空手(伝統派)は10年のブランクがあったが、始めてから29年。
ボクシングも、始めてから6年ほど経過する。
空手とボクシングの違いを理解すると、両方に活かせます。特に、空手の海外選手は、ボクシングの要素も取り入れています。

今回は、タイトルの通り、空手の植草歩選手の動画から、その違いを解説したいと思います。



まず、植草選手がどのように補正すれば、完全にボクシングの動きになるか?

1.引手を取らない
2.ストレートは「二軸」で腰を回転する

3.内腿を締める
4.ガードを上げる

まぁ、ボクシングでは、引手はNG。
引手を取らないで、腰を回します。

そのためには、腰に2軸で回す必要があります。
具体的には・・・

つま先を回転させて、腰を回転させる!
その際、内腿を締め、インパクトの瞬間、空手と同様踏み込み、体重を乗せる。回転は、足の薬指の付け根を軸に回転させつつ、上足底で蹴りこむ感じで行います。
真半身から、やや半身にした方が、内腿を締めやすいと思います。

こういった助言は、伝統派空手の経験があるボクシングトレーナーでしかできないだろう☺

また、このボクシングのストレートの技術は、前拳を動かさずに逆上を打つ技術をマスターしやすくなります。

加えて、この動画を参考にすれば、ダイナマイトパンチに変わるだろう。



体重移動は、比較的、伝統派空手の選手は、真似しやすいだろう。
特に、中段逆突きが得意な選手。
是非、ダイナマイトパンチの植草選手を見てみたい。

まぁ、植草選手の動画を見てわかると思うが、手を投げるように打つことは、伝統派空手の選手の場合、簡単にできちゃいます。
でも、2軸での回転って、接する機会が少ないので、意外に気が付かない。気が付けば、すぐにできるようになるのに・・・。

ちなみに、2軸での回転は、どのように競技空手に活かせるか?を研究中。私は、やや2軸で腰を回してます。
一方、海外選手は、中段逆突きも2軸で回転する。
ルフェーブル先生の逆突きも、実は、2軸で回転させている。



そして、その究極の動きとして、つま先で回転させた後、つま先を伸ばし切る。
中間の動き(2軸での逆突き)の経験がないから、日本人は、マスターしにくだろう。
あと、コンビネーションキックがないと、上手く突けない。床だと滑りが悪いから、マットが理想。

まぁ、私は、マスターし切れないので、マスターすることを諦めましたが・・・。

今、ボクシングの技術を競技空手にも活かすため、いろいろ研究していますが、今の時代、いろいろな動画を見ることができるので、今、テコンドーの蹴りも研究し始めています。
最近、とても参考になる動画あったので、近日中に紹介できればなぁと思っております。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。