恒例!原料受託バンク原料受託バンクのランキング解説です。

1位 CBD
2位 乳酸菌
3位 コラーゲン
4位 NMN
5位 プロテイン
6位 プラセンタ
7位 黒ショウガ
8位 ビタミンC
9位 カテキン
10位 松樹皮


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。私がミスしていなければ(笑)

上位10素材は、先月とほぼ同じランキングでした。
まぁ、目立ったのは黒ショウガくらいでしょう。

黒ショウガは、地上波で放映された黒ショウガエキスの機能性表示食品のグレーなCMが影響しているものと予測しています。
脂肪がボヨヨンの、あれは目に付きました。



業界の人間だけでなく、一般消費者のアクセスが原料受託バンクに流れ込んだのでは?と考えています。
やはり、テレビメディアの影響は大きいです。
特に、外出自粛だと、情報も埋もれやすくなる半面、反響も大きくなりやすいのでしょう。

次に、このランキング解説、過去にもお話ししましたが、

登録原料メーカーが多い素材ほど上位ランキングされやすい
そして、
原料メーカーによるアクセスの影響が大きい

そのため、今月は、新規登録した会社さんが登録した原料でのアクセスが増えました。
これでは、市場動向が全く反映されない。

上位3原料が動きにくい理由も、ここにあります。まぁ、間接的に市場を反映しているだが、動向は反映されにくいです。

また、輸入実績のない原料や常時在庫されていない原料の登録が増えている。
さらに、中には、食品検疫が通らないような原料まで登録されている。

リアルなユーザーは原料受託バンクを利用しなくなるだろう。

一番困るのは、採用を予定していたのに原料が供給されない・最小ロットが大き過ぎる、日本に在庫がないからリードタイム1ヶ月以上、見積りの価格が発注時に変わってしまうなどのようなことです。
平気で嘘をつかれることも多々ある。
実際、弊社でも起こったことであり、それ以降、新規原料調達先・原料には、フィルターとして私自身が目利きするようにしている。

ちなみに、安定供給の信頼で商売されている原料商社・問屋さんが一番取り扱いたくない原料の特徴だろう。
同じような信頼が原料受託バンクにも問われるのです。

これを機に、何らかの原料登録基準を設けていかないと、コンテンツとしての質は、確実に落ちてしまうだろう。

実体のない虚像だけの販売というものも可能な時代なので、注意が必要だと思います。

アメリカのIngredientsonline.comでは、在庫状況までわかる原料もあり、徹底して対策さている。まぁ、一方で、別の問題も生じています。



日本の商文化には合わないだろうが、ここが日本に進出してくる可能性もゼロではない。

ちょうど今、健康食品サプリメントの原料系のWebコンテンツが増え始めた時期です。
すぐには、逆転しないだろうが、運営方針次第によっては、数年後に逆転されてしまう可能性もあるでしょう。

やっぱり、競合コンテンツは、流石に商社・問屋さんの出身だけあって、原料選定を重視されています。一方、まだまだ登録原料が少ないので、ユーザービリティーが低いです。
質と量、非常に難しい問題です。

さてさて、話は戻り、ランキングについてですが・・・

全体について、中国向け案件の色が薄れ、国内向けに機能性表示食品対応原料にアクセスがシフトしつつあるように見えます。

コロナの影響により、素材に対する信用・信頼も求められるようになり、日本市場で売れる商品が限定されてきました。
コロナ禍で最も伸びたのは、

信頼性の高いベースサプリ(ビタミン・ミネラル)

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、鉄、セレンなど、感染対策で免疫関係に必要な栄養素を補おうという動きが強まりました。
確実に予防できるわけではないですが、安心を買うという要素で売れたのだと推測されます。
アフターコロナで必要なことだと思います。

その流れで、機能性表示食品へシフトしているような感じがします。実際、弊社にも、機能性表示食品の問い合わせが多く入りました。

今後も、この動きが続くものと予測しています。

中国市場は、今まで積極的に投資・参入していた方々が別の仕事に(一時的かもしれないが)シフトしている感じがします。
なので、動いている商品と動いていない商品の差が激しいです。

NMNに関しては、国内向けの需要も伸びてきているようです。
一方、ブームが起こる前に期待値だけで価格競争が激化というバカげた状況が起こり始めています。
これでは、自分達で自分達の首を絞めるようなものです。

帝人さんの商品も価格を下げましたし・・・。

ちなみに、一番安価な原料は、原料受託バンクでは紹介されていない。そういった戦略なんでしょう。情報戦なので、ある意味、正解かも。

CBDに関しては、受託加工工場の多くが取り扱いNGなので、加工してくれる会社を探して、コンタクトしまくっている会社さんの動きが目立ちます。

今、消費者庁の監視の目が厳しくなっているので、仮に製造できても、通販では厳しいと思います。
やっぱり、今流通し始めているクローズドなネットワークビジネスやエステ・クリニックなどの半クローズドなルートから攻めるのが理想だろう。

一方、コロナの影響が大きいルートでもあるので、注意しながら展開する必要があると思います。

最後に、市場も変化し、この毎月の原料受託バンクのランキング解説も、もうそろそろ役目を終える時期に来ているように感じています。
私のリソースの再分配も兼ねて、本気で終了を検討したいと思います。

今の原料受託バンクのランキングは、解説しにくい。
変化があるようで、変化がない。
やっぱり、情報発信するなら、読んでいる方々に喜んでもらえる情報にしたい。
そういった葛藤がある中で記事を書いていると、どうしても費やす時間が伸びてきます。この時間を別の仕事に当てた方が良いように思えます。

実際、市場動向を紹介するのであれば、四半期毎でも良いように感じられます。
いろいろ検討してみたいと思います。


【オマケ】

弊社関連の原料としては、27位と30位に、プロテオグリカンと山芋(ジオスゲニン)がランクインしていました♪
独自原料で展開していると、ランクインしても、11~30位。
こんなもんです。

プロテオグリカンは、製法特許取得が多少なりとも影響しているのかな?

まぁ、主に原液化粧品で活きる特許なので、健康食品サプリメントでは、特許製法としか言えんので、影響は化粧品より少ないだろう。

5月は、ジオスゲニンの採用と問い合わせが多かったです。
まぁ、滋養強壮系ばかりですが・・・
順調に伸びています。
一方、昨日紹介した通り、流通してはいけないような原料が原料受託バンクで紹介されているので、正直、止めてもらいたい。回収騒動を起こされて、ジオスゲニンが行政から目を付けられたくもない。



まぁ、ジオパワー15は、完全にブランド化され始めているので、価格だけでは市場を崩せないだろう。マーケティング戦略・ブランド戦略・特許戦略のどれもが想定通り上手く働いています。

現在、弊社は、自社サイトへのテコ入れに力を注いでいます。
原料受託バンクも組み合わせながら、淡々と、集客体制を強化していくだけです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。