最近、良くも悪くも、情報マネージメント効果が出てきている。
特に、まめ鉄で。

正直、弊社は、実態が見えにくい。

だって、原料メーカーなのに、営業に一切出向かない「完全プル型」で運営されているから情報漏れないし、OEM事業は情報がなかなか洩れにくい。

そもそも、現在でも、弊社が原料事業が主だと考えている人達も少なくない。
弊社は、すでにOEM事業の方が原料事業より売上比率が大きい。そして、原料事業の中でも、一部の原料は、OEM事業のための原料となっている。OEM事業を中心とした会社になっている。

まぁ、少数精鋭で会社運営しているため、どうしても売上も低く見られがち。
会社は、社員数や資本金じゃ評価できないのに・・・。
上から目線で来られるのは気分良くないけど、これこそ、うちの戦略だから仕方ない・・・。うちの社員達は、個々人の売上が顧客の売上より大きいことがほとんどであり、それでも上から目線で接する顧客が多い。

おそらく、少し実態が見えているのは、弊社の仕入れ先くらいだろう。
まぁ、仕入れ先の商社さんでも、アホな営業マンは、実態が見えてないので、非常に失礼な態度を取ってくる。未だ
特に、怒っているのは、その商社さんを一番利用している営業マン。

過去、入社したての若い営業マンに「御社から弊社への仕入れ額と、弊社から御社への仕入れ額を比べたことありますか?」と指摘し、差し出がましい指導を行ったことがあります。
若い営業マンは、もの凄く態度良くなり、今は、関係性良好で付き合っている。一方、そのアホな営業マンは、ええ年して、迅速に対応しても、お礼の言葉1つ来たことが無い。

それだけ、弊社は、実態が見えにくいのだろう。
上記のアホの営業マンの態度が証拠。

また、まめ鉄は、情報マネージメントが最も行われており、原料の流通量がトン単位になっていることは、あまり知られていない。
理由は、本原料供給の8割以上が弊社OEMで供給されているためだろう。
というか、OEMの顧客しか成長して残っていかない。

余裕を持って発注してあったはずなのに、原料が足りなくて、仕入れ担当としてはしんどい日々・・・。
今期は、前期比120~150%に増えると予測している。150%に極めて近いペース。

なので、売れていないと思われ、稀に大変失礼な問い合わせも来る

この業界、勘違いしているOEM会社営業マンが必ず存在し、供給実績を開示し、流通量を証明しろという失礼な問い合わせをされたこともある。開示・証明する義務がないし、弊社は、顧客情報を漏らす原料メーカーではないため、ぴしゃりとお断りした。

ちなみに、今期は、おそらく、今やり取りを行っている大手さんの案件が決まれば、まめ鉄の露出が増えるだろう。
情報マネージメント上、あまり好ましいことではないのだが、一気に問い合わせも増えるだろう・・・。

正直、この業界、景気の良いところに必ずコピー商品が群がる。
まめ鉄なんて顕著で、弊社OEM顧客が広告出稿量を増やすと、必ずコピー品の依頼が来る。
それって、弊社利益の分散にもつながるし、必ず市場が荒れる。特に、福岡の通販企業には、取り扱ってもらいたくない。

何れにしても、適正な市場成長のためには、情報マネージメントって必要だと思う。
弊社は、多くの原料メーカーと異なり、顧客の売れている情報を利用して営業を活動を決して行うことはない。
そのような営業手法は、利益が分散し、弊社の利益を最大化できないため。

私の持論、健康食品サプリメント原料事業において、最も大事なのは、

利益の最大化

であり、目立たず長く儲けることだと思う。
瞬間的な売上よりLTVを追う必要がある。

良い例は、コエンザイムQ10ブーム。あっという間に群がり、あっという間に市場が食い尽くされて萎んでしまった。
良い成分なのに、勿体ない。
原料メーカーさんは、大して儲けれんかっただろう。

現実問題、最悪、研究開発費(安全性データ、ヒト有効性データ)を回収できない可能性も生じるため、必ず特許戦略を絡めて、計画的に市場を成長させていく必要がある。

まぁ、理想は、まめ鉄のように、OEM供給で8割以上を牛耳ってしまうことだろう。
その分、マーケティング面でも協力しながら、顧客と二人三脚で素材を育てていく必要があり、なかなか大変なのだが。

何れにしても、今の時代、健康食品サプリメント業界は、生き残っていくためには、情報マネージメントもしっかり行っていく必要があり、できない会社は、なかなか大変な戦いが強いられるだろう。

弊社では、情報マネージメントの効果も示されているので、粛々とマネージメントを続けていくだけです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。