仕事柄、歩んできた人生的にも、とにかく出会いの多い人生を送っている。
その出会いの中で、いろいろな人達の生き方を目にしてきている。その中には、多くの経営者も含まれる。

まぁ、いろいろな子育てがされている。

子育ては、教育 の方針によって、生き方まで変える人達も少なくない。

教育には力を注がず、お金だけを与えている人達も少なくない。

反対に、子供達の教育のため、北米移住したり、マレーシア移住したりする人達もいる。
まぁ、北米だと、ダブル課税になる可能性から、奥さんと子供達だけ移住というケースもある。

私の方針としては、子供の教育にはお金の糸目をつけないことにしている。
子供達に対して、教育に勝る投資はないと考えているから。
私も、両親に投資してもらった。共働きとはいえ、今考えると、大変だっただろう。
感謝しかない。

実際、我が家は、衣・食・住に関しては、世帯年収の割に超質素であり、教育費の支出割合は大きい。

タイトルの良いお金の残し方って、良い人生を送ってもらうための残し方であり、お金を与える時期を誤ると、反対に不幸になってしまうと思う。

まず、自分でお金を稼いで苦労するまでは、お金を与えてはいけないと思う。
まともに就職して働いたこともないのに、独立資金を与えるなんて、良いことではないと思う。また、自分の会社に入れるにしても、必ず修行として他社で汗水を流させる必要があるし、いきなり重役にするのは絶対に良くない。
どちらも、社員に申し訳ない。

それ以上に過保護な育て方をしているケースも目にしているけど、お金はあっても、本当に子供達は幸せなのか?社員達は納得しているのか?とついつい思ってしまう。
最終的には、社員達に裏切られ、不幸な人生になってしまう可能性もゼロではない。

まぁ、私の考え方は、必ずしも正しいとは思わないが、苦労して得た方が充実感があり幸せだと思うので、私は、子供達に多少苦労してもらいたいと思っている。
お金の残し方も、散財しないよう、工夫して残すつもりです。

ほんと、お金って、稼ぐより、有効的に使う方が難しい。
私も、ビジネスにおいて、研究開発費の使い方が最も苦労している。

ちなみに、社員の給与も、会社にとって最も大事なお金の使い方の1つ。
特に、中小企業の場合、しっかり利益共有しなければ、必ず衰退する。内部留保せずに、税率の高い高所得の経営者に利益が集中してしまうと、ほぼほぼ、会社がダメになる。

最後に、世の中、日本を見限って、海外移住する人達も増えてきている。
そういった人達は、まず、子供達から逃がしている。
もちろん、それができるのは、金持ちだけ。

これって、日本全体で見ると、損失でしかない。
資産も海外に流出する。

未来の子供達に、何を残すべきか?
日本も、真剣に考えなければならない時期に来ていると思う。

教育も、大企業に飼われることばかり意識した教育ではなく、ドンドン起業して、世界に進出していける企業を育成する教育に変化していかなければならないと思う。

また、お金の勉強として、金融の勉強をさせる時代になった。そして、株式投資を行う若者も増えた。
でも、金融ばかり儲かり、製造業やサービス業となどいった実業で稼ぐ人達が豊かにならない時代にもなってきている。

マネーゲームも結構だが、いろいろなことを見直す時期に来ていると思う。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。