弊社は、比較的アミノ酸を利用した粉末ドリンクを作ることが多いです。基本、HGH系のアミノ酸を用いることが多いです。
アミノ酸を大量に安く仕入れているので、コスパの面でも顧客が勝っていけるからでしょう。

こういったアミノ酸高配合の商品を作っていると、商品化の際、よく起こることがあります。

たんぱく質が100超える! g/100gで。

速攻で、分析依頼した機関から連絡が入ります。
主な原因は、アルギニンです。

基本、アルギニンが50%くらい配合されら商品について、たんぱく質量をケルダール法で分析すると、たんぱく質量は100を超えます。

ケルダール法というのは、食品中の窒素量を定量し、たんぱく質に換算する方法であり

アルギニンなどは窒素を多く含むためです。
基本、アミノ基の数が関係してきます。

そもそも、アミノ酸は、それぞれ含んでいる窒素量が異なります。そのため、以下のように換算を定められている食品も存在します。

窒素・たんぱく質換算係数
アーモンド:5.18、アマランサス、ナッツ類(アーモンド、ブラジルナッツ、らっかせいを除く。)、種実類(あさ、えごま、かぼちゃ、けし、ごま、すいか、はす、ひし、ひまわり):5.30、ブラジルナッツ、らっかせい:5.46、ふかひれ、ゼラチン、腱(うし)、豚足、軟骨(ぶた、にわとり):5.55、小麦粉、フランスパン、うどん・そうめん類、中華めん類、マカロニ・スパゲティ類、ふ類、小麦たんぱく、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮:5.70、だいず、だいず製品(豆腐竹輪を除く。)、えだまめ、だいずもやし、しょうゆ類、みそ類:5.71、小麦(はいが):5.80、オートミール、おおむぎ、小麦(玄殻、全粒粉)、ライ麦:5.83、こめ、こめ製品(赤飯を除く。):5.95、乳、乳製品、バター類、マーガリン類:6.38

そして、通常6.25 を用いられます。

窒素数が異なっても、6.25の係数を使用すれば、たんぱく質量も多く出てきたりするわけです。
オルニチンやシトルリンの商品でも、同じようなことが起こってきます。
基本、アルギニンは2倍多く検出されます。

これは、アミノ酸類でも起こります。例えば、クレアチンです。

私は、各アミノ酸の窒素数から、各アミノ酸の誤差量を算出したりもしています♪

この解決方法は、

添加したアミノ酸の配合量が補正するしかない!

まぁ、どこまでの精度で補正するかは別として。

実際、アルギニンを入れたプラセンタドリンクなどは、以下の式で算出されていると、糖質を低めに算出させてしまう問題も生じてしまいます。カロリーは変わらないのですが。
炭水化物(g/100g) = 100 - (水分 + たんぱく質 + 脂質 + 灰分)
※炭水化物=糖質+食物繊維
アルギニンなどを配合し、その分を補正しないと、正確な糖質や炭水化物の値は出てきません。何を表示しているかわからない状態にもなりかねません。
悪用しようと思えば、悪用できてしまいます。

健康食品OEMを行っていると、こういったこともまで理解して、栄養成分表示を行っていく必要があるのです。
意外に、アミノ酸の原料メーカーの者が対応できないので、困っちゃうのですが・・・。

我々は、こういった面でも、もっともっと信頼されるような会社になっていければと考えております。
日々努力です!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。