今回は、非常にマニアックな話題。
ただし、複数の下請け会社を利用しながらOEM商品をたくさん作っていると直面することがある事例です。
過去にも記事で紹介したのだが、実は、食品添加物の表示方法は2種類ある。
1. 賦形剤等を含み食品添加物原材の配合量順で表示
2. 賦形剤をキャリーオーバーとして除き有効成分の含有量順で表示
肌感的には、2を採用する会社の方が多いかな・・・。
今回は、もう少し、具体的な例を挙げて説明する。
以下のような配合を行うと、表示方法によって、表示順が逆転してしまう。
原料の配合量:
ドライビタミンD3(0.5%):2.52mg/日
ビタミンK(0.2%) :5.04mg/日
成分の含有量
ビタミンD:10.0㎍/日
ビタミンK:9.2㎍/日
これは、食品添加物という賦形剤をキャリーオーバーとして表示する必要のない存在によって引き起こされる。
主に脂溶性ビタミンと色素で起こる。
なお、本件に関して、どちらで表示するかは、グレーゾーンであり、行政も原料メーカー等の判断として明確な回答を避けてくるので、どちらでも問題ないのだろう。
まぁ、消費者は、絶対に気付かない。
製造のプロであっても、なかなか気が付かんだろう。そもそも、2通りの表示方法があること自体知っている人は少ないと思う。
そして、弊社は、1を採用することが多いのですが、その方式だと、極極稀にプロが違和感や矛盾を感じて気が付いてしまう可能性がある。
まさに、上記の配合のケース。
1を採用した場合、ビタミンK、ビタミンDの順で原材料表記される。一方、両成分の含有量を栄養成分ひょじした場合、ビタミンKの方が先に書いてあるのに、ビタミンDの量が多いという違和感が生じてしまう。
上記の2方式の表示方法を知らなければ、間違えだと思い、指摘してくることもあり得るだろう。
でも、先述の通り、間違えではない。
まぁ、2の方式で行えば、起こり得ない矛盾でもある。
また、実は、以下のようなルールもあったりする。
私の場合、アミノ酸商品のように、添加物が占める割合が圧倒的に多い場合は、添加物からの表示を提案する。
何れにしても、どちらも、相当の場数を踏まないと知り得ないことだろう。
どなたかが困った際、是非、この情報を利用していただければと思う。
ただし、複数の下請け会社を利用しながらOEM商品をたくさん作っていると直面することがある事例です。
過去にも記事で紹介したのだが、実は、食品添加物の表示方法は2種類ある。
1. 賦形剤等を含み食品添加物原材の配合量順で表示
2. 賦形剤をキャリーオーバーとして除き有効成分の含有量順で表示
肌感的には、2を採用する会社の方が多いかな・・・。
今回は、もう少し、具体的な例を挙げて説明する。
以下のような配合を行うと、表示方法によって、表示順が逆転してしまう。
原料の配合量:
ドライビタミンD3(0.5%):2.52mg/日
ビタミンK(0.2%) :5.04mg/日
成分の含有量
ビタミンD:10.0㎍/日
ビタミンK:9.2㎍/日
これは、食品添加物という賦形剤をキャリーオーバーとして表示する必要のない存在によって引き起こされる。
主に脂溶性ビタミンと色素で起こる。
なお、本件に関して、どちらで表示するかは、グレーゾーンであり、行政も原料メーカー等の判断として明確な回答を避けてくるので、どちらでも問題ないのだろう。
まぁ、消費者は、絶対に気付かない。
製造のプロであっても、なかなか気が付かんだろう。そもそも、2通りの表示方法があること自体知っている人は少ないと思う。
そして、弊社は、1を採用することが多いのですが、その方式だと、極極稀にプロが違和感や矛盾を感じて気が付いてしまう可能性がある。
まさに、上記の配合のケース。
1を採用した場合、ビタミンK、ビタミンDの順で原材料表記される。一方、両成分の含有量を栄養成分ひょじした場合、ビタミンKの方が先に書いてあるのに、ビタミンDの量が多いという違和感が生じてしまう。
上記の2方式の表示方法を知らなければ、間違えだと思い、指摘してくることもあり得るだろう。
でも、先述の通り、間違えではない。
まぁ、2の方式で行えば、起こり得ない矛盾でもある。
また、実は、以下のようなルールもあったりする。
私の場合、アミノ酸商品のように、添加物が占める割合が圧倒的に多い場合は、添加物からの表示を提案する。
何れにしても、どちらも、相当の場数を踏まないと知り得ないことだろう。
どなたかが困った際、是非、この情報を利用していただければと思う。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。