アニマルテストフリーって、何だろう?と思って、見ていた人は少なくないだろう。

アニマルテストフリー(animal test free)とは、動物試験を実施していないことをコンセプトとした製品/商品指針です。

この動きが欧米では、急速に広まっている。

化粧品業界では、かなり標準化し始めている。
中でも、エスティーローダーの活動が有名です。

そして、日本の化粧品業界も、アニマルテストフリーへと動き出している。すでに、日本化粧品工業連合会では、数年前からアニマルテストフリーへと舵を切っています。





米国では、数年前から、健康食品サプリメント業界においても、アニマルテストフリーが浸透し始めている。Supply Side Westだと、1~2割の会社で掲げられています。
加えて、欧米の原料メーカーは、動物試験を実施していても、日本の会社ほどオープンにしない。有効性評価は、ヒト臨床試験のみで実施するケースが多い。すでに、日本と違いが出始めている。

先日、大手外資系化粧品会社さん向けに納入している原料の調査書を記載していた際、アニマルテストフリーの項目なあり、最後に動物試験を実施した年月日まで記載させられました。

特に、以下のような会社では、反応が速いです。

自然食品の会社
SDGsを掲げる会社
ヴィーガンコンセプトの会社


このアニマルテストフリーが定着してくると、日本の品質管理基準も大きく変化してきます。

現在、日本の多くの健康食品サプリメントの会社さんは、原料選定の際、急性毒性試験結果などの安全性試験の結果を求めてきます。
基本、大手さんは、ある一定基準(例:反復投与毒性試験)以上の毒性試験結果を保有していないと採用を検討できないことが多々あります。
弊社でも、その商習慣に従って、毒性試験を実施してきました。その徹底が弊社の原料が支持される理由の1つでした。

一方、この毒性試験が動物試験に該当するのです。

板挟み状態!

なかなか悩ましいです・・・。
今は、代替試験方法もあるのですが、信用度という点では、動物試験に敵わないのが実際。

まぁ、実際、この毒性試験などの動物試験によって、恐ろしい数のラットやマウスが殺されているわけですが・・・

その試験のためだけに繁殖させられている実際もあるので、動物愛護の観点より、殺すなら繁殖させないという結論へ向かっているのでしょう。

「約束のネバーランド」「わたしを離さないで」「アイランド」のようなクローン人間を題材とした作品でも訴えらえているテーマと共通していたりもするのでしょう。

時代は、アニマルテストフリーの方向へと進んでいるようです。

しかし、すべての原料をアニマルテストフリーにする訳にはいかないです。
やっぱり、オーガニックなど自然志向の強い素材に対しては、対応していく必要があるが、その他の素材は、対応していけない。すでに、動物試験が行われているから・・・。

弊社としては、できる範囲で対応していこうと思います。