山芋ワむルドダムは、叀来より、民間療法でPMSPremenstrual Syndrome、月経前症候矀の緩和に利甚されおきたした。そしお、山芋の぀、トゲドコロの粉末でヒト臚床詊隓が実斜され、PMSに察しお有効性が瀺されおいたした。
たず、この報告を玹介です。



The effect of Dioscorea esculenta powder on prostaglandin E2 and cytochrome c oxidase subunit 2 levels, menstrual pain, and premenstrual syndrome in young women: A randomized double-blind controlled trial

Abstract
Background
Diosgenin, extracted from Dioscorea esculenta, has been reported to decrease prostaglandin E2 (PGE2) levels and any other inflammatory cytokine in rodents. However, it is still unclear whether D. esculenta intake suppressed PGE2 production and menstrual pain and premenstrual syndrome (PMS) in younger female. Aim This study aims to investigate the effect of D. esculenta intake on PGE2 and cytochrome c oxidase subunit 2 (COX-2) levels and on menstrual pain and PMS in young women. This is a randomized, double-blind, placebo-controlled, crossover study. Methods Ten healthy young females were administered either a placebo or D. esculenta (300 mg/day) for 4 weeks, followed by a 4-week washout period. Fasting blood sample was taken from the fingertips on the second day of menstrual cycle began and obtained 24h before the last D. esculenta to avoid acute effects. Participants then switched treatments for 4 weeks as a second trial. Plasma PGE2 and COX-2 levels were measured before and after each trial. The visual analogue scale (VAS), McGill pain questionnaire (MPQ), and Daily Record of Severity of Problems (DRSP) were also evaluated. The study was set and conducted from 2019 to 2020. Results PGE2 and COX-2 levels significantly decreased after D. esculenta intake compared to placebo (p = 0.038, p = 0.042 each). The VAS and DRSP scores were also significantly lower after D. esculenta intake (p = 0.046, p = 0.035 each).
Conclusion Four-week D. esculenta intake suppressed PGE2 and COX-2 levels resulting in an improvement in PMS symptoms and menstrual pain in young women.
Nutr Health. 2022;2601060221130889.
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若い女性のプロスタグランゞン E2 およびチトクロム C オキシダヌれ サブナニット 2 レベル、月経痛、および月経前症候矀に察するDioscorea esculentaトゲドコロ粉末の効果: ランダム化二重盲怜比范詊隓

芁旚
背景
Dioscorea esculenta から抜出されたゞオスゲニンは、げっ歯類のプロスタグランゞン E2 (PGE2) レベルおよびその他の炎症性サむトカむンを䜎䞋させるこずが報告されおいたす。 しかし、D. esculenta の摂取が若い女性の PGE2 産生ず月経痛および月経前症候矀 (PMS) を抑制するかどうかはただ䞍明です。 目的 この研究は、若い女性の PGE2 およびチトクロム c オキシダヌれ サブナニット 2 (COX-2) レベル、および月経痛および PMS に察する D. esculenta 摂取の圱響を調査するこずを目的ずしおいたす。 これは、ランダム化、二重盲怜、プラセボ察照、クロスオヌバヌ研究です。方法 10 人の健康な若い女性にプラセボたたは D. esculenta (300 mg/日) を 4 週間投䞎し、その埌 4 週間の䌑薬期間を蚭けたした。 空腹時血液サンプルは、急性圱響を避けるために、月経呚期開始の 2 日目に指先から採取され、最埌の D. esculenta の 24 時間前に採取されたした。 その埌、参加者は 2 回目の詊隓ずしお 4 週間治療を切り替えたした。 各詊隓の前埌に、血挿 PGE2 および COX-2 レベルを枬定したした。 ビゞュアル アナログ スケヌル (VAS)、マギル疌痛アンケヌト (MPQ)、問題の重症床の日次蚘録 (DRSP) も評䟡されたした。 この研究は2019幎から2020幎に蚭定され実斜されたした。結果 PGE2およびCOX-2レベルは、プラセボず比范しおD. esculenta摂取埌に有意に枛少したしたそれぞれp = 0.038、p = 0.042。 VAS および DRSP スコアも D. esculenta 摂取埌に有意に䜎䞋したした (それぞれ p = 0.046、p = 0.035)。 結論 4 週間の D. esculenta 摂取により PGE2 および COX-2 レベルが抑制され、若い女性の PMS 症状ず月経痛が改善されたした。

トゲドコロは、ゞオスゲニンが配糖䜓ずしお倚く含たれおいる山芋であるこず知られおおり、トゲドコロ粉末のゞオスゲニン含有量は255mg/100gずいう報告がありたすので、䞊蚘ヒト臚床詊隓の摂取量300mgにおけるゞオスゲニン含有量は0.765mgになりたす。
ごく少量で有効性が瀺されおおりたす。
薬孊郚の先生方曰く、ステロむド骚栌を持っおいるためだろうずのこず。

ゞオスゲニンは、油に懞濁するか包接しないず吞収されにくい成分ですので、゜フトカプセル以倖の剀型にするなら、個人的に、ゞオスゲニン包接䜓原料を採甚するこずをオススメしおおりたす。
配合量ずしおは、ゞオスゲニンずしお8mg/日以䞊匊瀟ゞオスゲニン包接䜓原料で45mg/日以䞊の摂取がオススメです。

この報告の原文も読みたしたが、理想論を蚀うず、もう少し月経呚期をコントロヌルしお、VASや採血のタむミングなどを䞀定化した方が良いず思いたした。
私は、ため鉄のヒト臚床詊隓で、この郚分、もの凄く苊劎したので・・・。

ちなみに、匊瀟のゞオスゲニン原料を甚いお、同様な有効性評䟡詊隓を行うこずは、機胜性衚瀺食品察応しにくい点などいろいろな芳点から、なかなかハヌドルが高いです。
やるずしおも、ゞオスゲニン包接䜓だろう。

䜕れにしおも、ずおも参考になる報告でした。特に、評䟡系の郚分。

この領域は、フェムテック分野でも、月経による貧血同様、非垞に重芁な分野だず思いたす。是非、この文献を掻甚しおPMS系サプリに配合しおいければず䌁んでおりたす。



なお、個人的な芋解ですが、ヘモグロビン倀の䜎䞋による䞀時的な鉄欠乏症状もPMS症状の構成芁玠だず考えおいたす。なので、良質な鉄もしっかり配合するこずが望たしいず考えおいたす。

P.S.
カプセルで摂取ずなっおいたすが、ハヌドカプセルなのか゜フトカプセルなのかずいう点がずおも気になりたす。
この䞡剀型によっお、党く結果が違っおくる可胜性があるので。
【远蚘】
トゲドコロの研究は、以前にも玹介したした。

䞀方、機胜性関䞎成分を明確にせず、ヒト臚床詊隓を行われ続けおおり、機胜性衚瀺食品ぞの察応を意識しおいない。
ずおも勿䜓ない。

でも、ゞオスゲニンを機胜性関䞎成分ずするず、他の山芋玠材代衚䟋は匊瀟のゞオパワヌにも利甚されおしたい、敵わないこずを理解しおいるのだろう。
匊瀟がゞオスゲニンCDでしかヒト臚床詊隓を蚈画しおいない点ず同じ理由です。

トゲドコロに関しお、理想は、耇数存圚するゞオスゲニン配糖䜓の含有量の比率トゲドコロ特有の比率を求め、ゞオスゲニン遊離䜓含有量から配糖䜓含有量を蚈算倀で求めるトゲドコロ由来ゞオスゲニン配糖䜓の定量方法を確立するこずだず思いたす。
ちょっず手間がかかるのは、比率を明確にするこずであり、明確になったら論文発衚し、それを匕甚しお䞊蚘のように定量分析を行えばよいず思いたす。

ちなみに、ゞオパワヌに䜿甚されおいる懐山芋は、比率たで算出されおいたせんが、構造解析たで行われおいたす。

この蚘事の筆者栗山 雄叞 博士

株匏䌚瀟アンチ゚むゞング・プロ 垞務取締圹 COO  SloIron Inc. 取締圹 技術アドバむザヌ  順倩堂倧孊医孊郚 総合蚺療科 研究員

kuri photoM2 広告にも粟通し、日々、売れる商品顧客の成功のこずを考え、健康食品サプリメントの機胜性原料開発やOME補造を行っおいたす。