弊社の営業方針では、顧客セグメントを重要視している。
実際、以下のような記事でも紹介されているようなセグメントが行われている。



・商品設計が完全固定化されている案件
・販売コンサルまで求めてくる案件

・最小ロットを満たしていない案件
・コピペ問い合わせ

大きなフォントサイズで強調してある2案件は、同時に要求されることが多い。
即、お断りしている。
弊社が行うべき仕事ではない。

基本的に、商品設計や原料選定が弊社のノウハウです。
最悪のケースとして、原料まで指定されてあり、弊社に何をしてもらいたいのかな?と不思議に思うことも多々あります。

コンサルについて。
私は、大手製薬会社さんや大手美容外科さんの顧問の経験もあり、かつ問題になている再大手広告代理店さんからも薬事チェックのお仕事をいただいたりした経験もある。
何れも、私の時間に対する収益の費用対効果を考えると、費用対効果が合わないため、現在、コンサルティング事業は行っていません。
というか、私の時給から算出した顧問料は、スタートアップ企業では、払いきれないと思う。事業自身、成り立たない。

一方、特別な顧客(通販会社)に対しては、成果報酬型で顧問を行っている。両社とも、売上が10億を超え、順調に伸びている。
同時に、弊社自社原料のイメージ競合商品として、市場を牽引してくれている。

次に、最小ロットを満たしていない案件については、記載されていて読まれないため、最近、無駄な時間を浪費しないように問い合わせフォームでセグメントするようにした。



そうすると、困ったことに、電話での問い合わせが増えるんだな・・・。
でも、電話である程度の要望を聞き、細かい要望は、問い合わせフォームに記載してほしいとフォームに誘導しています。
そうすると、失礼なことに、連絡が途絶える・・・。
まぁ、これでリスクを負わずに楽して儲けようと考える顧客を排除することが可能になります。

ぶっちゃけ、希望製造ロットが500個以下の会社さんって、集客予算も十分に確保されていないので、ほとんど2回目の発注が期待できないんですよね・・・。

むしろ、マーケティング力だけで、ゴミ商品を売った方が未だ勝率がある。と言いつつ、ゴミ商品ではなかなか成功できなくなっているので、私の場合、半分以上は断ってしまうだろう。

ちなみに、私が担当すると、顧客に対する評価が厳しいため、断られる率が高いだろう。
細かい商品設計や原料指定がされていて、売れないと判断すると、すぐに断っちゃうから。遠回しに・・・。
実際、各営業マンで、断り方が微妙に違う。無駄だと思っても、ひとまず追う営業マンもいれば、費用対効果の合わない顧客にズルズル長引かされる営業マンもいる。
まぁ、それでも、お問い合わせフォームの段階で、かなりセグメントされているので、弊社の営業収支が合うようになっている。

現在、セグメントしていても一週間に3~8件くらいのペースで新規問い合わせがある。そして、各営業マンは、毎月2~5品ペースで商品化を行っている。
見込みのない顧客をセグメントしなければ、マンパワーの問題で収益性を下げてしまうという背景もあるです。
せっかくお問い合わせていただいたお客様には、その点をご理解いただければと思います。一応、申し訳なくは、思っております。

まぁ、こういった強気のセグメントができるのも、弊社が集客が上手くいっているからできる。
やっぱり、SEOの効果が他社より強く効いている。
広告会社にはできないSEOが行われている。
ほんと、弊社は、半分IT企業だなぁと思う。

さて、このビジネスモデルも、あと何年続くだろう??
ビジネスって、盛者必衰なので、常に攻めていかなければならない。その責める手立てが打てなくなったら、私も引退なのかもしれない。
そう言い聞かせながら、必死に頑張っております。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。