最近、健康食品・サプリメントの通販会社さんでは、販売戦略で大きな変化が見え始めている。

広告費を絞って収益性を追求するケース

それは、トップクラスの会社さんでうかがえる。

ぶっちゃけ、どこにも真似できない独自性の強い商品で展開すると、なんだかんだで高LTVな収益モデルを作り上げることができる。

このモデルができてしまうと、多額の広告費を投じて新規集客しなくても、リピートだけで収益が出る。
理想論は、一度得た顧客リスト内で、クロスセル商品の定期購入を得ることができるモデルを作り上げることだろう。もう1段階、収益性が高まる。
そういった会社は、すでに存在している。
最近目立たない通販会社さんに多い。

決して衰退したわけではない。戦略的な成長路線からの撤退である。

これは、ゴミ商品を作って展開していた会社さんと真面目に商品力で顧客満足を追い続けた会社において、最終的に大きな勝ち負けの差を生むことを意味している。

さて、ゴミ商品を作って展開していた会社さんの盛者必衰な様子を見て、みなさんは、どう思われますでしょうか?

また、ビジネスが成熟してくると、ゴミ商品でなくても、コスパが悪く顧客満足を得にくい商品に変化してくるため、勝っていた会社さんも勝てなくなる。
加えて、すぐに模倣品がでやすくなるので、広告費用対効果も悪化しやすく、勝ちモデルにもたどり着かないケースも増えてくる。独自性が必要な理由。

顧客満足を追い続ける商品開発って、物凄く重要なんだと思う。

これから健康食品サプリメントの通販事業で成功したいと考えている会社さんにしっかり考えてもらいたいことである。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。