憂いからの独り言です。

今、新型コロナウイルス問題は、新たなステージに進み、変異株が問題になり始めている。
ウイルスの特性を考えると、当然だろう。

もう一度、新型コロナウイルスの特性を整理すると、以下のようにまとめられるだろう。

非常に高い感染力
無症状期間
高くない致死率
(特に若年層に対して)
 ↓
感染拡大のスピードの速さ
 ↓
医療崩壊
 ↓
死亡者の増加


感染することに危機感が薄い致死率が低い人達もいる。感染しても、免疫が獲得できてラッキーと考える人もいる。
でも、そういった人達によって感染が拡大されている。無症状の人が感染を拡大させるだけでなく、水道の蛇口で感染拡大を引き起こすくらい本ウイルスは感染力が強いため、厳戒態勢を引いていても感染が拡大してしまう。
そして、家族や介護施設などに入り込み、致死率の高い層での感染を拡大させている。
結果、アメリカでは、40万人近くの死亡者を出している。



蛇口による感染拡大は、今後、飲食店にも影響が出てくるだろう。
居酒屋など酒を提供する飲食店では、トイレを利用される頻度が高い。マスク会食を行っていたも、飲食店は感染リスクが高いことになる。
こういったことが分かり始めたため、トイレの水道をセンサー式に変えたり、消毒用アルコールの設置も必須になってくるだろう。東京都のステッカー提示条件にも加わってくる可能性もあるだろう。

私も、自宅の手洗い場に、アルコールを設置した。
会社にも設置予定。

これだけ感染力が強く、感染拡大を止めれないのであれば、最悪のシナリオも見えてくる。

今、変異株が問題になっており、変異株に再感染した事例も出てきている。



こういった変異は、何度も繰り返すがウイルスの特性。
そして、インフルエンザの場合、獲得した抗体も5か月程度で失われてしまいます。
だから、インフルエンザも、毎年予防接種を打つわけです。

そういったことが新型コロナウイルスでも起こってくる可能性が出てきているのです。

一方で、変異から感染拡大のスピードが速過ぎる点を考えると、ワクチンの対応スピードを上回る可能性が出てきます。
ワクチンがほとんど意味なくなる可能性もあるのです。

ワクチンが変異株に対応したころには、別の変異株が現れ、感染拡大を引き起こしているというようなイタチの追いかけっこのようなことが起こりえるのです。

今後もコロナウイルスと長く付き合い続けなければならない可能性が高いのです。
最悪、5年、10年続いてしまうだろう。

そうなってくると、以下のような解明が重要になってくると思います。

厳戒態勢の医療機関でも感染が広がる理由の解明
有効な重症化リスク低減方法
徹底的なロックダウンと休業補償


また、本気で生活様式を変えていかなければならないだろう。
例えば、以下ように変えていかなければならないだろう。

ビジネスでの会食文化の変化
 大規模型は自粛し、小規模型に
 年末年始の宴会を夏季に移行
Go To キャンペーンの路線変更
 同居家族会食限定
年末年始
 同居家族だけ、自宅でプチ贅沢文化へ

結局、今の感染拡大は、年末年始に感染し、それが二次的に家庭内で感染が進んだことで起こっています。

私は、家庭内感染は、仕方ないと思っています。
飲食も、同居人家族での会食から盛り上げていくべきだと思っています。

一方で、政府のやり方を見ていると、飲食業に対して、補償の財源がないため、自然淘汰されるのを待っている感がある。
多くの飲食店が廃業する責任も取りたくないから、緊急事態宣言などの発令も遅れます。

ぶっちゃけ、Go To キャンペーンも、納税者に限定すべきだと思うが、選挙のことばかり考えて対策を講じる。
例えば、年金受給者は、収入も減らず、生活に大きな影響がない。
一方で、若者は、失業率が高いのにかかわらず、補償が薄い。



こんな状況では、若者も自粛するはずがない。
まぁ、今の若者もバカではないので、活動しながらも、飲食を避けるなどの感染対策を徹底しているのでしょうが。

中国は、いろいろ問題がある国であり、発信される情報も鵜吞みにできないが・・・
学ぶべきところは、しっかり学ぶべきだと思う。

対策を講じるときは、徹底的に行う必要がある!
その方が、経済へのダメージを最小限に抑えることができることは、明確です。
今の日本のように対策をダラダラ行う方が、累積で経済へのダメージが大きくなります。

やっぱり、このコロナ問題は、国による強制力も必要だと思う。
ただし、非常時の限定で、補償もワンセット。

結局、補償にあてるお金も税金です。
しっかり補償しながらも、補償にかかるお金が最小限になるような対策を国に求めていくしかないのだろう。
一方、日本人は、こういった声を上げない国民性もある。
若い世代から変わっていく必要もあるのだろう。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。