弊社では、オーガニック認証を取得した大豆由来フェリチン鉄素材を取り扱っていますが、豆由来フェリチン鉄の利用は、健康食品サプリメントに限定されている訳ではありません。

物凄く、大きな規模で、豆由来フェリチン鉄の利用が検討されています。

生物学的栄養強化(Biofortification)という非常に大きな枠組みで動いています。

国連食糧農業機関 (FAO)なども動いている。



現在、食料不足による飢餓(;食糧問題)によって、必要な栄養も補えないという問題が生じています。
発展途上国の多くで、こういった栄養不足(;低栄養)が起こっています。

その1つが女性の鉄不足。
鉄不足によって、貧血症状などに苦しんでいる女性が多くいます。

そういった栄養不足問題を生物学的栄養強化栄養された作物を利用することで解決していこうという動きがあります。
以前、ルワンダでの事例もご紹介いたしました。



こういった生物学的栄養強化は、どうやって行われるのでしょう?

1. 品種改良
2. 遺伝子組み換え

品種改良だけで可能になれば、理想です。
一方、現実問題、遺伝子組み換えした方が効率的で確実なのです。

タイトルにもある究極のフェリチン鉄サプリというのは、遺伝子組み換えで鉄を強化した豆を指します。
未精製だとサプリには利用しにくいが、まぁ、補うという点では、サプリ素材と言えるだろう。

例えば、100gの豆により3mgの鉄しか摂取できなかったのに、遺伝子組み換えにより3倍の9mgの鉄が補えるようになれば、鉄不足は解消されます。
それも、豆果内の鉄は、フェリチン鉄(エンドサイトーシスで吸収される優しい鉄)であり、加工熱によって多少分解すると思われますが良質な鉄を摂取することができるのです。

ぶっちゃけ、低栄養に苦しんでいる人達からすると、十分な安全性まで配慮できない現実があります。

製法の改良により、まめ鉄のコストダウンも順調に進められているが・・・
粗原料を遺伝子組み換えで生物学的栄養強化された豆(日本での流通が認証された遺伝子)に置き換えれば、鉄含有量が3倍の豆を用いれば、より鉄高含有のフェリチン鉄原料を作ることができるだろう。
無機鉄には負けるだろうが、ヘム鉄は、全くコストで太刀打ちできないだろう。

さらにレベルの高い、究極のフェリチン鉄サプリを作ることができるだろう。

一方、もしかすると、数十年後には、(鉄強化豆に限らず、様々な栄養素で)生物学的栄養強化された作物が普通に流通する時代になっているかもしれない。

その時には、フェリチン鉄は、ヘム鉄と同様、誰もが知っている素材名になっているだろう。

何れにしても、豆由来の鉄(;フェリチン鉄)が脚光を浴びる日は、そう遠くないだろう。
市場を開拓しながら、多くの人に喜んでもらえる良い素材を供給し続けようと思う。
私の挑戦は、始まったばかり。
ファイト―!

P.S.
現在、まめ鉄のヒト臨床試験とプロテオグリカンの論文執筆を同時に行っている関係上、今週は、あまり記事をかけないだろうなぁ。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。