弊社は、2011年3月3日に設立し、JR新宿駅東南口から徒歩2分、明治通り沿いにあるダヴィンチ新宿ビルのレンタルオフィスからスタートしました。
どうしても、書類の置場が必要なので、フリーアドレスではなく、固定席1席からスタートしています。

受注は、eFAXで受信し、電話は、スマホ/携帯電話のみ。
2011年の5月には、こんな記事まで書いていました。



いやぁ、当時は、これで十分でした。
というか、この時点ですでに、コロナ禍のテレワーク体制の大部分が出来上がっていました。

そして、2011年の11月に新宿コムロビルに移転し、初めて固定のオフィスを持ちました。マンションカンパニーに毛が生えたような小さなオフィス。
今の半分以下のスペース。
ある意味、原料事業だけなら、これで十分でした。
原料メーカーは、黒子中の黒子。



黒子は、オフィスで謙虚さを表さなければならんと思う

今のドルミ代々木ビルに移転したのは、2019年7月。
Nowmanなどができ、家賃の坪単価が入居時の約1.5倍に位まで跳ね上がってきたから



まぁ、オフィス移転しても、人数は変わらず。
でも、オフィスらしくなったので、顧客が訪問する機会が一気に増えました。容器や見本などがたくさん展示でき、OEM事業には、かなりプラスに働いたと思います。
実際、今のオフィスに移転して、成約率が上がったと思う。

事業の種類や会社規模によって、最適なオフィス条件が設定されると思う。

ちなみに、今のオフィスは、坪単価13000円。これだけ代々木駅と新宿駅から近くて、この家賃は破格です

多くの方々が起業し、最初からオフィスを構える人は、少なくない。
でも、勿体ないなぁと思う。
通販事業であれば、その固定費を広告費に回すべきだと思う。

こういった固定費の使い方については、私が顧客をジャッチする材料の1つになっている。

最悪、社長さんの自宅で十分だと思う。
実際、社長さん一人で、オフィスを持たず自宅で仕事し、売上10億円以上の通販会社を経営されていた人もいる。
もしくは、今、地方でも、コワーキングスペースもできてきているので、そういったものを活用すべきだと思う。


※幼馴染の弟が経営のコワーキングスペース

また、今の時代、テレワークなどが増えたため、固定スペースを借りながら、レンタルオフィスで仕事する会社も増えました。
弊社の大口顧客も、コロナ禍を経て、レンタルオフィスを活用する形態にシフトしました。ただし、かなり高級なレンタルオフィスなので、うちより固定費は、べらぼうに高いけど・・・。



高いだろうけど、おしゃれだし、ネット通販の販売者さんには良いんだと思う。
うちみたいな黒子には贅沢過ぎる。
社員の半分以上が完全リモートだから成り立つのだろう。

でも、やっぱり、無駄な固定費って、極力減らすべきだと思う。
過度な接待交際費も、時代錯誤。
ただし、人件費も固定費なのだが、そこは、抑え過ぎては良くない。特に、今後は。
弊社は、そこを決算賞与で調整している。
それは、弊社が忙しさ・大変さと社員満足度のバランスが取れており、離職率が低い理由だと思う。

これからの時代、人にお金をかける時代。

人にお金をかけず、人材の流動性が激しければ、人事担当が常に忙しいだけでなく、会社のノウハウも漏れるし、人材にかけた育成コストも無駄になってしまいます。
特に、3年から8年目という中堅を評価し、如何に残していくかが重要だと思う。

最後に、今日は、3月11日。大震災が起こった日。
大震災は、弊社が設立され、約1週間後に起こりました。
311は、顧問をしていた湘南美容外科さんの1回目の打ち合わせを終えた後、日本橋で被災し、新宿まで徒歩で戻り、関連会社のオフィスに宿泊しました。

当時は会社を立ち上げたばかりで、とても大きな不安がありました。そして、多くの人達に助けられ、弊社は、そこから大きく成長しました。

今もそうですが、オフィスや接待交際費には、お金をかけず、黒子として動いています。
今後も、その体制は崩さないと思う。
繰り返しますが、弊社は、黒子ですから・・・。