いやぁぁ、英語でも日本語でも、毎日のようにメール営業や電話営業が弊社に届きます。露出が高まっているせいか、その件数は、日に日に増えてきます。
先週は、酷かった・・・。
対応が面倒で、困っています。

でも、ほんと、こういったテレアポやメール営業って、成果出るのかな?と不思議に思っちゃいます。

過去、広告代理店にいた時、仕事のない新人たちがテレアポを行っていましたが、結果は、散々なものでした。
可哀そうで仕方なかった・・・。
ものすごいアポ率低いし、アポが取れた顧客も、非常に質が悪かった。

やっぱり、プッシュ型の営業って、どうしても顧客側が選ぶ立場で優位になるので、無理難題も要求されやすい。
どうしても不効率になってしまう。

そして、こういったテレアポやメール営業を行っている会社に限って、不効率な営業の成果を試用期間中の新人の本採用基準にしていたりする。
可哀そうで仕方ない。
でも、こういった会社を選んだ方も悪い。

多くが050番号からかかってくるので、在宅勤務で行わせている会社も少なくないのだろう。いや、今、大部分が在宅なのかな・・・。



今の時代、B2B事業も、インターネットを用いたプル型営業が主流となり始めている。
健康食品サプリメント業界においても、大手受託加工会社さんも、インターネット集客に広告費を投じる時代。

まぁ、インターネットを用いたプル型営業って、ウェットな対面営業と真逆で、ドライに製品力が問われるので、厳しい市場でもある。
一方、こういった製品しか勝てない市場になってきており、先に成熟した海外なんて、もっとジャッチが厳しい。

まぁ、テレアポやメール営業をさせている会社は、こういったドライな製品力勝負で勝っていけないから、無意味で不効率な営業を行い続けるのだろう・・・。
というか、行わざる負えない。

私から言わされば、健康食品サプリメント業界における原料メーカーのルート営業も同じ位置づけです。
今や、原料は、提案されて顧客に紹介する時代から、顧客が原料(の条件)を選ぶ時代になっている。受託加工会社の営業マンも、使いたい原料が見つかったら、問い合わせて検討する時代。

私にも、複数の原料採用実績のある大手受託過去会社から頻繁に問い合わせがある。
データベースから見つけてきて、市場動向や製剤性などをインタビューするためです。まぁ、私名指しで連絡が来る理由です。
ちなみに、どんな仕組みになっているかわからないが、多く採用検討されている素材はわかるようになっているらしい。よくできた仕組みだと思う。あの規模で、それで来ていること自身、すごいと思う。

そして、この大手受託加工会社さんは、数年前(コロナ前)から、原料営業を原則禁止にしている。しつこい原料会社は、新人に対応させてあしらう方針(名目上、新人の勉強)で対応されている。
過去、こんな形で紹介も行っております。


ほんと、しつこい原料営業って、嫌われる時代になったのです。

まぁ、反対に、私が2年に1度くらいしか訪問していないので・・・提案は必要ないので、たまには遊びに来てほしいという要望も届くんですけどね・・・。
何れにしても、市場は、ドライな市場に変化しています。

一方、こういったドライな市場の中でも、勝っていく素材は存在する。
まめ鉄が良い例です。



実は、今、まめ鉄は、日本市場が米国市場を追い抜くような勢いで出荷量が増えている。
ドンドン注文が来るが、製造が追いつかず、しんどい・・・。
ここからも、もはや、プル型営業の時代であることがよくわかる。

日本市場のポテンシャルは、米国に比べ、意外に高い。
日本市場は、マーケットは米国の半分以下だが、安くて吸収の良いキレート鉄が使えなかったり、大豆文化が根付いているので、まめ鉄(大豆由来フェリチン鉄)の販売には良い土壌があるのだと思う。

まぁ、弊社は、プッシュ型営業を全く行わない方針で、プル型営業のみで勝負する会社です。
今後も、その方針を徹底していくのみです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。