先日、顧客を選ぶOEM営業管理について、記事を書かせていただきました。
実は、顧客を選ぶ姿勢に関しては、弊社の場合、OEM営業に限りません。



原料の供給先についても、顧客を選んでいます。
特に、まめ鉄。

まず、市場を荒らす、顧客を騙す売り方をする販売者に関しては、供給しないという方針です。
最低配合量などの供給条件を定め、かつ優良誤認のパッケージに対しては、修正するまで供給を止めています。

一番多いのは、まめ鉄とピロリン酸第二鉄を組み合わせて配合し、フェリチン鉄のクリエイティブしか謳わないケース。



これは、明らかに優良誤認なので、徹底して排除していっております。
過去、ヘム鉄でも同様なことが起こったようですが、次は、フェリチン鉄で起こっているという現状です。

基本、先日のOEM営業管理でも述べた通り、弊社OEMの方針として、商品設計による販売教唆は行わないという点を徹底しております。

数のクリエイティブに限らず、イメージ配合もなるべく避けるようにしています。
数のクリエイティブを謳うための専用ミックス原料なんて、確実にOEM会社の販売教唆だと考えています。

OEMでも、原料でも、消費者を騙し続けるような営業活動を行っていたら、ドンドン淘汰される時代です。

実際、まめ鉄のOEM顧客は、これだけ伸びているのに、原料販売で最低量配合の販売者は、ドンドン淘汰されていっている。
ちなみに、10mg/日配合の原料顧客も、それなりに伸びています。100kg単位の注文が来る顧客が2社存在します。

まめ鉄で最低量配合する販売者やOEM会社は、通販事業の根底はリピートで儲けるということを全く理解していないんだと思う。

OEM事業も同様であり、リピート注文が来ないと、営業利益が出ない。
初回発注で終われば、ほぼ儲けなし。
現時点で、まめ鉄の弊社OEMの平均リピート注文数は、10回を超えています。多い会社は、累計発注20回を超え、かつスウィッチセル商品なども開発して、ドンドン注文を行ってくれています。

これが弊社が儲かる理由。
社員もしっかり賞与が出て、年収が上がる仕組み。

まぁ、最低量配合で消費者を騙すような商品は、弊社にとって全く必要ないのです。
むしろ、邪魔な存在なので、淘汰していくべきと考えています。

実際、パッケージ等で優良誤認が認められる場合は、原料供給を停止して、修正されるまで供給しないという姿勢を徹底しています。

弊社は、現在、OEM事業が約65%であり、それを支えているのが自社原料です。

消費者を騙すような商品は、原料事業のLTVを最高できなくなるという問題点だけでなく、OEM事業に対して間接的にダメージを与えてしまいます。非常に邪魔な存在。

こういった形で、弊社は、原料供給先も選択しています。

約一名存在するのですが・・・供給条件を満たせないからといって、商社・問屋さんの態度の悪い営業マンは、クレームを付けてきたケースもがあります。当然、門前払いしますし、そうしたら意図的に他社より高い見積もりを出して遠ざけるのみ。
本来、持ちつ持たれつの関係で、しかも弊社の方が購入額が多いのに、あの上からの態度は許せない。数万円の売上で偉そうにされるのも、おかしいと思う。

何れにしても、これが弊社の姿勢。
ただし、上記のアホは稀なケース。
直取引している多くの会社さんとは、非常に仲良くしている。

まぁ、結局のところ、これは、OEM営業の社員達を守るための姿勢でもあります。
この弊社の姿勢は、今後も変わらんだろう。
会社って、経営者だけのものだけでなく、社員が潤うための箱ですから。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。