競技空手の組手競技は、私の大学時代より、かなり進化しています。やはり、情報化して、簡単にノウハウを学ぶことができる時代だからでしょう。
昔のような、一子相伝・口伝といった時代ではなくなってきています。

例えば、ここ数年、競技空手の世界において、刻み突きは、手から出すというのが一般的になりつつあります。
最近では、中段逆突きも、この動画のように手から出すようです。



手から突きを出すと、反応されにくいからです。
(私は、大学時代、刻みは手から突いていたけど、逆突きは手から突いていなかった。得点率が格段に刻みの方が高かった理由は、この違いであったことに、最近、ようやく気が付いた。)

まぁ、逆突きの前に、手から出す刻み突きをマスターすべきです。もちろん、手から出す逆突きも大事であり、中段逆突きのカウンターでも差が出ます。

いろいろな動画で手の出し方が説明されていますか、私は、この1点だけ意識すれば良いと考えています。

前足の上がり切ったところで突きを伸ばし切る!

足が着いた段階で引き切るというイメージでは、手から出しにくい。
前足の上がりに合わせた方が手から出しやすい。

これは、JKFanでも写真で解説されていました。英語版なら、この号です。Unlimitedで利用されていれば、無料で見ることができます。



ほんと、世の中が情報化し、空手の技術も情報化しました。
ノウハウが公開されたり、ノウハウが解説されることにより、過去ではありえないくらい、技術革新が進んでいます。

その進化の中、刻み突きも、様々な突き方がなされるようになりました。

上段はガードせず下から突き上げるように突く
正拳だけでなく縦拳でも突く
スィッチして引く


そういった技術をトップ選手が利用しています。
例えば、西村選手は、DVD「西村拳の空手術」で下からも突くことを勧めている。

また、縦拳は、五明選手の刻み突きの突きをみれば、すぐわかる。



まぁ、縦拳については、賛否両論だろう。
縦拳のメリット、正拳のメリットがあるだろう。



私も、逆構えでは、縦拳を使うようになった。脇が開かなくなり、上手く打てるようになった。
脇が開きやすい子供は、縦拳で突かせても良いのだろう。

ちなみに、日本拳法は、縦拳が基本です。また、ボクシングでも、縦拳の選手も多い。特に、アマチュアの選手。

最後に、コメント。
情報化し、空手のノウハウはいろいろ公開されるようになっても、技のスキルが高まっただけで、基本の部分は大きく変わっていないと思う。
例えば、先の先や後の先などができない者は勝てないだろう。
技だけでは勝てないのが実際。

やっぱり、1つの技でも極められていて、かつ先を取ることができれば勝てるのが空手の組手競技だと思う。
まぁ、世界レベルになると、違ってくるのかもしれないが・・・。

たくさんの技を持つことも重要だろう。
でも、もっと重要なのは、1つの技を磨くことだと思う。
そして、その技を磨く際、いろいろなテクニックやノウハウを参考にするのも良いけど、全部を取り込むことはできず、試行錯誤して自分に合ったものを取り入れていくべきだろう。

時代は変わっても、勝つためにやることは変わらないんだと思う。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。