昨日、以下のような追加ページのお知らせをいたしました。
妊活と鉄の部分には、2つほど文献を紹介しています。
こういった情報をまとめていると、日本の少子化の一因は、鉄不足なんだろうなぁとも思ってしまいます。
日本における成人女性の鉄の栄養摂取基準(推奨量)は、米国の18mg/日に対して、たった10.5mg/日であり、かつ国民健康・栄養調査から鉄の摂取量が平均4.1mg不足しているというデータも示されています。
コペンハーゲン大学病院のGeorgsenら研究チームの論文で示されている血清フェリチン値30.7μg/Lなんて、日本では、満たしていない人達がかなり多いだろう。
追加ページやこの書籍でも紹介されている通り、妊活期は、しっかりと鉄を摂取して、血清フェリチン値を高めておく必要があります。
今、日本で少子化問題が起こっている一方で、不妊治療も数多く行われている。こういった鉄栄養の研究を行っていると、この状況は、この鉄不足も関係しているのではないか?と思ってしまいます。
過度なダイエットや偏食など、妊娠しにくい体になりやすい。
なお、妊活期は、鉄の摂取に限らず、葉酸の摂取も重要です。フェリチン値は、一度、検査しておくこともオススメです。
加えて、亜鉛や銅などの摂取も重要になってきます。
一方、鉄剤などの二価の鉄って、必ず他のミネラルと吸収機構のDMT1で拮抗してしまいます。
そういった意味では、DMT1を用いず吸収されるフェリチン鉄は、他のミネラルの吸収と拮抗しにくい鉄であり、フェリチン鉄の大きな長所だと思います。
ちなみに、DMT1とは、ミネラルを運ぶタンパク質です。多くのミネラルは、タンパク質によって腸管内に運ばれることで吸収されます。
そして、フェリチン鉄は、アポフェリチンというタンパク質に包まれた鉄です。おそらく、アポフェリチンがDMT1と同様な役割を担い、エンドサイトーシスという吸収機構により吸収が行われているのでしょう。
まぁ、そもそも、成人女性の鉄の推奨摂取量を米国に合わせて18mg/日に変更するだけでも、随分異なってくるのになぁ・・・。
最後に、まめ鉄のコンテンツとして、今後、文献ベースでページを追加していこうと思っています。基本、フェムテックをテーマとし、PMSと鉄、美肌と鉄などの内容を予定しています。
多くの女性に役立ててもらえればと思います。
妊活と鉄の部分には、2つほど文献を紹介しています。
こういった情報をまとめていると、日本の少子化の一因は、鉄不足なんだろうなぁとも思ってしまいます。
日本における成人女性の鉄の栄養摂取基準(推奨量)は、米国の18mg/日に対して、たった10.5mg/日であり、かつ国民健康・栄養調査から鉄の摂取量が平均4.1mg不足しているというデータも示されています。
コペンハーゲン大学病院のGeorgsenら研究チームの論文で示されている血清フェリチン値30.7μg/Lなんて、日本では、満たしていない人達がかなり多いだろう。
追加ページやこの書籍でも紹介されている通り、妊活期は、しっかりと鉄を摂取して、血清フェリチン値を高めておく必要があります。
今、日本で少子化問題が起こっている一方で、不妊治療も数多く行われている。こういった鉄栄養の研究を行っていると、この状況は、この鉄不足も関係しているのではないか?と思ってしまいます。
過度なダイエットや偏食など、妊娠しにくい体になりやすい。
なお、妊活期は、鉄の摂取に限らず、葉酸の摂取も重要です。フェリチン値は、一度、検査しておくこともオススメです。
加えて、亜鉛や銅などの摂取も重要になってきます。
一方、鉄剤などの二価の鉄って、必ず他のミネラルと吸収機構のDMT1で拮抗してしまいます。
そういった意味では、DMT1を用いず吸収されるフェリチン鉄は、他のミネラルの吸収と拮抗しにくい鉄であり、フェリチン鉄の大きな長所だと思います。
ちなみに、DMT1とは、ミネラルを運ぶタンパク質です。多くのミネラルは、タンパク質によって腸管内に運ばれることで吸収されます。
そして、フェリチン鉄は、アポフェリチンというタンパク質に包まれた鉄です。おそらく、アポフェリチンがDMT1と同様な役割を担い、エンドサイトーシスという吸収機構により吸収が行われているのでしょう。
まぁ、そもそも、成人女性の鉄の推奨摂取量を米国に合わせて18mg/日に変更するだけでも、随分異なってくるのになぁ・・・。
最後に、まめ鉄のコンテンツとして、今後、文献ベースでページを追加していこうと思っています。基本、フェムテックをテーマとし、PMSと鉄、美肌と鉄などの内容を予定しています。
多くの女性に役立ててもらえればと思います。