過去、私個人としても、弊社としても、我々の助言を全く聞かず、案の定失敗に至ったケースも多々あります。例えば、以下のような商品。

プラセンタエキスの錠剤
ヘム鉄の錠剤
赤ワイン由来レスベラトロールのチュアブル錠
アルギニンのハードカプセル
カルシウムのソフトカプセル
DHAの錠剤

プラセンタやヘム鉄の錠剤は、動物臭・味(血生臭さ)が好まれません。クレームにならなくても、自然に顧客が離れます。
赤ワインエキスも渋みの塊ですから、チュアブルでは美味しく作れません。実際、イメージと実際は、乖離しています。

アルギニンのカプセルやカルシウムのソフトカプセルは、有効量を入れようとすると、カプセル数が多くなってしまいます。
DHAの錠剤も同様ですが、(微量添加のみと)もっと配合量制限されますし、錠剤に油が染み出すので、質(たち)が悪いです。

何れも、適正剤型 というものを全く無視されたケース。

この業界、よくあるアホな要望として、例えば290mgしか入らないカプセルに、500mg配合(酷い場合1000mg配合)で商品設計指定される事例も多々ある。
また、錠剤で、1粒に指定しつつ、指定の内容物は1500mgを超えていて、小粒を希望する事例もありました。

いくら素人とはいえ、もう少し考えてくれよ!と心の中で叫ぶことが頻繁にある。
冗談ではなく、本当にしばしばある。
だから、弊社サイトでも、以下のような、アホみたいなFAQがたくさん存在するのです。




こういった無理のある設計を使用とされる方の特徴として、とにかくいろいろな素材を入れようとする。

以下のページでも紹介している通り、クリエイティブには、フックが不可欠。
そのフックは、多くの素材を配合するほど、焦点がボケ、エッジがなくなる。



実際、フックとなりうる主役のクリエイティブが最も重要であり、残りは、脇役でしかない。
脇役だらけだと、主役が引き立たない。

我々は、経験則から、上記のような関らず失敗に至る商品設計を止めようとするのですが、こういった顧客の特性として、ほとんど助言を聞いてくれない😢
助言を聞いているようで、結果、自分の意見だけで助言を取り入れない人も少なくない。
我々の商品ではなく、顧客の商品なので、無理強いはしませんが、リピート受注の見込みが下がってしまうので、残念な気持ちで商品製造を進めなければならなくなる・・・。

もちろん、皆さん、見事に失敗する・・・😢

まぁ、助言を聞かないなら聞かないで、最低限、上記ページのセオリーくらい読んで、売れる商品作りを意識してもらいたいなぁと思う次第です。

ちなみに、商品開発に限らず、顧客の販売戦略や利益創出戦略でも、助言を聞かない顧客はたくさんいる。
戦略の間違いが、自分達で自分の首を絞めることになるのだが、暗に助言しても理解されない・・・。

そもそも、通販で失敗される多くの販売者さんは、通販事業の本質「広告予算による先行投資型販売」を全く理解されていない。
広告代理店時代から多く見てきただけでなく、弊社立ち上げ後、あらゆる顧客と接する過程でも見てきました。

例えば、商品予算:100万円、広告・制作予算など集客予算:ほぼ0~300万円という、通販を良く知る広告代理店がしかめ面をしそうな予算で新規参入されるケースもある。

また、ゴミ商品でしか展開しない会社から独立した経営者さんが、銀行から5000万円の融資を受けてゴミ商品で勝負するというプランを聞いたこともある。近年、黒いクリエイティブで顧客を騙すような、LTVを求めないワンペイモデルの販売戦略は、成功しないだろう。

まぁ、みなさん、見事に失敗するのだが、私は、広告戦略などには口を挟まないと決めている。思っていても、決して言わないようにしている。
でも、顧客をジャッチし、部下達に対応を返させていたりする。

実は、それが弊社の高い労働生産性の生み出す秘訣の1つだったりする。要するに、部下達を泥船に乗せない。

日々、こんな感じで、弊社は運営されています。
なお、こういった顧客をセグメントするタイプの運営を行う場合、絶え間ない集客がマストになる。
集客担当としては、非常に責任が重い。
まぁ、頑張るしかないなぁと思う。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。