本日、食品開発展2025の最終日、金曜日ということもあり、多くの人達が会食(新橋あたり)に繰り出すだろう。まぁ、私は、初日に会食を済ませており、ちょっきり2時間で終わらせています。長時間会食は、生産性が悪いですから。

健康食品サプリメントの製造業界は、コロナ前に比べてかなり減りましたが、夜の会食が非常に多い業界でした。取引先とに限らず、社内でも。
私も、ピーク時は、週4回前後、会食がありました。

まぁ、飲んでいれば、売上が上がった良き時代でした。過去の話。

一方、会食頻度が多い会社ほど、人材の流動性が高かったなぁと記憶しています。それには、しっかりした理由があったと思います。

1. 何時なろうと会食時間に残業代が付かない
2. 高頻度で家庭やプライベートが犠牲になる
3. 成果報酬が低かった


私は、高頻度で22時過ぎ(時には終電)まで会食しても、1円も残業代が払われたことはありません。
というか、この業界、会食で残業代を払っている会社も少なく、聞いたことない。

時代が時代なので、みなし残業を多くつける等でカバーできるはずなんだけど、従業員がサービス残業を行っているケースがほとんど。
だから、夜の会食が多い会社ほど、人材の流動性が高くなるのです。

ちなみに、酒好きの経営者がパワハラ的に社員を会食につき合わせているケースも少なくない。

今の時代、それは、取引先との会食に限らず、社内での夜の会食にも当てはまると思う。弊社は、通常残業を含め、みなし残業の設定時間で十分に収まるけど、そんな会社も少ないだろう。

こんな理不尽な残業が多ければ、必然的に、家庭(主に配偶者)からの不満も増える。若い子は、プライベートな時間を搾取され、婚期も遅れてしまう。

また、社員への配慮が足りない会社ほど、成果報酬をしっかり与えようという概念も少ない。
当然、人材の流動性は、必然的に高くなってしまう。

最近は、噂でバレてしまって経験者が集まらなくなってしまったが、一時的な高給を餌に、転職者に仕事を持ってこさせる会社も存在していました。
うちと真逆。
仕事だけ置いていかせて、ポイ捨てされてしまう。競合会社に再転職できない契約になっており、最悪、個人に対して手嫌がらせで提訴されてしまう。

というか、ここもそうだが、常に多人数の募集をかけている会社は危ない。人材の流動性の高さを表している。
弊社のように、常に人的投資を試みていて募集かけ続けているけど、採用率が非常に低いケースもあるんだろうけど。

そういった人材の流動性が高い会社は、展示会に立っている社員も毎回変わっているし、営業担当もコロコロ変わる。

上記のような理由も多々あるが、その他にも、各社でいろいろな理由がある。
売れない製品を気合で売ってこいという意識で大きなノルマを負わされていたり、単に経営者からのパワハラが凄かったり、あまりにも経営者への利益配分が大きすぎて嫌になったり・・・。

何れも、将来に不安を覚えてしまう要因が会社にあるのだろう。

まぁ、弊社は、離職率が低い。
在籍年数も、みんな長い。
弊社の自慢。

一方、以下のようにも紹介しいて、甘いようで、実は、厳しい面もある。



例えば、営業に対する努力評価(プロセス)や成約率評価(結果)は、比較的厳しく行っている。
その代わり、完全プル型営業。
基本的に、リピートで多品目の受注を受けている営業マンは評価されやすい。

また、弊社は、残業管理は行わず、みなし残業代だけ払っている。まぁ、残業の有無は問わない。基本、残業は最小限。
社員の時間効率や業務効率性の意識を高く持ってもらいたいから。実際、無駄に時間を潰して、残業代を稼いでいた無能な人達も多く見てきたというのもあるだろう。

実際、残業はほとんど行わなくても、3年目で売上1億円を達成する者もおります。

とにかく、社員には、働き方に対して自己責任を持って、家庭やプライベートも大事にしてもらいたながら、柔軟に働いてもらいたいと考えています。そして、成果を出して、給与をもっともっと取ってもらいたい。


この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。