現在、原材料の値上げラッシュが依然として続いています。今日の朝も、値上げのお知らせラッシュ。弊社も、一部で値上げを行いました。
値上げのピークは、GW前後の通達を反映した6月くらいだろう。
円安もひと段落し、円高傾向にシフトしているが、まぁ、この値上がりラッシュは、為替だけが理由ではないため、止まらんだろう。

そして、この動きの中、市場では、様々なことが起こっています。
ざっくり、以下のように示してみました。

1. 値上がり前の駆け込み製造ラッシュ
2. 安定した国産原料への切り替え
3. 便乗値上げによる利益率アップ
4. 脱問屋商社への動き

受託加工会社は、どこも製造ラインがパンパンな状態が続いている。それは、想定外の1の駆け込みラッシュが起こっているためである。
必然と言えば、必然だと思う。

2についても、想像できる変化である。
具体的には、グルコサミン塩酸塩からプロテオグリカンなどである。
ジリ貧だったグルコサミンにトドメが刺された感じである。

3に関しては、えっ!?と思うかもしれないが、そういった会社も出てきている。
仕入れ先が同じだと、すぐにバレてしまうのだが・・・。
そういったアホな値上げにより、仕入れ先が切り替えられてしまう可能性もあるのに・・・。

4に関しては、今の時代らしい新たな変化。
そもそも、新しい海外系原料メーカーは、日本特有の商文化(寵愛)に対する対応は全く行っていない。
今の時代、多くの原料メーカーは、問屋商社経由の調達ルートと、受託加工会社や販売会社への直ルートの両方を持っている。
問屋商社からの価格だけが上がり、直ルートの方が安くなれば、必然的に直ルートが選択されるようになる。

原料メーカーは比較的安易に価格を上げれても、販売会社は簡単には価格を上げることができない。競合商品との関係で、売り上げダウンにつながってしまう可能性があるから。
間に入っている受託加工会社も、製造委託先を切り替えられてしまう可能性も生じるため、安易には値上げできない。少し利益を減らしでも、案件維持したい。
だから、仁義より、案件維持を優先されてしまうのだろう。

ぶっちゃけ、弊社の場合、問屋商社さんのランク分けし、単なる寵愛だけでパートナーシップを築こうとされていない問屋商社さんに対しては、比較的冷たい。
まぁ、弊社が値上げするとしたら、上記のような実情も加味し、そういった会社さんから値上げするだろう。信頼関係の差が出るだろう。まぁ、以前にも紹介しましたが、弊社は、価格を安定化しやすいスキームで展開しています。



この円安がさらに進まなければ、原料事業での値上げは、最小限に留めるだろう。

一方、OEM事業に関しては、弊社原料の原価アップが直接的に響いただけでなく、他社の原料の値上げも同時に起こっているため、値上げせざる負えない商品も出てきている。

なかなかしんどい局面です。
うちも、便乗値上げしたいけど、最終的にはマイナスで帰ってくると思うので、決して行えない。便乗値上げでなくても、便乗値上げと捉えられたら、それだけで信用損失でビジネス的にはマイナス。

何れにしても、おそらく、販売会社さんも値上げしづらいから、ギリギリの我慢合戦が続くだろう。
その中で勝ち残っていかなければ!