ここ最近、まめ鉄の原料問い合わせがやたらと多く、なぜだろう?と思い、調査を行っていました。
今回は、その調査結果を紹介です。

調査でわかったこと。
関係性が明確ではないですが、以下のような背景があるようです。

ヘム鉄の原料メーカーの撤退
ヴィーガン市場の拡大


まず、某原料メーカーさんがヘム鉄を終売され、その切り替えで、まめ鉄が提案されているようです。
おそらく、ヴィーガン市場の盛り上がりが後押ししているのでしょう。
少なからず、この動画広告の影響もあるのだろう。



まぁ、これがシンプルな理由だと思う。

そして、なぜ?某原料メーカーさんが終売されたのだろう?と思い、さらに調査してみました。
明確な理由は、わかりませんでしたが、

タイトルの「中国におけるヘム鉄原料の規格基準強化」
GB1903.52-2021食品安全国家标准 食品营养强化剂 氯化高铁血红素
2021年9月7日公布、2022年3月7日施行

という変化も知ることができました。

弊社の台湾人スタッフに聞いたところ、今まで、中国では、ヘム鉄の規制がなかったそうです。
そこで、安全基準を強化し、ヘム鉄の規格基準が作成されたようです。

その規格の中で気になった点が1つ。この規格。

铁含量(以 Fe计),w/% ≥ 7.7 GB5009.90

市場調査をしたところ、中国には、鉄2%品の原料と鉄8%品の原料が製造されているようです。
こういった中国における規格基準ができてしまうと、日本で主に流通している鉄2%品の原料が作られなくなるのでは?と思いました。

もしかしたら、この中国でのヘム鉄原料の規格基準の強化が影響しているのかな?と思っちゃいました。まぁ、ヘム鉄は、糖物製剤に該当するので、中国以外から仕入れていても、日本で製造していたとしても、なかなか大変だと思うけど・・・。
ちなみに、日本のヘム鉄の規格基準は、鉄として1.0~2.6%含有。鉄8%原料は流通できない。

まぁ、この規格基準強化の影響は、少なからず、日本にも出てくるのだろう。
例えば、日本で製造されたヘム鉄(鉄2%)を含む商品は、この規制強化の影響を受けてしまう可能性がある。

一方、まめ鉄(鉄5%以上)は、アルコール抽出ではない大豆抽出物なので、規制を受ける可能性は低いと判断され、中国向けの商品案件への検討も増えています。
意外に、まめ鉄において、この規制強化が追い風なのかもしれない。

ことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、意外な要因が市場に影響を与えていることが多々あります。もしかすると、今回の事例も、そうなのかもしれない。

ほんと、市場とは、面白いものです。
まぁ、逆のケースもあるので、怖くもあるのだが・・・。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。