最近、コロナ禍で健康不安なども高まり、意外に、健康食品サプリメントの市場も地味に伸びている感じがします。東日本大震災の時と同様なことが起こっています。

ただし、購入される商品が無難な商品へと変化し、売れる商品の価格帯も変化し、売上ベースでは伸びていないものの、販売商品数ベースでは伸びているだろう。
実は、これは、日本に限らず中国市場でも、同様な傾向が認められます。

そして、コロナ禍、1つ心配なことがあります。

健康寿命の短縮 です。
延伸の逆。

今回のコロナ禍で、シニア層は、外出が抑制され、運動する機会も減っています。
そのため、「○○さんの認知症が進んだ」「○○さん、認知症の症状が出始めた」という噂話も、増えた感じがします。
実際、調べてみたら、このようなニュースも報道されていました。



かなり深刻な問題だと思います。

私は、認知症要望に関して、日常的な運動が何よりの特効薬であり、運動は運動でも、目標を持ち続けることができる生涯スポーツが最良と考えています。
私のアンチエイジング論。

だから、何歳になっても段位を積み重ねることができる空手をオススメしています。
こちらの動画は、福岡の空手教室の様子なのですが、ここは、シニアも元気に稽古に勤しんておられます。



私は、世田谷と青梅で活動していますが、青梅の國際松濤館のように松濤館流は、形も比較的運動強度が求められます。
一方、松濤館流の形でも、運動強度が低い方も存在します。バッサイダイなども低め。シニアでもチャレンジ可能です。指定型でも、挙動が多く飛ぶ観空大・小は問題外ですが、飛ばない慈恩などはチャレンジできないことはないです。
是非、少しでも多くの方にチャレンジしてもらいたい!

一方、私の持論として、これからの時代、生涯スポーツだけでは足りない、栄養学的アプローチも不可欠!とも考えています。

基本的な考え方は、以下の通り。

不足のない栄養成分補給
 +

体内酵素(補酵素)
抗酸化物質
抗糖化物質
含硫アミノ酸化合物
天然ステロイド化合物


原則、ビタミン・ミネラルは、不足しないように注意する必要があります。
特に、ビタミンD・葉酸・亜鉛などは、日常的に補った方が良いと思います。まぁ、カルシウムやたんぱく質など、言い出すとキリがないんですけどね・・・。

また、これからの時代、抗酸化物質や抗糖化物質も積極的に補った方が良いと思います。
私の持論、どちらも、質の良いものを選択する必要がある。
例えば、植物系の抗酸化物質だけでも、以下のフィトケミカルマップで示されている通り、多くの種類が存在し、カテキンとレスベラトロールで機能性が異なるように、同じ抗酸化物質でも機能性が異なります。

フィトケミカルマップ(植物名付き)

ちなみに、含硫アミノ酸化合物(エルゴチオネイン、アデノシルメチオニン、グルタチオンなど)や天然ステロイド化合物(山芋ジオスゲニン、トマトのエスクレオサイドなど)は、医薬品に限りなく近い領域。機能性も高い分、選択も難しいです。
必ずしも機能性表示食品の領域に収まるとも言えないので、専門家の指導を受けるのも一手です。

さらに厳密に言うと、原料によって吸収性や安定性も異なるので、良い原料が選定されている商品を選ぶ必要があります。
一方、サプリメント製造の現場では、吸収性や安定性が上がっても、コストが上がるなら選択されないケースも少なくありません。難しいものです。

時代は、変化します。
より質の高いアンチエイジングを求めていくと、こういったサプリメントの利用は不可欠です。今後必ず、ゲノム(遺伝子)に基づいたサプリメント処方というものも出現するでしょう。

まぁ、どのようにサプリメントを利用してどこまでお金をかけるか? は、個々の考え方と経済力次第だろう。
月1000円(ビタミン・ミネラル中心)でも、コスパの高いサプリメント活用は可能です。
健康意識の高い人は、1万円くらいまで自分に投資しする時代になっています。

私は、その良い商品作りの黒子です。
良い商品を作ったり、良い機能性食品原料を開発することで、陰ながら健康寿命延伸という社会貢献を行っていきたいと考えています。

実は、健康食品サプリメントの事業も、ここを踏み外して過度な利益追求を行うと、市場から評価されず成功への道へと進めません。社会貢献面も忘れてはダメで、バランスの良い収益モデルを構築する必要があるのです。

また、アンチエイジングというものは、所得格差も生まれやすく、世の中で、新たにアンチエイジング格差というものも生じてきている。
例えば認知症をとっても、万人が安く認知症を予防できるような世にしていくべきだろう。
そんな世の中作りに、少しでも貢献していければと思います。


P.S.
【NMNに関する持論】
新しいアンチエイジング素材であるNMNは、深刻な経済ダメージを伴わない健康不安の増大が起こっていれば、レスベラトロールのようにブームが起こっただろう。
一方、高いものが売れにくくなった局面で、プチブームが到来しているので、なかなか厳しい局面だと思います。
でも、高い商品でも購入できるVIP層は、今、購買意欲が高まっているだろう。そこを如何に攻略するかは、販売者の腕の見せ所だと思います。