.0001), but not severe vasculogenic ED. At study completion, 74% of patients improved ED degree category, although only 24% of patients, mainly belonging to the baseline category of mild ED, reached IIEF-6 scores compatible with absence of ED; moreover, 20% of patients, exclusively belonging to the baseline category of mild–moderate vasculogenic ED, reached PSV values compatible with absence of ED.
Conclusion The results of the current study demonstrated that supplementation with relatively high doses of L-ARG as a single compound for 3 months significantly improved penile erectile function, assessed by both IIEF-6 score and PSV at dynamic PDU in patients with mild–moderate, and improved IIEF-6 score, but not PSV, in patients with severe vasculogenic ED, therefore suggesting that L-ARG might be an alternative treatment in mild–moderate vasculogenic ED patients experiencing adverse effects or with contraindications for chronic treatment with PDE5i compounds.
J Endocrinol Invest. 2022; doi: 10.1007/s40618-021-01704-3.
↓ Google翻訳
血管原性勃起不全患者における長期の高用量L-アルギニン補給：多施設、二重盲検、無作為化、プラセボ対照臨床試験
要旨
目的 現在のランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験では、プラセボ（N = 47）、血管性EDの患者において、軽度から中等度と重度の血管性EDの比較。
方法 結果の測定には、動的陰茎二重超音波検査（PDU）でのIIEF-6スコアと海綿体動脈のピーク収縮期流速（PSV）が用いられた。
結果 3か月間のアルギニン補給は、コホート全体（p <0.0001）および軽度から中等度（p <0.0001）および重度（p = 0.007）の血管新生EDの患者のサブグループでIIEF-6スコアを有意に増加させました。 PSVは、コホート全体（p <0.0001）および軽度から中等度（p <0.0001）の患者で有意に増加しましたが、重度の血管性EDでは増加しませんでした。研究の完了時に、患者の74％がED度のカテゴリーを改善しましたが、主に軽度のEDのベースラインカテゴリーに属する患者の24％のみが、EDの欠如と互換性のあるIIEF-6スコアに達しました。さらに、患者の20％は、軽度から中等度の血管性EDのベースラインカテゴリにのみ属し、EDの欠如と互換性のあるPSV値に達しました。
結論 現在の研究の結果は、比較的高用量のアルギニンを単一の化合物として3か月間補給すると、軽度から中等度の患者の動的PDUでのIIEF-6スコアとPSVの両方によって評価され、陰茎勃起機能が大幅に改善されることを示しました。重度の血管性ED患者のIIEF-6スコアは改善されましたが、PSVは改善されませんでした。したがって、アルギニンは、PDE5i化合物による副作用を経験していたり慢性治療の禁忌を伴う軽度から中等度の血管性ED患者の代替治療である可能性があります。
要するに、本試験の結果、アルギニン6g/日摂取した軽度から中等度の患者では、勃起機能の有意な改善（国際勃起機能スコア：IIEF-6）が認められています。
おそらく、ＮＯ（一酸化窒素）の産生がもたらされた結果でしょう。
シトルリン（800mg/日くらい）や抗酸化物質（ビタミンＣ・Ｅやポリフェノールなど）も併せて摂取すると、もっと良い効果が期待できるでしょう。
何れにしても、アルギニン単体の効果として、こういったエビデンスは、非常にありがたいデータです。
既存のOEM商品でも、6g/日以上のアルギニンを配合している商品があるので、その効果（有効性）を裏付けるデータになります。使い方にもよりますが、販促データにもなるでしょう。
今後は、アルギニンを主とした商品設計を組む時に、6g/日以上配合しようかなぁと思います。
