昨日、以下の記事を見て、Xでもコメントしたが、大学受験にも表れていて、東京周辺の大学だけ偏差値が軒並み上がってる。頭の良い子が上京する訳だから、地元に戻らんだろう。



地方は、その理由をしっかり認識する必要がある。

ぶっちゃけ、地元の地方に戻らん理由は、タイトルの男女の雇用格差が一番の理由だろう。

未だ地方は、女性は結婚して出産したら家庭に入るべきという古い考え方が残っている。
閉鎖的な地域ほど、その考え方が色濃く残っている。

信じられない話だろうが、私の同級生の女の子で、京都大学に合格していても、女の子という理由だけで短大に進学させられた子がいた。
当時でも、私は、とてもショッキングだったことを記憶しているが、こういった考え方は、存在していたと思う。

ちなみに「地方 男女格差 雇用」というキーワードでGoogle検索するると、AIが以下のように示してくれる。

地方における男女の雇用格差には、次のような特徴があります。
・女性の有業率は都道府県によって大きく異なり、男性と比較して差が大きい傾向がある
・女性の平均給与が男性の7割台以下という自治体が多い
・IT系の仕事が少なく、女性の受け入れに積極的な企業が少ない
女性の有業率や賃金格差の要因としては、次のようなことが考えられます。
・家庭や育児の都合、柔軟な働き方をしたいなどの理由で非正規雇用を選択する女性が多い
・女性の離職傾向が高く、昇進意欲が男性に比べて低い
・両立支援策や女性の育成策の不足
・年齢が高まったときに男性集団では賃金が大きく上昇し、女性集団では賃金が余り上昇しない
男女賃金格差が大きいと、生産性の低下や人材流出を招くリスクが高まります。

正に、その通りなんだろう。AI、すげぇなぁと思う。
こういった体質の根底には、男尊女卑の考え方があるのだろう。
ただ、生まれながら刷り込まれているので、外に出ない限り、気付かないことも多いのだろう。

私の同級生でも、女性だからと言って、合格していた京都大学に進学しなかった(させてもらえなかった?)子もいるしなぁ・・・。

また、地方は、同族企業が多く、特定一族のみが優遇されている現実もある。
私の場合、地元に戻らなかった一番の理由は、この体質です。
その体質は、今でも色濃く残っている。

うちの娘も、地方大学への進学を希望しているが、娘には、この現実をしっかり見てきてもらいたいと思っている。
そして、民間企業を希望するか、公務員を希望するかはわからんが、後悔の無い選択をしてもらいたい。

まぁ、弊社のバリバリ頑張っている女性社員は、地方出身者ばかり。
男女関係なく、活躍の場を与え、結果を出して高給取りになっていけるようにしてすることが現代の経営者の責任だと思っているので、このような記事を書こうと思ったんだろう。

最後に、この地方の体質は、すぐには変わらんだろう。
女性が少なくなり未婚の男性が増えることで、ようやく事態の深刻さを認識するのかもしれないが、認識した時には、時すでに遅しという状況になってしまうだろう。
地方創生って言葉を聞くけど、この問題を解決しない限り、絶対に無理だと思う。

反対に、つくば市、流山市、飯能市、羽村市など、郊外で子育て支援を強化し、若い世代の取り込みに力を入れている市町村が出てきているので、首都圏への集中が益々進んでしまうだろう。

まぁ、こうなってくると、インフラの老朽化も加味して、富山市のようなコンパクトシティーを模索していくしかないのだろう。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。