先日、ある乳酸菌製造会社さんの社長さんと技術トップと会食がありました。機能性食品開発で、アドバイスさせていただいていたので。
そこでは、中小企業の健康食品サプリメント原料開発などの話もたくさん行いました。

その1話題を紹介です。

今、大学は、研究予算が削られている。
旬な研究なら予算が割り当てられるが、地味な基礎研究などには予算が出にくい状況がある。

学者が企業に営業をかけて研究予算を獲得しろと言っているかのような面も多々みられる。

日本は、技術だけで成り上がってきたのに、研究者をこんなに疎かにして大丈夫なのだろうか?

実際、ノウハウを持っている研究者もしくは将来有望な研究者は、中国に引き抜かれ、すでに流出が起こっている。



国税で研究されたのに・・・。
研究者の移籍規制を強化しなければならないのだが、流出する理由も考えなければならない。

理由はシンプルで、日本で研究者は評価されないから!

日本社会って、研究職より営業職の方が評価されやすいし・・・
今、世界的に、技術による実業で稼ぐより金融やITの方が簡単に儲けれたりする。

近年、健康食品サプリメント業界でも、研究開発に関して変化が起こっている。

大手が研究開発を行わなくなった。
結果が出るかわからない研究開発に対して予算を投じなくなったのです。
結果が出ている事業を買収した方が確実で手っ取り早いという、如何にも投資屋さん金融屋さんが考えそうな考え方だと思う。


まぁ、リスク負って研究開発しても、中国が同じような原料を作って、美味しいところをかっさらっていくんだから、仕方ない面もある。
実際、NMNなんて、日本で盛んに研究が行われているけど、原料メーカーのほとんどが中国企業です。過去、米国では、こういったことがナットウキナーゼやビタミンKでも起こっている。

実際、こういった問題が存在するので、弊社も、不用意に新たな研究開発を進めることができない。
なので、私が手掛ける原料は、中国で作れない原料と、中国が手掛けるほどの市場にならないニッチな原料。

そんなことやっていたら、そのうち、中国からの買収案件も届くようになるのかな?
実際、数年前、某プラセンタ会社(売上10億円強)さんが30億円で中国の資本家に買収されているからなぁ・・・。

やっとでさえも、健康食品サプリメント原料メーカーが中国に買収され始めている状況があるのに・・・
今のような極端な円安が起こってしまうと、今後、技術ごと買収され、技術を抜いたら売られてしまうという問題も起こってくるだろう。
こういった面でも、この円安は非常に危険。
そこは、政府も、しっかり認識してもらわなきゃ困る点です。

まぁ、一方で、円安は、海外展開のチャンスでもあります。
頑張って、海外に営業しようと思います!


P.S.
まめ鉄のSloIron社が買収された場合、いくらで買われるんだろう?
私の株も億単位になっちゃ足りするのかな?