健康食品サプリメント原料OEM製造業界 生き残り術

健康食品サプリメントの受託製造加工;OEMや原料供給を行う栗山雄司(広告代理店経験のある博士マーケッター)のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法、中国を始めとした海外展開の話など

機能性食品素材で介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、素材の研究開発とマーケット創造の両方が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、その実践で得られた市場での生き残り術を紹介していきます。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

栗山サプリメント論

ヴィーガン対応の健康食品サプリメント基準

先週投稿したヴィーガン向けの健康食品サプリメントに関して、予想以上に好評だったため、改めて補足の記事を書くことにしました。

基本的に、公的な認証機関がないため、自主基準を定める必要がありそうでしたので、以下のページも参考にしながら、弊社の基準を作ることにしました。



以下が弊社の基準です。

1. 調査書により動物由来の一次原料が使用されていない(必須)

2. 動物由来物質含有検査の実施(任意)




DNA検査(;PCR法)とElisa法の検査が存在するようです。

まぁ、検査だけでも良いのではないか?と考える方も多いかもしれません。

一方、精製度が高くDNA検査とElisa法でも検出されない動物由来の粗原料を用いた原料が存在するから、調査書でのチェックも必要になります。
タンパクを完全に除去されていれば、分析しても検出されませんからね・・・。

例えば、ビタミンD3などは、精製度が高く含有率も微量なので、分析では検出されないでしょう。

実際、弊社の山芋抽出物も、山芋から抽出されていますが、アレルゲン検査(PCR)を実施しても陰性という結果が示されます。
分析の精度や分析の位置付けって、こんなもんなのです。

まぁ、こういったことを非常に神経質にチェックする方がヴィーガンの方に多い傾向があるので、注意が必要です。
検出されないからと言って、ビタミンD3なんて配合したら、どえらいクレームになる可能性があると思います。
注意が必要です。

ちなみに・・・
動物由来に該当しない化学合成原料を用いれば、ヴィーガン対応の商品を作るのは簡単だろう。
でも、ヴィーガンの方々は、化学系の添加物も嫌うため、どうしてもナチュラル素材(好ましくはオーガニック素材)で商品形成しなければならないです。
ヴィーガンの方に支持されるヒット商品を作るには、ナチュラル志向も徹底する必要があるのです。
なかなかハードルが高い・・・。

こういった商品を作っていくため、我々も日々努力です。

超高齢化社会における健康寿命延伸とサプリメントの利用

最近、コロナ禍で健康不安なども高まり、意外に、健康食品サプリメントの市場も地味に伸びている感じがします。東日本大震災の時と同様なことが起こっています。

ただし、購入される商品が無難な商品へと変化し、売れる商品の価格帯も変化し、売上ベースでは伸びていないものの、販売商品数ベースでは伸びているだろう。
実は、これは、日本に限らず中国市場でも、同様な傾向が認められます。

そして、コロナ禍、1つ心配なことがあります。

健康寿命の短縮 です。
延伸の逆。

今回のコロナ禍で、シニア層は、外出が抑制され、運動する機会も減っています。
そのため、「○○さんの認知症が進んだ」「○○さん、認知症の症状が出始めた」という噂話も、増えた感じがします。
実際、調べてみたら、このようなニュースも報道されていました。



かなり深刻な問題だと思います。

私は、認知症要望に関して、日常的な運動が何よりの特効薬であり、運動は運動でも、目標を持ち続けることができる生涯スポーツが最良と考えています。
私のアンチエイジング論。

だから、何歳になっても段位を積み重ねることができる空手をオススメしています。
こちらの動画は、福岡の空手教室の様子なのですが、ここは、シニアも元気に稽古に勤しんておられます。



私は、世田谷と青梅で活動していますが、青梅の國際松濤館のように松濤館流は、形も比較的運動強度が求められます。
一方、松濤館流の形でも、運動強度が低い方も存在します。バッサイダイなども低め。シニアでもチャレンジ可能です。指定型でも、挙動が多く飛ぶ観空大・小は問題外ですが、飛ばない慈恩などはチャレンジできないことはないです。
是非、少しでも多くの方にチャレンジしてもらいたい!

一方、私の持論として、これからの時代、生涯スポーツだけでは足りない、栄養学的アプローチも不可欠!とも考えています。

基本的な考え方は、以下の通り。

不足のない栄養成分補給
 +

体内酵素(補酵素)
抗酸化物質
抗糖化物質
含硫アミノ酸化合物
天然ステロイド化合物


原則、ビタミン・ミネラルは、不足しないように注意する必要があります。
特に、ビタミンD・葉酸・亜鉛などは、日常的に補った方が良いと思います。まぁ、カルシウムやたんぱく質など、言い出すとキリがないんですけどね・・・。

また、これからの時代、抗酸化物質や抗糖化物質も積極的に補った方が良いと思います。
私の持論、どちらも、質の良いものを選択する必要がある。
例えば、植物系の抗酸化物質だけでも、以下のフィトケミカルマップで示されている通り、多くの種類が存在し、カテキンとレスベラトロールで機能性が異なるように、同じ抗酸化物質でも機能性が異なります。

フィトケミカルマップ(植物名付き)

ちなみに、含硫アミノ酸化合物(エルゴチオネイン、アデノシルメチオニン、グルタチオンなど)や天然ステロイド化合物(山芋ジオスゲニン、トマトのエスクレオサイドなど)は、医薬品に限りなく近い領域。機能性も高い分、選択も難しいです。
必ずしも機能性表示食品の領域に収まるとも言えないので、専門家の指導を受けるのも一手です。

さらに厳密に言うと、原料によって吸収性や安定性も異なるので、良い原料が選定されている商品を選ぶ必要があります。
一方、サプリメント製造の現場では、吸収性や安定性が上がっても、コストが上がるなら選択されないケースも少なくありません。難しいものです。

時代は、変化します。
より質の高いアンチエイジングを求めていくと、こういったサプリメントの利用は不可欠です。今後必ず、ゲノム(遺伝子)に基づいたサプリメント処方というものも出現するでしょう。

まぁ、どのようにサプリメントを利用してどこまでお金をかけるか? は、個々の考え方と経済力次第だろう。
月1000円(ビタミン・ミネラル中心)でも、コスパの高いサプリメント活用は可能です。
健康意識の高い人は、1万円くらいまで自分に投資しする時代になっています。

私は、その良い商品作りの黒子です。
良い商品を作ったり、良い機能性食品原料を開発することで、陰ながら健康寿命延伸という社会貢献を行っていきたいと考えています。

実は、健康食品サプリメントの事業も、ここを踏み外して過度な利益追求を行うと、市場から評価されず成功への道へと進めません。社会貢献面も忘れてはダメで、バランスの良い収益モデルを構築する必要があるのです。

また、アンチエイジングというものは、所得格差も生まれやすく、世の中で、新たにアンチエイジング格差というものも生じてきている。
例えば認知症をとっても、万人が安く認知症を予防できるような世にしていくべきだろう。
そんな世の中作りに、少しでも貢献していければと思います。


P.S.
【NMNに関する持論】
新しいアンチエイジング素材であるNMNは、深刻な経済ダメージを伴わない健康不安の増大が起こっていれば、レスベラトロールのようにブームが起こっただろう。
一方、高いものが売れにくくなった局面で、プチブームが到来しているので、なかなか厳しい局面だと思います。
でも、高い商品でも購入できるVIP層は、今、購買意欲が高まっているだろう。そこを如何に攻略するかは、販売者の腕の見せ所だと思います。

新型コロナウィルス(COVID-19)と栄養学

日本栄養士会の中村会長や女子栄養大学栄養科学研究の香川所長から、新型コロナウイルスと栄養摂取について、こういった情報発信がされています。





その他、様々な研究機関からも見解が示されています。

基本的に、たんぱく質摂取を心がけて、バランス良くビタミン・ミネラルを摂取する必要があるのは、間違えなさそうです。

特に、以下の栄養素は、積極的に摂取する必要がありそうです。

ビタミンA
ビタミンC
ビタミンD
亜鉛


セレン
グルタミン


こういった免疫に関係が深い栄養素の摂取は、心がけた方が良いと思います。
基本のビタミンCに限らず、ビタミンDと亜鉛などは、フランスで結果が出ているようですし、以下のような報告もあるので、特に心がけた方が良いと思います。

Evidence That Vitamin D Supplementation Could Reduce Risk of Influenza and COVID-19 Infections and Deaths. Nutrients. 2020;12(4):E988.
A Review of Micronutrients and the Immune System-Working in Harmony to Reduce the Risk of Infection. Nutrients. 2020;12(1):236.


ビタミンDについては、否定的な見解も発信されていますが、感染予防というより、血中ビタミンD濃度が低い人ほど重症化しやすいようなので、外出も自粛して血中ビタミンD濃度が高まりにくい環境(日光を浴びない生活)で過ごしているので、サプリメントでの補充は必要だと思います。

まぁ、亜鉛も、粘膜を保護するビタミンAを体内に留め、免疫システムにも関わる栄養素なので、摂っていて損はないと思います。
また、亜鉛は、味覚にも重要な役割をしており、新型コロナウイルスが味覚にも変化が出ることからも、関係性は深いように思えます。

グルタミンと、アミノ酸が1つ、ポツンと示されているが、医療の世界では、経口免疫剤と言えば、グルタミンです。
今日、グルタミンの文献を読んで、まとめていて、重要性が理解できました。



何れにしても、国民は、不安を低減するために、こういった栄養素を積極的に摂取しようとしていることは、市場動向を見ていると読み取れます。

アフターコロナの世界では、免疫強化を意識して予防を心かけた栄養摂取が重要になってくるでしょう。

コロナに負けるな!
です。栄養学からも。
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プロフィール

博士(水産学) 46歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

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