近年、中学受験を行う子供達の割合が年々増えている。なんと、今年の中学受験率は20%を超えたようです。
まぁ、今後も、受験率が高まるだろう。
それに伴い、空手教室でも、塾を優先して退会する子供達が増えてきている。
特に、奥沢の空手教室で。
たかが、週1回2回の稽古ごときで。
土地柄だなぁと思う反面、そういった判断は、本当に正解なのだろうか?
すでに、体力と学力の関係性は、科学的に示されている。
運動ができる子は、勉強もできる! 多治見市教育委員会 教育研究所
Acute moderate exercise improves mnemonic discrimination in young adults. Hippocampus. 2017;27(3):229-234. (筑波大学プレスリリース)
多角的分析から見る小学生の体力と学力の関係性および影響を与える習慣 体育学研究 2024; 69:59-72.
小学生は、体力が高いほど学力も高い傾向にあるので、小学生の運動やスポーツは重要。
特に、9歳から12歳頃のゴールデンエイジ期間。
ぶっちゃけ、教育現場の実験の場でもある筑波大学附属小学校では、かなり体力トレーニングが行われている。
体を動かすことって、脳を使うからだろう。
世の中、文武両道を体現している人達は少なくない。
柔道の朝比奈沙羅選手のように、オリンピックで金メダルを取った後、医学部に進学する人もいるくらいだ。
実際、私も、小4から小6まで野球を週6で頑張った。その時の仲間の進学先は、平均よりかなり高い。
まぁ、私の場合、中学は適当だったけど、高校のラグビー部も大学空手道部も週6だし、今も働きながら週5のペースだ。
そういった生き方をしてきているので、どうしても文武両道にこだわってしまう。
スポーツは、勉強を言い訳にしてはいけない。
文武両道を成し得る人達は、人一倍頭を使って練習している。
近年、私は、子供達の空手の指導において、基本や古臭いトレーニングより、下半身を中心に、身体能力を高めるためのトレーニングを重要視している。
大人だとかなり苦しいくらいの強度。
小学生の空手は、所詮、空手で進学を考えない限り、初段/黒帯を取ったら中学入って早々に辞めてしまう。
ある程度、小学生の間に完了させる必要がある。
だから、黒帯までの道として、週1で7年のコースより、週2で4.5年のコースを推奨している。
また、子供達の将来を考えると、中学以降に部活に入ることも想定し、脚力や身体操作の力を高めておいた方が役立つ。
小学生の時にしか養えない運動神経が存在する!
これが将来の運動習慣にもつながってくるだろう。
ちなにに、私は、中国人の人事面接をたくさん行っていた時期があった。
ほとんどが運動習慣がなく、鬼のように勉強してきていて、中高に部活というもの自身存在しないことを知った。だから、大部分で運動習慣がない。
ぶっちゃけ、人の育成という点で、違和感として、いろいろ感じるものがあった。
次に、受験って、子供達は、ストレスがたまる。
その発散場所が必須だと思う。
運動と勉強のバランスが重要。
ぶっちゃけ、空手の場合、6年生のGWまでは、ちょっと忙しくても、週1回以上は、稽古を続けた方が良いと思う。
それ以後も、週1回程度は、続けた方が良いと思う。まぁ、3月に再開できることを予定して、2学期からはお休みしても良いだろう。
何れにしても、順調に黒帯に近付いていてるのを
実際、うちの子供達も、中学受験と空手を両立していた。
長女は、黒帯を取ったのは小6の夏前だったはず。それまで両立していた。
2人とも、週2から週1に減らしながら、空手を続けていた。
ちなみに、娘の学校は、進学校なのにガンガンスポーツさせる学校だったので、硬式テニスを始め、中3で全国大会に行った。高3の7月過ぎても部活を続け、国立大学に合格した。
息子の学校は、体育会系部活にあまり力を入れている学校でもなかったし、勉強に付いていくことが大変だったため、勉強だけだ。ただし、自主的に運動している。
最後に、スポーツの場における現代の子供達の注意点。
都心の小学校は、すでにスクールカーストが出来つつあることもある。
その序列がスポーツの場にも表れることがある。
そして、子供達にストレスがたまると、いろいろな形で、ストレスの捌け口が序列の低い子に行くケースがある。
先述の通り、学力の低い子ほど、運動神経も悪く、いじめの対象にもなりやすい。
特に、空手のようなスポーツでは、絶対に合ってはならない。
私自身、そういった現場を見かけつつ、どうにもできなかった経験もあり、後悔したこともある。
スポーツこそ、そういったいじめ的なものを排除できるものであり、指導者も、できない子ほど褒めて伸ばす努力をしていかなければならない。
できるかもしれないけど、人間力の足りない子供達を導びく必要があると思う。
厳しいだけが指導でもないし、甘いのも指導の怠慢だと思う。
現代は、厳しくも楽しくなければならないと思う。
じゃなければ、スポーツの意味や役割は半減する。
何れにしても、子供達には、スポーツを通じて、多くのことを学んでもらいたい。
そして、今の時代だからこそ、強さと優しさを身に付けてもらいたい。
P.S.
ちなみに、スポーツ庁のページでは A study of the relationship between physical fitness and academic achievement in California using 2004 test results と引用されているが、私は、以下の文献が引用だと考えています。
J.B. Grissom Physical fitness and academic achievement. Journal of Exercise Physiology online 2005;8(1):11-25.
まぁ、今後も、受験率が高まるだろう。
それに伴い、空手教室でも、塾を優先して退会する子供達が増えてきている。
特に、奥沢の空手教室で。
たかが、週1回2回の稽古ごときで。
土地柄だなぁと思う反面、そういった判断は、本当に正解なのだろうか?
すでに、体力と学力の関係性は、科学的に示されている。
運動ができる子は、勉強もできる! 多治見市教育委員会 教育研究所
Acute moderate exercise improves mnemonic discrimination in young adults. Hippocampus. 2017;27(3):229-234. (筑波大学プレスリリース)
多角的分析から見る小学生の体力と学力の関係性および影響を与える習慣 体育学研究 2024; 69:59-72.
小学生は、体力が高いほど学力も高い傾向にあるので、小学生の運動やスポーツは重要。
特に、9歳から12歳頃のゴールデンエイジ期間。
ぶっちゃけ、教育現場の実験の場でもある筑波大学附属小学校では、かなり体力トレーニングが行われている。
体を動かすことって、脳を使うからだろう。
世の中、文武両道を体現している人達は少なくない。
柔道の朝比奈沙羅選手のように、オリンピックで金メダルを取った後、医学部に進学する人もいるくらいだ。
実際、私も、小4から小6まで野球を週6で頑張った。その時の仲間の進学先は、平均よりかなり高い。
まぁ、私の場合、中学は適当だったけど、高校のラグビー部も大学空手道部も週6だし、今も働きながら週5のペースだ。
そういった生き方をしてきているので、どうしても文武両道にこだわってしまう。
スポーツは、勉強を言い訳にしてはいけない。
文武両道を成し得る人達は、人一倍頭を使って練習している。
近年、私は、子供達の空手の指導において、基本や古臭いトレーニングより、下半身を中心に、身体能力を高めるためのトレーニングを重要視している。
大人だとかなり苦しいくらいの強度。
小学生の空手は、所詮、空手で進学を考えない限り、初段/黒帯を取ったら中学入って早々に辞めてしまう。
ある程度、小学生の間に完了させる必要がある。
だから、黒帯までの道として、週1で7年のコースより、週2で4.5年のコースを推奨している。
また、子供達の将来を考えると、中学以降に部活に入ることも想定し、脚力や身体操作の力を高めておいた方が役立つ。
小学生の時にしか養えない運動神経が存在する!
これが将来の運動習慣にもつながってくるだろう。
ちなにに、私は、中国人の人事面接をたくさん行っていた時期があった。
ほとんどが運動習慣がなく、鬼のように勉強してきていて、中高に部活というもの自身存在しないことを知った。だから、大部分で運動習慣がない。
ぶっちゃけ、人の育成という点で、違和感として、いろいろ感じるものがあった。
次に、受験って、子供達は、ストレスがたまる。
その発散場所が必須だと思う。
運動と勉強のバランスが重要。
ぶっちゃけ、空手の場合、6年生のGWまでは、ちょっと忙しくても、週1回以上は、稽古を続けた方が良いと思う。
それ以後も、週1回程度は、続けた方が良いと思う。まぁ、3月に再開できることを予定して、2学期からはお休みしても良いだろう。
何れにしても、順調に黒帯に近付いていてるのを
実際、うちの子供達も、中学受験と空手を両立していた。
長女は、黒帯を取ったのは小6の夏前だったはず。それまで両立していた。
2人とも、週2から週1に減らしながら、空手を続けていた。
ちなみに、娘の学校は、進学校なのにガンガンスポーツさせる学校だったので、硬式テニスを始め、中3で全国大会に行った。高3の7月過ぎても部活を続け、国立大学に合格した。
息子の学校は、体育会系部活にあまり力を入れている学校でもなかったし、勉強に付いていくことが大変だったため、勉強だけだ。ただし、自主的に運動している。
最後に、スポーツの場における現代の子供達の注意点。
都心の小学校は、すでにスクールカーストが出来つつあることもある。
その序列がスポーツの場にも表れることがある。
そして、子供達にストレスがたまると、いろいろな形で、ストレスの捌け口が序列の低い子に行くケースがある。
先述の通り、学力の低い子ほど、運動神経も悪く、いじめの対象にもなりやすい。
特に、空手のようなスポーツでは、絶対に合ってはならない。
私自身、そういった現場を見かけつつ、どうにもできなかった経験もあり、後悔したこともある。
スポーツこそ、そういったいじめ的なものを排除できるものであり、指導者も、できない子ほど褒めて伸ばす努力をしていかなければならない。
できるかもしれないけど、人間力の足りない子供達を導びく必要があると思う。
厳しいだけが指導でもないし、甘いのも指導の怠慢だと思う。
現代は、厳しくも楽しくなければならないと思う。
じゃなければ、スポーツの意味や役割は半減する。
何れにしても、子供達には、スポーツを通じて、多くのことを学んでもらいたい。
そして、今の時代だからこそ、強さと優しさを身に付けてもらいたい。
P.S.
ちなみに、スポーツ庁のページでは A study of the relationship between physical fitness and academic achievement in California using 2004 test results と引用されているが、私は、以下の文献が引用だと考えています。
J.B. Grissom Physical fitness and academic achievement. Journal of Exercise Physiology online 2005;8(1):11-25.
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