娘の大学受験終盤、ここに来て、中高一貫校のメリットを感じている。

中高一貫校は、授業カリキュラムが夏には終わるので、大学受験には有利。
12月に入っても授業が終わってないという都立高校もあるみたい。
特に、共通テストのボリュームがアホみたいに増えているので、近年、このメリットは大きくなっているだろう。
これは、間違えないと思う。

公立の中高一貫校(;中学受験)がベターなのだろうけど、正直、私立と違って合否は運の方が大きいと思う。
合格基準が不明瞭だし、成績が良ければ必ず合格する訳でもない。

私立の中高一貫校も、東京都民だと、今なら助成を受けれるようになったので、オススメする。



まぁ、住んでいる地域で助成制度が異なるので、助成が無い地域では、必ずしもオススメできない。
それなりにお金がかかる。

どうしても親がお金持ちの学生が多いから、メリットもあれば、デメリットもある。
子供が現実を目の当たりにする。

私がオススメしなくても、必然的に、中高一貫校へ流れはシフトしていくだろう。

都立高校第1志望が66%台、過去最低だったのも、当たり前です。先述の実質無償化の助成で、所得制限撤廃された訳ですから。



東京都は、全体的に所得も高く、元々、都心に近付くほど中学受験させる人達が多いですから。

なお、私立の中高一貫校の中には、もの凄く授業スピードが速く、個別塾などで勉強しないとついていけない学校も存在する。
塾代が別途かかる・・・。
そこは、後から知ると、えらい目に合うから知っておく必要がある。

大学受験、昨年の全体倍率は0.95と、定員割れしている。
一方、国立大学を始め、偏差値55以上の大学(特に理系大学)では、競争が激化している。ぶっちゃけ、金さえ積めば、合格率を上げることができるえつない仕組みも生まれてきている。

ちなみに、指定校推薦枠での大学進学率も上がっている。偏差値50~65くらいの大学。
当然、指定校推薦枠を多く持っている私立高校(中高一貫校)は、人気が上がっている。

今後、中学校受験や高校受験でも競争が激化し始め、親の所得で選択肢も絞られてくるだろう。
そして、この構図が格差を広げ、日本の階級化を推し進めてしまっているのだろう。

加えて、大学は、就職率や大学院進学率などで大学の評価を争い始めている。子供達は、大学に入学しても遊べない。
特に、バイトをしなければならない子供達は、遊べない。まぁ、バイトから社会を学んだ方が子供達には良いのだが。

何れにしても、勉強させている親世代と子供達では、全く異なる大学生活であることは、親はしっかり認識しておく必要があるだろう。

息苦しい嫌な時代だなぁと思う。

それは、私が雑草だからかなぁ・・・。


P.S.
私は、短ラン&ボンタンの時代、高3の高校総体(6月末)まで部活に明け暮れ、そこからの受験で東京水産大学(現 東京海洋大学 品川キャンパス)に入学した。
大学に入学したら、学生寮に入り空手に明け暮れた。バイトはたくさんしたし、酒は浴びるほど飲んでいた。
今考えても、緩い時代だったなぁと思う。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。