今、新宿は、中国人観光客だらけです。多少減りましたが、国慶節が終わっても、未だ多いです。

今回、以前のインバウンド観光客と比べて、年齢層が変わったと感じました。
若くなった。
20代後半から40代前半が多いように感じました。
しかも、家族ではなく、カップルが多かったです。

凄かったのは、新宿高島屋のロレックスとカルティエ。
ロレックスなんて、ずっと行列ができていた。

円安の影響で、投資目的もあるのだろうけど、高級時計を買っていくんだ・・・と思っていました。

でも、少し時間下経過し、冷静に考えてみると・・・

なぜ?こんなに景気が良いんだろう?
今、中国って、バブルが弾けて景気が悪いんじゃなかったけっ?

いやいや、中国って、ロシアへの供給を行っているし、諸外国への一部の輸出ビジネスは堅調なので、景気が悪いはずない。
ダメなのは、不動産くらいなんだろう。
あと、米国絡みで、供給が制限されている半導体関連。

まぁ、バイデン一家は、中国とズブズブだろうから、中国に制裁しているようで抜け道を作ってあって、半導体に関しては、言うほど影響がないのかもしれない。

さて、一旦、話を戻し・・・。
中国人観光客の層について。

以下のようなことが見えてくるのかな?

・今、中国でお金を持っているのは30代40代。
・中国の30代40代エリートは、政府の本質も理解している人が多い。政府に従順。
・中国では、格差がより一層開いている。

我々は、ビジネスにおいて、中国人経営者や上場企業役員と会うことがある。
1つ共通点がある。
みんな若い。
30代40代が圧倒的に多い。
稀に、20代後半の女性というケースもあった。

実際、60代の経営者とは、会ったことない。
たしか、一次インバウンドバブルの際、再生医療のクリニックに多額のお金を落としていった中国人でさえ、40代50代だった。

中国は、2010年以降、一気にネット社会が広がった。それに伴い、新しい富裕層もたくさん生まれている。日本のITバブル時と同じ。
その成功者の大部分が今の30代40代だったのだろう。

出会った30代40代の成功者は、
皆、勤勉で、日本の文化も良く知っている。
賢い人も多く、強かでポジショニングが上手い。
政府に思うことがあっても、決して口には出さず、自分達の利益追求に徹する傾向も強い。時には、政府を上手く利用する。
というもの。
テレビで見える中国人とは全く異なる。
エリートは、庶民と全く異なる。

なお、仮に子供がいても、日本には、子供を連れてこなかった理由があると思う。
子供の言動を制限(コントロール)できないから。
口ふさげないから。

30代40代は、日本を楽しみつつも、決して、政府の反感を買うような言動をしないだろう。
SNSで、日本を満喫している様子をアップすることはない。
まして、海産物を堪能している様子なんて、絶対にアップしないだろう。

中国は、金持ちは買いならしつつ、庶民をメディア操作によりコントロールするという戦略が上手くいっているのだろう。
日本にも、似たような部分があるが、中国の場合、やり方が露骨なだけ。

世の中、格差が開いてくると、上手く統制しないと、庶民から暴動が起こりやすくなる。中国は、そのリスクを数多く孕んでいる。

世界って、表に見えている部分だけが真実ではない。
裏を勘ぐったり、疑ったりする必要がある。

そのため、こういった書籍を読んでみても良い。ただし、全部を信じる必要はないと思う。


特に、中国のビジネスは、裏と表があることが多い。

戦争も、儲かる人(国)が必ず存在する。
ここ数年、世界は混乱しているが、景気の良い国もある。
戦争をバックアップしている国々。

中国も、ロシアをバックアップして景気が良くても、大ぴらにはできない。
今は、強かに力をつけようとしている時期なのかもしれない。

まぁ、何れにしても、混沌とした時代。
その中でも、上手く生きていくしかないのだろう。