いろいろなお客様と出会う機会があります。

結構、多いのは独立して勝負している方。
7人に1人は、社長という話も聞くくらいですから、多くの方が独立され勝負されているのでしょう。
2004年時点の開業企業数が16.8万件という数ですからね・・・。

ただし、残念ながら、8割以上の方は、1年で会社をたたんでしまわれます。
年平均廃業企業数29万件って数字もあるくらいですから、厳しい世の中なのです。
また、1年で4割が廃業というデータもあるようですが、健康食品業界は、勝負が速いのでしょう。

加えて、会社は存続していても、儲かっていない会社や大赤字の会社も存在します。

さて、何が悪かったのでしょう?
一番多いケースかな?と思うのは、この理由です。

見込みが甘い

1つの案件に対して、どれくらいの角度で成約率を想定し、マネージメントしていくかは非常に重要です。
厳しく管理していく必要があります。

中には、1つの大きな案件にしがみつき、結局、成約せず働き損するという方もいらっしゃいます。

原料メーカーやOME会社から独立したり、転職したりする場合、必ず既存の顧客が助けてくれると思って行動されます。
でも、よほどのスーパー営業マン出ない限り、既存顧客は、それほど助けてくれません!
これが現実です。

そういったことは、顧客が自分と付き合っているから仕事が成立していると勘違いするために起こります。顧客は、会社という信頼があるからこそ、付き合っているのです。
それは、顧客の担当者が経営者でなく一担当者であれば、その傾向がより強いです。
まぁ、経営者だからといって、都合よく使われて、切られてしまうこともあるので安心はできないんですけどね・・・。

何れにしても、既存顧客に助けてもらえなくてもゼロから成功するつもりの気持ちと計画・管理が必要なのです。

また、見込みが甘い形の事例として多いのは、運転資金の問題です。

例えば、通販事業の場合、商品を作って売る予算なしという例も少なくありません。
また、最初から銀行から融資を受けること前提の顧客もいますが、それは、勝負したい時に使うべき手であり、見込みが甘ければ、銀行も貸してくれません。

過去、書籍で「MBAの本質は、勝てる商売しかしないこと」とされており、勝算があって初めて行動すべきなのでしょうね。

だからと言って、反対に、何もできないという方も多いです。
失敗する理由として、以下のように言えるでしょうね。

チャレンジ精神がない

中小企業は、勝負してナンボです!


行動しなければ、何も生まれません。

加えて・・・、よくあるケースとして。

完全他力本願なんてありえない!

中小企業は、
切り開いてナンボです。

他人のノウハウは、他人にも利用され、すぐに陳腐化します。そこに成功はありません。

特に、健康食品のECの場合、常に新しいことにチャレンジしなければ、成功はありません。
大手さんの通販が、ECで成功する率が少ない理由も、実は、そこに合ったりもします。ぶっちゃけ、大手の広告代理店型のモデルでは、到底、勝っていけるとは思えないです。

独り言。
過去、過労死を起こした超大手広告代理店さんの場合、起したのは子会社、それもウィークポイントであったEC系。亡くなった女性は、かわいそうに、そこが運の尽きだったのでしょう・・・。死ぬほど働かされたけど、結局、既得権益を持っていないので、顧客には成功を持たさらなかったでしょう。会社が悪い最悪の事例。
私は、そういった目で見ていました。

チャレンジの仕方は、いろいろあります。

例えば、健康食品の販売を行う場合、原料作りから真似されない商品を作っていくのか自作PCのようにパーツを組み合わせて商品を作っていくのかでは、大きく差が出ます。
前者は、めちゃめちゃ大変ですが、ハイリスクハイリターンです。まぁ、どのレベルで行うかによって、予算感も異なってきます。
後者は、販売の上手い下手だけです。なかなか、既得権益がないと、上手くいかない時代になってきています。

当然のことですが・・・

どうチャレンジするかも大事です!

そのためには、正しい情報を集め、的確な選択と判断を行っていく必要があるのです。
ネットを見て売れてそう、営業マンが言う売れている、通販コンサルの勝てる方法などって正確性がないんですよね・・・。
このご時世、情報戦が重要になってきています。ほんと、的確な選択と判断が大事なのです。

まぁ、この「やっちゃダメ!」シリーズですが、今回のように、製造面に限らず、経営面でもコメントしていくつもりです。
是非、参考にしていただければ幸いです。