最近、NMNサプリメントの市場動向として、国内製造のNMN原料が出回り始めている。
でも、国内で合成工程は行われていない。

本当に国内製造を表示できるのだろうか?

と不安になってしまう。
理由は、この記事の5月13日の追記部分。



スプレードライによる倍散、篩いや粉砕では、国内製造を認めないという指導。

「えっ!? スプレードライかけても?」と思った人は少なくないだろう。

この原産国表示に関しては、行政も、原産国表示に関しては、年々、指針を変えてきています。
また、消費者庁の見解が最優先になるのでしょうが、行政によっても、見解が異なることもあります。

要するに、原産国表示の意図的な変更を目的とした加工での原産国表示は認めないという指針です。

こういった原産国表示を意図的に変更する加工は、原料としての加工ではなく、サプリメントなど加工食品を製造するための中間加工と捉えられるのだろう。
だから、いくらでも処罰できる。

私も、NMN原料の国内製造化について、いろいろ試行錯誤したけど、この消費者庁の見解があったので、あきらめてしまった。

原料の原産国を変える場合、以下のような性質の変化が必要です。
化学構造の変化(塩への加工など)
機能性の変化(吸収性の向上など)
純度の変化(溶解後の再精製など) など


原産国表示については、原料メーカーが証明書を提示したからと言って、済むもんでもなくなってくる。
何故だか、消費者庁は、産地偽装に対して、めちゃめちゃ厳しい。
吉兆のケースが良い例だろう。

原産国表示の問題も含め、原料メーカーの報告は、真実を確かめることが難しいため、報告した内容のままビジネスが継続されるケースも多々ある。
ただし、数年前の大麦若葉エキス末(放射線殺菌)の事件のように、バレた時が地獄。大規模な回収騒動につながり、原料メーカーは倒産してしまう。

まぁ、この件は、こういった問題にもつながってくるわけです。



加えて、正規で輸入通関を通さなくても、国内で再加工すると報告すれば、植物検疫を通らなくても通関できてしまう。
合成を行っている原料製造工場別に通関をジャッチしている厚生労働省も欺いてします。

中国に流通するのであれば、ある程、目をつぶるかもしれないが、日本で流通させるとなると、帝人さんやオリエンタル酵母さん、三菱商事ライフサイエンスさんも黙ってはいないだろう。
行政に対して、指導を求めるだろう。
もしかすると、もう求めているかもしれない。

だからと言って、この国内製造のNMN原料の販売会社さんに、消費者庁への相談を求めるというのも酷なような感じがする・・・。
めっちゃ、リスキーだと思う。

そういった状況があるから、顧客からの要望もあり弊社も使いたいけど、国内製造として表記するかは、非常に迷っています。
まだ猶予期間内なので、表示しないという選択を行うかもしれない。

原料ビジネスを知りながら、OEM事業を行っていると、こういった板挟みも必然的に生じてきます。
頭の痛い話です。


【結果報告】2021年2月5日
やはり、原産国表示は、表示しないという方法を選択しました。
猶予期間中、グレーゾーンの間は、広告表現だけに留めてもらうよう顧客を説得しました。
原料もかなり割高だけど、仕方ない・・・。