健康食品サプリメント原料OEM製造業界 生き残り術

健康食品サプリメントの受託製造加工;OEMや原料供給を行う栗山雄司(広告代理店経験のある博士マーケッター)のブログ。原料クリエイティブからの商品設計ノウハウ、最新研究データ、機能性表示食品、食品表示法・薬機法・景品表示法、中国を始めとした海外展開の話など

機能性食品素材で介護のない幸せ笑顔あふれる世の中を作ることがです。そのためには、素材の研究開発とマーケット創造の両方が不可欠です。
本ブログでは、その理想像を追い求めながら、その実践で得られた市場での生き残り術を紹介していきます。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

仕事のご依頼がございまいたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。

アンチエイジング論

超高齢化社会における健康寿命延伸とサプリメントの利用

最近、コロナ禍で健康不安なども高まり、意外に、健康食品サプリメントの市場も地味に伸びている感じがします。東日本大震災の時と同様なことが起こっています。

ただし、購入される商品が無難な商品へと変化し、売れる商品の価格帯も変化し、売上ベースでは伸びていないものの、販売商品数ベースでは伸びているだろう。
実は、これは、日本に限らず中国市場でも、同様な傾向が認められます。

そして、コロナ禍、1つ心配なことがあります。

健康寿命の短縮 です。
延伸の逆。

今回のコロナ禍で、シニア層は、外出が抑制され、運動する機会も減っています。
そのため、「○○さんの認知症が進んだ」「○○さん、認知症の症状が出始めた」という噂話も、増えた感じがします。
実際、調べてみたら、このようなニュースも報道されていました。



かなり深刻な問題だと思います。

私は、認知症要望に関して、日常的な運動が何よりの特効薬であり、運動は運動でも、目標を持ち続けることができる生涯スポーツが最良と考えています。
私のアンチエイジング論。

だから、何歳になっても段位を積み重ねることができる空手をオススメしています。
こちらの動画は、福岡の空手教室の様子なのですが、ここは、シニアも元気に稽古に勤しんておられます。



私は、世田谷と青梅で活動していますが、青梅の國際松濤館のように松濤館流は、形も比較的運動強度が求められます。
一方、松濤館流の形でも、運動強度が低い方も存在します。バッサイダイなども低め。シニアでもチャレンジ可能です。指定型でも、挙動が多く飛ぶ観空大・小は問題外ですが、飛ばない慈恩などはチャレンジできないことはないです。
是非、少しでも多くの方にチャレンジしてもらいたい!

一方、私の持論として、これからの時代、生涯スポーツだけでは足りない、栄養学的アプローチも不可欠!とも考えています。

基本的な考え方は、以下の通り。

不足のない栄養成分補給
 +

体内酵素(補酵素)
抗酸化物質
抗糖化物質
含硫アミノ酸化合物
天然ステロイド化合物


原則、ビタミン・ミネラルは、不足しないように注意する必要があります。
特に、ビタミンD・葉酸・亜鉛などは、日常的に補った方が良いと思います。まぁ、カルシウムやたんぱく質など、言い出すとキリがないんですけどね・・・。

また、これからの時代、抗酸化物質や抗糖化物質も積極的に補った方が良いと思います。
私の持論、どちらも、質の良いものを選択する必要がある。
例えば、植物系の抗酸化物質だけでも、以下のフィトケミカルマップで示されている通り、多くの種類が存在し、カテキンとレスベラトロールで機能性が異なるように、同じ抗酸化物質でも機能性が異なります。

フィトケミカルマップ(植物名付き)

ちなみに、含硫アミノ酸化合物(エルゴチオネイン、アデノシルメチオニン、グルタチオンなど)や天然ステロイド化合物(山芋ジオスゲニン、トマトのエスクレオサイドなど)は、医薬品に限りなく近い領域。機能性も高い分、選択も難しいです。
必ずしも機能性表示食品の領域に収まるとも言えないので、専門家の指導を受けるのも一手です。

さらに厳密に言うと、原料によって吸収性や安定性も異なるので、良い原料が選定されている商品を選ぶ必要があります。
一方、サプリメント製造の現場では、吸収性や安定性が上がっても、コストが上がるなら選択されないケースも少なくありません。難しいものです。

時代は、変化します。
より質の高いアンチエイジングを求めていくと、こういったサプリメントの利用は不可欠です。今後必ず、ゲノム(遺伝子)に基づいたサプリメント処方というものも出現するでしょう。

まぁ、どのようにサプリメントを利用してどこまでお金をかけるか? は、個々の考え方と経済力次第だろう。
月1000円(ビタミン・ミネラル中心)でも、コスパの高いサプリメント活用は可能です。
健康意識の高い人は、1万円くらいまで自分に投資しする時代になっています。

私は、その良い商品作りの黒子です。
良い商品を作ったり、良い機能性食品原料を開発することで、陰ながら健康寿命延伸という社会貢献を行っていきたいと考えています。

実は、健康食品サプリメントの事業も、ここを踏み外して過度な利益追求を行うと、市場から評価されず成功への道へと進めません。社会貢献面も忘れてはダメで、バランスの良い収益モデルを構築する必要があるのです。

また、アンチエイジングというものは、所得格差も生まれやすく、世の中で、新たにアンチエイジング格差というものも生じてきている。
例えば認知症をとっても、万人が安く認知症を予防できるような世にしていくべきだろう。
そんな世の中作りに、少しでも貢献していければと思います。


P.S.
【NMNに関する持論】
新しいアンチエイジング素材であるNMNは、深刻な経済ダメージを伴わない健康不安の増大が起こっていれば、レスベラトロールのようにブームが起こっただろう。
一方、高いものが売れにくくなった局面で、プチブームが到来しているので、なかなか厳しい局面だと思います。
でも、高い商品でも購入できるVIP層は、今、購買意欲が高まっているだろう。そこを如何に攻略するかは、販売者の腕の見せ所だと思います。

フラボノイドの長期的な摂取は認知症を予防する

タイトルのようなボストン大学の研究グループによる論文を見つけたので、以下のように、ざっくり概要(ポイント)を翻訳して紹介いたしました。


タイトル(和約):

フラボノイド オフスプリング コホートによる長期的なフラボノイド摂取とアルツハイマー型認知症ならびに関連する認知症リスクの関係


<概要>
米国にて、認知症のない2800人に対して、アルツハイマー型認知症ならびに関連する認知症(以下、認知症とする)になるリスクを20年追跡した。結果、フラボノイドをたくさん摂ってた人は、認知症になるリスクが有意に低かった。

出典:Long-term dietary flavonoid intake and risk of Alzheimer disease and related dementias in the Framingham Offspring Cohort. Am J Clin Nutr. 2020;112(2):343-353.


フラボノイドとは、ポリフェノールの一種。
フラボノイドの多い食べ物は、ベリー類(ブルーベリーやイチゴなど)、プラム、リンゴ、チェリー、オレンジ、ホウレンソウ、カカオ、ナッツ、赤ワイン、大豆、お茶などです。

成分の例で言うと、プロアントシアニジン(プロアントシアニン)、レスベラトロール、イソフラボン、カテキン類など。

詳しくは、フィトケミカルマップ(植物名付き)を参考にしていただければと思います。

フィトケミカルマップ(植物名付き)

こういったフラボノイドは、認知症に限らず、動脈硬化系疾患の予防効果も示されており、積極的に摂取した方が良いでしょう。

弊社の原料(赤ワインエキス末)でも

血管を柔らかくする効果

も示されており、長期的な摂取によって、動脈硬化系疾患も予防していけるでしょう。



こういった長期的な予防効果って、本当は非常に大事なことなのに、機能性表示食品では利用できない効果だったりします。
数ヶ月での試験で、有意差を示す必要があります。有意差を示すことができない健康成分もたくさん存在します。
日本の機能性表示食品制度の欠点だと思います。

米国などは、こういった予防効果を認識し、フラボノイドなど抗酸化物質を日常的に摂取する文化が根付いています。
日本も、ちょっとづつ根付きつつありますが、長期的な要望効果より、短期的な効果に走りがちです。

日本は、超高齢化社会が訪れています。
運動・生活習慣・食生活だけでなく、上手くサプリメントを利用して、加齢性の疾患を予防していく時代だと思います。

新型コロナウイルスによって、さらに医療費が圧迫し、セルフメディケーションの部分を強くしないと、国の財政は持たないだろう・・・。
老後のQOLも自己責任となるだろう。

ちなみに、実は、こういったフラボノイドは、ジオスゲニンなどのサポニンと同時に摂取した方が良いです。特に、認知症予防という観点では、フラボノイド+ジオスゲニンの組み合わせがもっと増えても良いと思います。
ジオスゲニンは、脳の神経細胞の修復・再生というメカニズムで

認知機能の改善効果

が示されていますから。



是非、商品設計などの参考にしていただければと思います。

鉄不足(貧血)と慢性的な疲労 with 鉄素材の特徴

最近、鉄について、かなり多くの文献を読んでいます。
奥が深い・・・。

鉄って、生きていく上で、とても大事なんですよね・・・。論文を読めば読むほど、理解が深まっていきます。

男性には理解できないかもしれませんが、

多くの女性が鉄不足に苦しんでいます。

やっぱり、月経があるので、女性の多くは、鉄不足です。
近年は、隠れ貧血とも呼ばれる潜在的鉄欠乏の女性も多いことがわかっています。

そういった女性って、明確な症状は出ないんですが、何となく疲れているなぁという日々が続いたり、お肌や顔色に出たり、様々なケースがあるようです。

そもそも、鉄って、

酸素を運ぶ輸送媒体
ヘモグロビンの材料


なので、鉄が不足して細胞に酸素が届かなくなると、必然的に細胞のエネルギー(ATP)の産生が不活発になるので、様々な症状が出てしまいます。その代表が慢性的な疲労。

鉄とエネルギー不足こんなイラストも作ってみました♪

人によっては、鬱の原因になっているケースもあるようです。
鉄って、大事なんです。

また、鉄欠乏症(貧血)についても、いろいろ調べており、いろいろな鉄欠乏症があることを学びました。

そもそも、貧血には、主に2つに分けられます。

一次性貧血
二次性貧血


一次性貧血というのは、普通に鉄の摂取量が少なく、鉄が足りていない人。
主に月経がある女性、中でもダイエット中の女性。
男性や閉経女性には、貧血が少ないです。

二次性貧血とは、鉄の摂取不足以外の原因の人、原因は、多岐に渡ります。
感染症だったり、ガンだったり、内分泌系の疾患だったり。

最近、意外に女性に多いと言われているのが、腸の炎症による貧血。
テケジョで有名な奥平先生の著書でも、紹介されています。



まぁ、腸に炎症があって便秘の女性って、多いですからね。

でも、そういった腸の炎症性の二次性貧血の女性は、

鉄剤が利用しにくい!

過去に苦しい思いをして、利用したがらない女性も少なくありません。
便が黒くカチカチになる経験をする人も少なくありません。

理由は、鉄剤の硫酸鉄・クエン酸鉄・プロリン酸鉄って、反応性が高くフリーラジカルを発生するので、さらに腸の炎症を招いてしまうためです。
鉄の推奨摂取量が2倍になるのにも関わらず、便秘薬が利用しにくい妊婦さんなんて、致命的です。

京都大学病院の川端先生も、治療指針で内服剤を使用しないケースとして、炎症性腸疾患を例に挙げています。

でも、こういった鉄剤って、安くて使いやすいんですよね・・・。

鉄を30%以上も含んでいるピロリン酸鉄なんて4000円/kgくらいですしね。

ぶっちゃけ、反対に、フリーラジカルを生じにくい
ヘム鉄はフェリチン鉄は、原料コストが高いです。

鉄をたったしか2%含有していないヘム鉄でも、20000円/kg前後しますからね。
1%あたりのコストなんて、100倍近く違いますからね・・・。

でも、なかなか、その差って評価してもらいにくいんですよね・・・。
ヘム鉄は、吸収が良いというイメージが定着しているから評価されている部分はあります。まぁ実は、それは食事性の鉄のケースだけで、鉄欠乏時、鉄剤との吸収の差はないという論文も多いのですが・・・。

未だ新しい大豆由来フェリチン鉄なんて、なかなか評価されない。
まぁ、フリーラジカルを出さないだけでなく、味も良かったり、吸収も悪くない、ベジタリアン・イスラム圏の人でも利用できる、そして何より亜鉛・銅・マンガンなど拮抗し合わないなど、いろいろメリットもあるんですけどね。

ヘム鉄でもそうですが、フェリチン鉄を扱っていて直面するのは「使いたいけど、商売を考えると使えない・・・でも、個人的には使いたい。」という反応です。
試作サンプルを渡しても、喜ばれる。
悩ましい・・・。

鉄は鉄でも、どんな鉄を選ぶかは、嗜好性など、お客さま次第なんですよね・・・。
消費者の方には、鉄素材のメリット・デメリットを認識した上で、納得のいく選択をしていただければと思っております。
仕事のガイド
35万アクセスを超える前のノウハウを凝縮したブログ記事ガイド
ブログガイド

業務効率化の神ツールを紹介!
業務効率化ツール
各種マニュアル

成熟する健康食品サプリメント業界、勝てるセオリーで商品を作り、業務は効率化する!が非常に重要になってきております。是非、参考にしていただければと思います。
アクセス数(PV)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

趣味のガイド
競技空手研究
国内外を問わない空手の動画の解説や練習方法、グッツの紹介など
今のテーマはヨーロピアン空手
>> 國際松濤館 若草支部


ボクシングシューズ&コンプレッションまとめ
オススメの1足・1着を紹介!

新宿ラーメンバナー
新宿にお越しの際は、是非、参考に!
記事検索
著書&顧問先
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。


秘密の赤ワイン
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。

<わたしの顧問先>
クリニカメディカ/髪のクリニックSeed
Y'sサイエンスクリニック
顧問先Y'sサイエンスクリニック
ギャラリー
  • 結局 再びLenovo ThinkPadに
  • NMN商品と原産国表示
  • 競技空手の足さばき/最新の足さばき
  • 和のヴィーガン食:精進料理について考える
  • NMNの最も体感しやすい機能性は?
  • 空手の呼吸法を利用する形のススメ
プロフィール

博士(水産学) 46歳 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

営業は天職、通販化粧品会社や広告代理店での所属経験がある異色のコンサルタント。
博士論文は海洋プラスチックごみがテーマ。
プロフィール詳細は、カテゴリー最下段より。

カテゴリ別アーカイブ
厳選おすすめ書籍

業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


日本抗加齢協会の機能性食品のデータブック


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。

健康食品通販オススメ書籍
アフィリエイトプログラム
本ブログは、Amazon アソシエイト・プログラムやバリューコマースを利用しています。オススメ書籍やスポーツ用品を示すのに活用しております。+マーケティング調査のためです。

良い商品はオススメしても、本プログラムで儲けるつもりはないため、スポーツ用品などは、Yahoo!ショッピングや楽天も含め、最も安いショップでご購入いただければ幸いです。